死神くん

コロナのせいで大学の授業開始が延びたんですけど、今日になってオンライン授業も検討してると通知が来ました。
デザインの演習の授業とかどうやってオンラインでするんですかね。動画撮影編集基礎っていう授業取るんですけど…。

てなわけで、今日はドラマ『死神くん』についてです。

『死神くん』は2014年にテレ朝系で放送されていた大野智さん主演のドラマです。
在宅で暇なのでTSUTAYAでなんかドラマのDVD借りようと思ってたまたま見つけて見始めました。
テレビで放送されてたときも見てたのですが、どういうオチで終わったのか忘れちゃったな〜と思って。

大野さんは死神No.413を演じ、それを監視する監死官(カラス)役が桐谷美玲さん、悪魔役が菅田将暉さん。
死神は死期が近づいた人間の元に現れて、残りの時間でやり残したことをやるように勧め、人間が死んだらその魂を円滑に天界へ運ぶという仕事をしています。しかし死神No.413は、あまりにも人間に情をいれすぎるため、死神の中では落ちこぼれ。死神の仕事を監視する監死官にめちゃめちゃ罵倒されます。そんな死神No.413が、様々な人間の死を見届ける中で成長していく物語。今んとこ4話まで見ました。明日残り全部見ます。

この、設定がね、好きなんですよ。ファンタジーな設定。
最近ファンタジー設定のドラマ少なくないですか?前クールも、『テセウスの船』はタイムスリップしたり、『シロでもクロでもない世界でパンダは笑う。』はミスパンダの設定だったり、多少のファンタジーぽさはあるものの、振り切ってファンタジーなドラマはあんまりない。振り切ってファンタジーぽいのは最近だと2019年10月クールの『死役所』くらいですかね。
なんか、刑事ものや医療ものばかりな気がする。面白いし視聴率も取れるんですが、一時のファンタジードラマ全盛期が少し恋しいです。予算バカかかることはなんとなくわかるんですけど。

で、、。

『死神くん』はその設定のファンタジーみとか、大野さんの独特の雰囲気が面白いと思うのですが、ファンタジーだけど生死を取り扱っているのがね。
設定とか演者とかでだいぶキャッチーなんですけど、見てみると生と死について考えさせられる。で、死神がほんとにいるなんてファンタジーすぎるけど、でも人間って、死んだら天国に行くとか、運命とかって、どこかで信じている部分があるじゃないですか。だから逆にリアリティーがあるというか。

ま、結局は作り話な訳ですが。
でも、実際にあった系お涙頂戴話より、ドラマとか小説とかの作り話の方が心に刺さるんですよね。

あとこのドラマの面白いのは大野さんの演技ですよね。これに限らず『怪物くん』や『世界で1番難しい恋』とかもそうなんですけど、大野さんて低体温無気力系キャラを演じるのが上手いですよね。あの話し方で笑っちゃう。『死神くん』で言うと、3話で死亡予定者が誘拐されそれを追ってラーメン屋台に座った時に、おもむろに紅しょうがを口にして顔を歪めるシーンが好きです。ほんとに一瞬なんですけど。

ちなみに、わたしはアニメ漫画の実写化についてはどっちでもないですが、「制作者に愛のない金儲けのための実写化」はマジで嫌いです。

それでは、また明日。