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水平思考クイズ「ウミガメのスープ」自作問題供養(解答編)

先に公開した、こちらの自作問題の解答となります。
先に問題編をご覧ください。

水平思考クイズのルール

・出題者は不可解な状況の物語を提示する
・回答者は出題者に「はい」か「いいえ」で答えられる質問をする
(シェフと男は知り合いですか?スープは本当にウミガメのスープでしたか?男の死因は重要ですか?など)
・回答者は質問を繰り返すことで状況を推理していき、出題者の想定した真相を突き止められればクリア



・民衆の声

男は人気のロックミュージシャン。このコロナ禍のなか何度も配信ライブを行い、多くのファンがそれを視聴していた。
ファンのひとりである『男』も自室でその配信を見ていたが、ミュージシャンの男の「声上げろ〜!」というコールアンドレスポンスの呼びかけに従って夜中に大声を上げて飛び跳ねた結果、近所迷惑だということで近隣住民からの苦情が殺到。
当初は謝って許してもらえたものの、『男』は懲りずに何度もそれを繰り返したため、反省の色なしとして最終的には大家に部屋を追い出されてしまったのだ。



・不労所得

子どもの頃はお年玉を貰えていたが、大学生になったタイミングで貰えなくなった男。そのときは、「まだ社会人じゃないのに…」と悔しがっていた。
その後、男は結婚して子どもが生まれ、今度は自分がお年玉を渡す側になった。男は毎年お年玉を用意しながら、わが子の成長に幸せを感じていたのだ。



・気丈な女

名のある漫才大会の決勝戦。女のボケに対して「アホか!」と相方の男が突っこみ、会場は大爆笑。しかし、女のコンビは惜しくも優勝を逃してしまった。
女はその場では我慢していたものの、楽屋に戻って芸人仲間に慰められたとき、優勝できなかった悔しさから、ついに涙を流したのだった。



・親公認の趣味

小学生の『彼女』は、カブトムシが大好き。ツノがあるオスのカブトムシをたびたび公園で捕まえては、家の虫カゴで飼っていた。
ある日、捕まえたメスのカブトムシが虫カゴから脱走。それを家の中で見つけた母親は、ゴキブリだと勘違いして殺してしまったのだ。



・成長の余地なし

男が受けていたのは、職場の健康診断での視力検査。
1回目は右目、2回目は左目だったため、同じ問題でも正答率が違っていたのだった。



・見えない敵

コロナ禍のなか、上司の指示で在宅勤務となった男。在宅勤務では電気代がかかるため、節約のために夜はエアコンを切っていた。しかしその夜は猛烈な熱帯夜であり、男は熱中症で気を失ってしまっていた。
在宅勤務の規則では勤務開始時に上司に連絡することになっていたが、いつもの時刻になっても男からの連絡がない。上司が不思議に思って電話をしてみると、呂律の回っていない男の声が聞こえてきた。ただ事ではないと思った上司はあわてて救急車を呼び、男はなんとか一命を取り留めたのだった。



・思わぬ告白

一人暮らしのナツキは、飼っているオウムのミドリをとても可愛がっていた。ある日、「愛してる」とミドリが喋ったが、ナツキにはそんな言葉を教えた記憶はない。
もしかして、誰かが部屋に忍び込んでいるのでは?そう思ったナツキは警察に相談。無事ストーカーが捕まり、犯人はたびたびナツキの部屋に忍び込んでは、「愛してるよ」と呟きながら部屋を物色していたことがわかった。
その後ナツキはトラウマに悩まされつつも、引越しやカウンセリングを経て、伴侶となる人と出会い、めでたく結婚。今は結婚相手とミドリとともに、幸せに暮らしているのだ。



・報い

お笑い芸人の男は、相方とともにコントの練習をしていた。
しかし、お芝居で叫んだ「金を出せ!」というセリフがあまりに鬼気迫っていたため、近隣住人が誤って警察に通報。駆けつけた警察官に対して、相方は「叫んだのはこいつです」と男を突き出したため、男は慌てて事情を説明する羽目になった。
後日、男は相方とともに観客の前でコントを披露していた。そこでは男は台本通りに相方に銃を突きつけており、客の中にはプライベートで来ていた警察官も混ざっていたが、当然ながらそれで男が罪に問われることなどあるはずはなかったのだ。

※abemaの番組「月曜The NIGHT」にて、オフローズのカンノコレクションが話していたエピソードを元にしています。


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