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777日目 5201314

2023年 12月 20日 (水)

●5201314、聴きました。

タイトルの意味は中国のスラングで一生愛している、と言う意味だそうで。中国語の一生愛しているの言葉と5201314の発音が似ているから、というのがこのスラングの由来らしい。数字の並びにこれだけ意味を持たせられるのがすごいし、それをここに持ってきてランジュちゃんの曲のタイトルとしているのもまたすごい。

ただ困ったことにこの曲はあまりに素直すぎて、わざわざ自分がつらつらと言葉を挟む必要がまったくないのだ。
まあ別に他のメンバーの曲に関しても同じことが言えるのだが、にしたってやはりランジュちゃんの迷いのなさは他と比べても圧倒的だ。それこそが彼女の最大の魅力であり、そして自分を困らせる。

先日の生放送の際に法元さんも言っていたことだが、私のラブソング編の動画もランジュちゃんだけ明らかに尺が短い。
実際に見てみればその理由は明らかで、ここでもランジュちゃんは一切迷いがないのだ。自分の意思をはっきりと自覚できていて、それを臆すことなく表現することができて、そしてそこに疑いを持つことなく突っ走れる。そりゃあ迷いなどあるはずもないし、その制作過程が超スピードであることにも納得がいく。

さらに、意志がはっきりしているのに加えて、その意思の内容もまたとてもまっすぐだ。
恋愛とはランジュが好きかどうかがすべてだ、と言い切っているから凄い。ああこういうランジュちゃんは久しぶりだなぁと思った。

ランジュちゃんがスクールアイドルとしてステージに立つ時のスタンスもこの言葉に通ずるところがあるだろう。ランジュちゃん自身は完璧なパフォーマンスを見せるだけ、ファンがそれに勝手に魅力を感じてついてくるのが私とファンの在り方だと、そんなことを言っていたランジュちゃんの姿はとても印象的だが、そのマインドが恋愛の場にも存分に発揮されていて、ランジュちゃんの作るラブソングとしての説得力が非常に高い。

スクスタ20章の例の事件の時のランジュちゃんの感じも思い出すんだよな。とにかく相手のためになると思ったことを疑わずに突き進むあの感じを忘れないでいてくれたのかと、少し嬉しくなってしまった自分がいた。
あそこのストーリーは見ていて気持ちいいばかりではなかったし、実際同好会メンバーとの衝突も大いにあったわけだが、しかしそれがランジュちゃんをランジュちゃんたらしめる大切な要素であることも確かなのだ。
相手のためと信じることを迷わず実行できることは良さでもあり、それが自分本位になってしまいがちであることは同時に良くなさでもある。その良くない部分が同好会との衝突を招いたことは否定できないと思うが、しかしそれだってランジュちゃんなのだ。
能力の高さゆえに周囲と衝突してしまう不器用さは、間違いなくランジュちゃんの脆い部分であり魅力でもあるわけで、それが失われてしまうことには少なからず寂しさを覚えてしまう。
しかし今の彼女はどうだろうか。あれだけの確執があった同好会メンバーととても楽しげにスクールアイドル活動を続けているランジュちゃんの姿は、彼女の不器用さが改善されたからこそ実現されたものなのか。そんなことはないだろう。
根底に100%の善意があることが伝わったことも手伝って、不器用なランジュちゃんは不器用なランジュちゃんのままで、良くなさも抱えたままでいられるのが同好会という場なのだ。
それだけの包容力がある同好会にいるからこそ、ランジュちゃんがらしさを失うことなく今日までその奔放さを存分に発揮することができて、そしてこのパワーに溢れたラブソングを一切の迷いなく作るまでに至ったんだと思うと、それがあまりにも嬉しい。

対イ尓一見鐘情了から始まり5201314で終わる曲、すごい。
対イ尓一見鐘情了は翻訳にかけてみたところ私はあなたに一目惚れしましたと言った意味らしく、5201314は前述のとおりあなたを一生愛しています、の意を持つ。
一曲を通して、一瞬の始まりが一生の誓いに繋がっていくのが凄く良い。

サビで少しトーンが低くなる法元さんの歌声も凄く良いんだよな。
中国語パートのかっこよさも彼女でなければそう簡単に出せるものではないだろうし本当に唯一無二の素晴らしい人だ。まあ言うまでもなく他のキャストさんももれなくみなさん唯一無二だが。

中国語パートを一瞬でも日本語に訳してくれるリリックビデオの気遣いが結構嬉しく、躍動感溢れるサビのランジュちゃんの姿も、リリックビデオ全体から伝わる焦げるようなピンクも、ランジュちゃんの力強さが存分に伝わって来て、本当にランジュちゃんのことを想って作られているビデオなんだなと感じれられてとても嬉しい。

いい曲、良いリリックビデオでした。






曲名が郵便番号過ぎたので一応調べてみたが、日本にこの数字が示す場所はないようだった。まあそうだよね。

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