着信
ある日、江川さんに仕事のパートナーからの電話がかかって来た。
ところが、電波が悪いのか、声が聞こえない。
一度切ってかけ直したが、相手が出ない。
そこで、江川さんは(あとでかけなおそう)と思っていた。
しばらくして、パートナーの同僚から電話があったので、江川さんは思いだして
「○○さんからさっき電話があったんだぁ」
と、言うと
「何時頃?」
と聞かれた。
そこで電話のかかってきた時間を言うと
「その時間…○○さん、亡くなったんだ。」
という。
突然倒れて病院に運ばれて、そのまま亡くなったんだそうだ。
それを知らせるために電話した、ということだった。
その後、亡くなった○○さんの携帯電話から、江川さんに二度ほど電話がかかってきた。
出ると切れてしまった、という話である。
【完】
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ご購入ありがとうございます!
せっかくご購入いただいたのですが、続きが何もなくてすみません。
この作品は、2006年の「超-1」と言うコンテストに応募したものです。
ブログに公開されて批評される形式のものだったんですが、ブログは残っているのですけれど、作品は削除されていました。
応募規定に、「著作権は著者にある」と書かれているし、もうブログにも載っていないのなら、自分の手元に戻してもいいのかなぁ、と、思い、noteに上げさせていただきました。
以上で、あとがきに代えさせていただきます。ご購入ありがとうございました。
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