精神的自傷行為
息苦しい。もはやマナーのようになってしまったマスクをしているせいだろうか。マスクをしながら湿度の高い日本にいるせいか。働き始めて5か月、良くない結果がほどほどに出て指導をされているせいか。自転車で30分かけて他事務所の応援に行っていて体力的に大分限界を迎えているせいか。兎にも角にも息苦しい。生き苦しい。
7年にも及ぶ付き合いのカウンセラー曰く、僕はとても怒りが激しいらしい。だがそれを表現できずにその怒りを自分にぶつけているらしい。何度も自分を殺していると言われた。
僕は戯けることは得意だが真剣に自分の想いを伝えることが病的に苦手だ。好意とかは引かれるぐらい伝えられるのに、対している人に対して抱く違和感や怒りは伝えるのが怖い。怖いがあまりに心の中で自分を痛めつけている。イメージは首締め。自分で自分にマウントを取って両手で思い切り首を絞めている。プロレスならレフェリーがいて5カウント数えてブレイクさせてくれるが、そんなものはいない。
どうして僕は精神的自傷行為を繰り返しているのだろうか。多分答えは一つ「楽だから」だ。誰かに左右されることもなく怒りを思うようにぶつけられるのは自分しかいない。僕にとっては。怒りに封をしてしまうことで僕は体調が悪くなる。体調が悪くなるのは結構しんどい。酷い頭痛や吐き気、目眩に下痢、そこらへんが僕の体調不良のテンプレートだ。
よく言えば精神的な自傷行為を繰り返す僕は人に対して刃を向けない善良な人間かもしれない。が、怒りなどの熱を対している人にぶつけない分彼女が出来ずにもう6年が経った。同世代の女性の成長度合いについていけないのだ。心のやりとりを重んじるらしい彼女たちには僕は酷くつまらなく映るようだ。
僕が自分に対して首締めをせずに誰かに対してしっかりと矛先を向けられるようになったとき僕はどんな僕になっているのだろうか。
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