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「ピンチはチャンス」って、はたして本当なのだろうか。

こんにちは!
昨日機種変をしてきたんですが、気づけば、去年の2月以来インカメがずっと壊れて使えていなかったセトちゃんです。

(今までの反動でバンバン自撮りをあげてしまうかもしれませんが、JKだなぁ〜と思って許してください🤣🍌)


さて!


突然なんですが、、

「ピンチはチャンス!」

「ピンチのときこそやり方次第でチャンスに変えられる!!」

こんな言葉を、みなさんはよく聞いたことがありませんか??

僕も小さい頃から、何かにつけ、このようなことをたくさん言われてきたな〜という感覚があります。

「ピンチ」のときって、けっこう余裕がなくなっていて、焦っていたり、落ち込んでいたりするので、
「がんばれ!!!」とただただ言われても、なかなか心が受け入れられなかったりするんですが、

「ピンチはチャンスだよ」

と言われると、
なぜか少しだけ「もしかしたらいけるかも??」という気持ちにさせられます。

「チャンス」という言葉にすごく可能性を感じるのかもしれません。

なんだか、「ピンチはチャンス」という言葉は、ピンチの際に前を向くための「必殺ワード」みたいに、使われている気もします。


、、、、、、


でも、本当にそうなんでしょうか??


、、、、、、


ピンチは普通にピンチじゃない???

ピンチが、具体的にどうチャンスに変わるの???


正直、僕は、こんな考えにいきつくこともよくありました。


しかし、

じつはこの半年くらいで、

「ピンチ」って、やっぱり「チャンス」になるのかもしれない。

と思えるような体験を、自分自身がしてきたんです。

そして、

「ピンチ」を「チャンス」に変えるために必要な鍵。

を2つ見つけました。


今日は、
感覚的にではなく、
具体例と共に数字も交えながら、

「ピンチはチャンス」って本当なの??

という問いに対する答えを、皆さんと一緒に深めていけたらと思ってます!

そして、ピンチをチャンスに変える僕なりの方法を、みなさんとシェアできたらなと思っています😊😊

あえて、今日はたっぷり書いたんですが、
最後まで読んでいただけたら嬉しいです!
よろしくお願いします🍌🍌


🍌応援者の心理🍌

さて。

僕が最近「ピンチ」を経験したのは、あるイベントを作り上げている過程でのことなんですが、

話を進めやすいように、まず、
僕が直面した「ピンチ」を整理して共有しますね。

作り上げていた「あるイベント」というのは、
『株式会社NISHINO 活動報告会』というもので、名前の通り、会社の活動のアレコレを報告するためのイベントでした。

ここまで聞くと、どこにでもある普通のイベントだな〜と思うんですが、

特殊な点が一つ。

それは、

「新入社員2人(僕もその1人)で0からイベントを作り上げる」

というルールがあったこと!

西野さんから、
「コンテンツ案、演出、集客、空間設計、、などなど全てを0から考えてやってみてー!」

その際、
・本番までの過程、舞台上、舞台裏、全てがエンターテインメントであること。
・ライバルは、西野亮廣やディズニー、劇団四季が作る空間だよ。

と言われていました(笑)

こないだまで、ただの大学生だった僕たちが、イベントを0から作り上げなければいけない。

演出??集客??どうやってやるの??

何もわからない中でのスタート。


❶イベントを作った経験0の2人が、0からイベントを作らなければいけない。

これが一つ目の「ピンチ」でした。


「2つ目のピンチ」が訪れたのは、イベントの2週間前。

、、コロナです。

会場のキャパが約400人だったんですが、そのチケットをほぼ売り切ったタイミング、
イベントの内容も固まってきたタイミングで、、

「コロナの感染拡大のリスクがあるし、人を集めてイベントをするのはどうか??」

という話になり、

結果的に、
・チケット代は全額返金。
・イベントは無観客で行う。
・その様子をオンラインで生配信する。

という形に変わりました。

考えられるだけでも、課題は大きく2つ↓↓

・ライブ配信になるので、見せ方が変わる。
→演出や必要な機材が大きく変わるので、内容をガラッと考え直さなければいけない。

・チケット代を全額返金するので、大赤字。
→別の資金調達法を考えなければいけない。

西野さんからは、
「とにかく経済を止めるな。無観客にした方が、逆に売り上げが上がる方法を考えろ。」

と言われていました!
#むずい !!笑

(※その時に、パニクりまくっていた僕はコチラ↑🍌😂)


今だからこそ、こうして落ち着いて振り返ることができますが、ピンチの真っ只中にいた僕は、いっぱいいっぱいでした。

、、それでも、多くの人たちに助けられて、応援してもらうことで、なんとか最後までやり遂げることができたんです。


例えば、、

「僕たちは初めてでわからないことばかりなので、色々アドバイスを下さい!一緒にイベントを作り上げていきたいです!」

と呼びかけて作ったFacebookグループには、
初め2000人もの方が参加してくださいました。

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このグループ内では、僕らのアイディアや方向性、小さいピンチを逐一共有し、それに対するアドバイスや新しいアイディアを、メンバーの皆さんからもらっていました。

、、❶イベントを作った経験0の2人が、0からイベントを作らなければいけない。

というピンチな状況に対して、「応援するよ!」という方がたくさん集まってくださったんですね。

そして、面白かったのが、
2つ目のピンチ(❷コロナによって、直前でイベントの形が大きく変わった)を迎えたときに、

新たに「こんな状況ですが、絶対最後までやりきります!みなさん、助けてください!」と呼びかけたら、2000人だったグループの人数が倍以上の5000人に増えたことです。

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(5595人!!!)

「こいつら、ほんとに大丈夫か?」「なんとかしてあげなきゃ!(笑)」という想いで入った。


ということを、後にグループの方たちから聞きました(笑)

ここで、1つわかったことは、


「ピンチになればなるほど、めちゃめちゃしんどいんだけど、一方で応援者は確実に増える。」

ということ。

そういえば、僕も普段からそんな傾向があって、

例えば、スポーツの試合などをぱっと見たときに、「思わず負けている方のチームを応援している自分」に気づいたりします。

どちらのチームにも思い入れはないはずなのに、なんでか「逆転してほしい。」って思っちゃうんです。

でも、この感覚ってけっこう本能的な気がしていて、

もしかしたら人間は、「ピンチに陥っている人(負けそうになっている人)を、より応援したくなる」という性質を持っているのかもしれないな。

なんて思ったりします。

そして、もっと掘り下げて言えば、
「ピンチから這い上がって、それを覆していく様(ストーリー)を見てみたい。」
という感覚があるんじゃないのかなって思うんです。


「戦力外通告を受けたプロ野球選手が、どう這い上がっていくか、を撮ったドキュメンタリー」
を見たときに、思わず、感情移入して入り込んでしまうような感覚に似ているかもしれません。


今回で言えば、、

2つ目のピンチ(コロナ)の際に、
「経済を止めるな。無観客になった方が逆に売り上げが上がった!という状態を作れる方法を考えろ。」

という課題を解決するために、

「クラウドファンディング」を立ち上げたんですね。

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https://silkhat.yoshimoto.co.jp/projects/1234

このクラファンは、2週間の期間で行ったんですが、つい昨日、その期間が終了しました。

、、、、、

集まった支援総額はなんと「222万円」
支援者さんの数は「1000人」を越えていました。

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(支援してくださった皆さん、本当にありがとうございました🙏🙏🙏)

もうこれ自体が、「ピンチにどれだけ応援が集まるか」を表していると思うんですが、

クラファンの内容を、よくよく見てみると、
さらに面白い現象が起きていたんです。

(面白い!!と思ったのは、このリターン↓↓)

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プロでもなんでもない、むしろ初心者の、僕が書いた、ガタガタな台本を3000円で売り出してみたところ、、

なんと「201人」の方に購入していただけたんです!
(ありがとうございました!!)

3000円×201人=60万3000円

素人が書いた台本が60万円。

、、、、、、

冷静に、あり得なくないですか???(笑)

少なくとも、
「モノだけの価値で考えたら、60万円もあるはずがありません」
(3000円もあるか怪しいレベル。)


じゃあ、なんで60万円の価値(=需要)が生まれたのか。


個人的に、これにはめちゃめちゃ興味があったので、色々考えてみました↓↓

まず、今回のこのリターンでの価値はおおよそ3つ。

❶(普通のイベントではあまり手に入らない)進行台本が、イベント前に手に入る。
❷セトちゃんの奮闘ぶり(人生初の台本!)を応援できる。
❸この台本を見ながら、本番中もハラハラすることができる。

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単純に❶の面白さは少なからずあるかもしれません。

しかし、
今回、大きかったのは❷と❸なのかなと思っていて、、

この2つは素人であればあるほど、価値が高まるんです。

❷セトちゃんの奮闘ぶり(人生初の台本!)を応援できる。
❸この台本を見ながら、本番中もハラハラすることができる。


これらは、

❷人生で一度も演出をしたことがなければ、知識もなくてあたふたしている(「ピンチ」の中にいる)セトちゃんが、どんな台本を書くのか、
見ることができる。応援できる。

0から(「ピンチ」な状況から)イベントを作り上げている、2人の挑戦を、一緒にヒヤヒヤしながら最後まで見届けられる。応援できる。

に言い換えられるなぁと思っていて、

どちらも、前述の、
「ピンチから這い上がって、それを覆していく様(ストーリー)を見てみたい。」

という感覚に当てはまっています。

もっというと、❸では
「ピンチから這い上がって、それを覆していく様(ストーリー)に"参加してみたい"。」

という感覚が追加されています。


なので、
「進行台本」自体に需要があったわけではなくて、「進行台本」を通して見える「ピンチからのストーリー」に需要(=価値)が生まれたのではないか。

それによって、素人のガタガタ台本に、60万円もの価値が生まれたのではないか。

というのが、僕の分析です😊


そう考えてみると、、

これが、百戦錬磨のプロだったら成り立ってません。

ピンチにならないので。

これは、他のことにも転用できる、けっこうな抜け穴だと思っています。

まだ結果を出していない、実力がない僕たちが、価値を生み出せる大きな方法の一つかもしれません。


🍌ピンチをチャンスにするには🍌

というわけで、なんとなく、
以下のような仮説が立てられそうなことがわかりました。

❶「人は、ピンチに陥っている人(負けそうになっている人)を、より応援したくなるし、それを覆していく様(ストーリー)を見てみたい生き物である。」

❷だから、ピンチになればなるほど「応援者」が増える。

❸「応援者」が生まれれば生まれるほど、そこに、今までなかった「価値」が生まれる。

❹てことは、「ピンチはチャンスだ!!!」


なるほどなるほど。

、、、、

じゃあ、ピンチは全部チャンスになるのか??

と聞かれると、まだ弱い気がしていて、、


この仮説に乗っかるには、
ある2つのことを守らないといけない。

と僕は感じています。


その2つのこととは、

①ピンチをちゃんとさらけ出すこと。

②応援者の応援先をしっかり作ること。

です。


①はそのままなんですが、なかなか難しいんです。

自分ができていないことや、追い込まれていること、ださい部分、恥ずかしい部分、かっこ悪い部分、をそのままさらけ出すっていうのは難しいと思います。

だから、多くの人は、ここを避けるように、少しかっこつけて話を大きくしたり、傷を隠してコーティングしたりします。

でも、
「ピンチをさらけ出せない。」
ということは、
「ピンチを正確に認知してもらえない」

ということなので、応援者ができづらいと思うんです。

なので、
①ピンチをちゃんとさらけ出すこと。

ができないと、先ほどの仮説の内、

❷だから、ピンチになればなるほど「応援者」が増える。

ここでつまづくことになる気がします。


次に②!

②応援者の応援先をしっかり作ること。

です!


①ピンチをちゃんとさらけ出す。
これをして、応援者が増えたときに、次に問題になってくるのが、

「応援したいけど、どう応援したらいいかわからない!」

という人達が現れること。

ここに対しては、
・「お金」ならお金。
・「気持ち」なら気持ち。
・「言葉」なら言葉。
それぞれ、欲しいものの「受け皿」を用意することが大事だと思います。

今回、僕たちは、チケット代を全額返金したことで、「お金」に困っていたので、
「お金」の「受け皿」として、「クラウドファンディング」を立てました。

そして、さらに、今回学んだことは
「応援者が応援しがいのあるリターンを用意することが大事」

ということで、

やっぱりそれらは、
・ピンチからのストーリーを見れる。
・ピンチからのストーリーに参加できる。

といったものがいいんだな。
ということがわかりました!

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というわけで、
長くなってしまったんですが、
僕が伝えたかったことをまとめると、、

❶「人は、ピンチに陥っている人(負けそうになっている人)を、より応援したくなるし、それを覆していく様(ストーリー)を見てみたい生き物である。」

❷だから、ピンチになればなるほど「応援者」が増える。

❸「応援者」が生まれれば生まれるほど、そこに、今までなかった「価値」が生まれる。

❹てことは、「ピンチはチャンスだ!!!」

という仮説の通り、

もともと「ピンチ」には「チャンスになるポテンシャル」が大きくある。
というのが前提で、

それを確実にするためには、

①ピンチをちゃんとさらけ出すこと。
②応援者の応援先をしっかり作ること。

この2つが大事!

ということです!!


なので、

「ピンチはチャンス!」

は嘘じゃないし、

「ピンチのときこそやり方次第でチャンスに変えられる!!」

は本当じゃん!!

と思った。

という話でした😊😊


そんなわけで、
これからも、ピンチになるような沼に飛び込み続けながら、頑張っていきたいと思います🍌🍌


今日は長かったと思うんですが、
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました😊😊


(※この西野さんの話が、めちゃくちゃわかりやすくて、オススメです!!
この話の意味が、やっと少しだけ体で分かったような気がしました。)



p.s.

最近は、一本の文字量を多くする(今日は6000字。さすがに長い😂😂)
などなど、いろんな実験をしてみてるんですが、

半年前に始めたときと比べると、
noteの実験要素がだんだん自分の中で少なくなってきたなぁぁ。と感じているので、

そろそろ、新しい発信源(実験)を増やそうかなと思っています!!(noteも続けます!)

今考えているのは、YouTubeか音声です!

また、これについても、考えをnoteで色々書くので、楽しみにしていてください!!


なにはともあれ、
僕のnoteをいつも読んでくださっている皆さん、本当にありがとうございます😊😊


これからもよろしくお願いします🍌🍌



いつもありがとうございます!! これからも、自分の目で見て、肌で感じたことを等身大の自分で発信していきます。