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時代はスイミー

あらためて読んで

はっ、としたのでシェアします。


『スイミー』 レオ=レオニ

大好きな作品です。


作品の中の一説。

『そのとき、岩陰にスイミーは見つけた

スイミーのとそっくりの小さな魚の兄弟たちを

スイミーは言った

「でてこいよ。皆で遊ぼう。面白い物がいっぱいだよ」

小さな赤い魚たちは答えた

「ダメだよ。大きさ魚に食べられてしまうよ」

「だけどいつまでもそこにじっとしているわけにはいかないよ。

 なんとか考えなくちゃ」

スイミーは考えた

色々考えた

うんと考えた

それから突然、スイミーは叫んだ

「そうだ、みんな一緒に泳ぐんだ

海で1番大きな魚のフリをして」

スイミーは教えた

「決して離ればなれにならない事」

「みんな持ち場を守ること」

みんなが一匹の大きな魚みたいに

泳げるようになったとき

スイミーが言った

「ぼくが目になろう」』


ひとりひとり「自分には価値がある」と思ったとき

スイミーが目になるって言ったのです。


スイミーという

カリスマやリーダーが

指示を出したのではないのです。


今時代は

ひとりひとりが自分には価値があると信じたリーダーの集団

こんなスイミーのような世界になっているのです。


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