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鰍沢 三遊亭圓生

江戸落語では一番好きな師匠です。私が2歳のときに他界されましたが、一度高座を見たかったです。品行方正で様子がいい。白湯を啜る音まで上品に聞こえる。とにかくカッコイイ。「鰍沢」は学生の頃にテープで聞いた時は勉強不足でわからない事が多かったです。主人公が日蓮宗信徒なのでその辺りの語彙が不可欠になってきます。サゲは駄洒落でしょうもないけど雪深い身延の山を遭難しかかって、火にあたり温まっていく様子が何度聞いても見事です。また圓生師匠が演る悪女は色気と凄みがあって素晴らしい。

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