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初めての帰宅困難者。僕を救ってくれた1軒のそば屋「つけ蕎麦の阿国 」

10月7日午後10時14分。
首都圏に強い揺れが襲った時、山手線の車内にいた。
電車の中で揺れはほとんど感じなかったが、スマホのサイレンで地震だと知る。

そして、電車が止まる。場所は池袋。
30分社内にいたが、品川駅の停電の影響により、再開のめどはたたない。番組オンエアに携わった後の帰り、まだ晩飯を食っておらず、空腹とストレスはピークに。

「とにかく飯を食おう」

電車を抜け出し、池袋西口へ。タクシー乗り場には見たこともないような数の人で溢れ返していた。

宣言が開けたとはいえ、時短営業の続く飲食店。探せども、探せどもなかなか空いている店が見つからない。
10分ほど歩き、もうコンビニで適当にすませようかと思った、その時、一件の店からでる光が飛び込んできた。

「つけ蕎麦の阿国」というお店。

店内を除くと、飲み食いするお客さんたちの姿が。たまらず店に入る、笑顔で招き入れてくれる店員さん。そば屋だが、周りを見た渡すとほとんどが酒を飲んでいる。居酒屋系そば屋といったところだろうか。
今宵は酒はいらない、とにかく空腹を満たしたい。すぐにこの店の看板メニュー、つけそばを頼んだ。

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「うまい。。」

豚バラ肉のようなものが入ったつけだれ。ラーメンでもあうと思うが、そばが絶妙にあう。一度、神楽坂かどこかで、島耕作にでてくるつけそばを食べたことがあるが、そこよりはるかにうまかった。本当に助かりました。

食べ終わったらすぐに電車が再開していたので、そのまま駅へと戻り、無事田端の自宅に帰ることができた。あのまま電車に残っていたら、どれだけストレスが溜まっていたのだろうかと思うとぞっとする。。夜にほとんど店が開いてない現在、帰宅困難はとてもとても恐ろしい。

モバイルバッテリーは絶対持ち歩かなければ。


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