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eat the CURRY

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カレーを食べすぎる話
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#立川

奥多摩~沢井~立川 初冬グルメ小旅行

日に日に気温を下げていき、人々に服を多く着させることで冬が自分の存在感を醸し出している。 この手口は厄介で、日本列島はついに北上してしまい、毎年決まって冬の中に取り込まれてしまう。 暖かい布団の中から出られないのは、目覚めた瞬間に顔だけ寒いことに気づくから。 そんなことを思う土曜日の朝。懸命に布団と一体になろうとしていたところ、先に起きている妻が勢いよく寝室の扉を開け放った。 今日は奥多摩に行く予定だった。 僕が住んでいる山麓も都心より寒い。奥多摩はきっとさらに寒くて、

カレー3連発スペシャル

3連発スペシャルカレー、と一度入力してタイトルを付け直した。 「なんか趣向の違うカレーが、食べた頃合いを見計らって小盛りで3連続で提供されるカレーなのかな!それって素敵だよね。紛うことなくスペシャルだよね。私も食べてみたい。食べてみることで素敵になりたい」 そういった動機でアクセスされると期待外れの記事となる。 だからその可能性を排除した。 だがしかし、2日で3食のカレーを食べし男が、確かに美味しいカレーたちを紹介していこう。 まずは5月31日のランチ。2019年で56

ベトナムからダイレクトにchichica

昨日、ベトナムの出張から無事に帰還した。 しかし、おれは怒っていた。 怒りにより握りしめた拳の圧により、爪が皮膚を切り裂き掌から血を流すといったことにはならなかったが、怒っていた。 むしろ羽田から乗った高速バスでは伊集院光のラジオ番組を聴いて笑うのを耐えていた。 その時間では何かを握りしめる行為はしなかったし、どちらかというとたるみきっていた。 しかし笑いながらも怒っていた。 こんなにも日本にいたいのに! なぜおれは、月イチで往復11時間のフライトを。 そして会議で想定

2019年のカレー23食目。chichicaの「イカのカレー」

22食目は今日の昼だった。 上司と入った居酒屋ランチで、生姜焼きカレーなるものをオーダー。 イメージしていただきたい。 具のないカレーライスに薄い生姜焼きが乗っていて、右側にキャベツが乗っている・・それを居酒屋クオリティに落とし込んだ味・・そのイメージのまんまの味だ。 「こういう感じのだろうな~!」と想像してオーダーしたら、その通りのものが出てきた。 それはそれで良いんだけど、やっぱり食べたくね?名前見ただけじゃ分かんねーやつを。 そんな中で、家に接続したいカレー屋No

冬に食べたいもの

カレーへのアクセスが容易になるよう、親指と人差し指のカーブの部分からスプーンが生えそうな今日このごろ。いかがお過ごしでしょうか。 寒いときっていうのは身体がポカポカするものを食べたくなる。 そうすると僕はまず豚汁が頭の中に浮かぶのだが、豚汁専門店というのは聞いたことがない。 なぜならば彼は通常、脇役だからだろう。 彼が食卓の真ん中にいたり、彼だけで一食が成立するというのは、日常の中であまり聞かない話だ。 しかし、食卓にプラスアルファで彼がいると心から溢れる嬉しいうれし

新年カレーカウンター回りすぎ

僕は前回のnoteで「今年はカレー食べた回数をカウントする」と宣言したがカウンター回りすぎである。 今日は1月9日。カレーを食べた回数は5回。何かがおかしい。 どこで間違ったのか振り返ってみよう。 【1月6日】3食目 立川「chichica」がイカれたことをしていたので是非とも行かなければならなかった。 一時的ではあるが、なんと通常メニューをすべてやめたのだ。そして期間限定メニューの「スープキーマカレー」だけを提供。 飲食店とは何だ?という概念を根本から問いかけるこの営

頭のてっぺんまで汗かいてこうぜ

僕が「汗」を活字にするとき、だいたいがカレーの体験を伴っている気がする。 そして、あのう・・今回も・・そうなんです・・例に漏れない。カレーを起点に汗をかいていく人生よ。 立川のレインボウスパイス。マサラカレー専門店とのことで、なかなかのスパイスが体験できそう。 駅のデッキを降りるとすぐあるし、なによりもこの思い切った看板。いや、板じゃないな?看流線形が目を引く。 店内はカウンターだけのこじんまりとした空間。ルーを2種類選べるランチで、チキンカレーと今月のカレー(赤ワインを