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「"幸せ"に対する違和感」の正体を探す旅 〜ラオス前編〜

こんにちは!ラオスで、「若いからいけるでしょ!」という理由で、ニコニコしながら毎食残飯を食べ続ける役を全うした結果、確実に太って帰ってきた瀬戸(口)です。

さて。


今日は、少し前の話をします。

遡ること約半年。去年の7月。

僕は、(株)NISHINOインターンの1次面接を受けていました。

場所はZIP。

今は社長をしている「ヤンさん」(面接官でした)に、「志望理由」「なぜエンターテインメントをやりたいのか」や「これまでどうやって生きてきたか」などについて聞かれ、アレコレ話していたんですが、

そんな中、こんな質問もされたんです。

「今うちでやっているプロジェクトの中で、興味があったり、やってみたいと思うものは何かな??」

僕はそのときこう答えました。

「今だと、ラオスへの支援、小学校建設に1番興味があります!」

、、、、

このときヤンさんにも話した覚えがあるんですが、これには、ある理由がありました。

その理由とは「僕が感じていた、ある"違和感"の正体を知りたい」ということ。

どういうことか、もうちょっと説明させてください。

これまた少し遡るんですが、
この面接が行われる1ヶ月前まで、僕は1年間の留学を通してアメリカに住んでいました。

1年間、日本を離れて暮らす経験をする中で、、
ある「違和感」を感じるようになったんです。

それは、

「日本の方が、物に溢れていて、便利で、サービスもきっちりしていて、時間にも正確で。
、、そのはずなのに、、全て整っているはずなのに、、なぜだか笑顔が少ない気がする。」

という違和感でした。


アメリカと言ってもいろんな地域があると思うんですが、僕が住んでいた地域は、それほど貧しい地域でもありませんでした。

それでも、ガスはしょっちゅう止まるし、現地で買った家電やライトは、不具合が起きがちで、このとき初めて「日本の家電製品の凄さ(安全性、耐久性の良さ)」を知りました。

アメリカでの接客は、日本のそれとは違って、なかなか雑な部分も多々ありました。

ケータイをいじって、タバコを吸いながらの接客。注文ミスはたくさん(笑)

このとき初めて、日本のサービスがどれだけ「お客様ファースト」であるかを知りました。(今では、これが一概にいいと思っているわけではありませんが、、)

最初は僕も、そんなアメリカ製品や、雑なサービスに対して、文句をこぼしていたり、イライラしていたりしたんですが、

次第に考えが変わっていきました。

家電に不具合があったときには、おそるおそる隣の住人に声をかけにいきました。

そしたら、、みんな笑顔で助けてくれるんです。家電を貸してくれたり、一緒に直してくれたり。

「壊れるのが前提だから、助け合いが当たり前なのかもしれません。」


アメリカの雑なサービスには、初めイラっとしたこともあるけれど、そのかわり、「みんな無理をしていない」ということに気づきました。

営業スマイルではなく、自然なスマイルで接してくれるんです。

「お客さんも100%のサービスを求めているんではなくて、友達(店員さん)に会いに行くように、お店にご飯を食べに行きます。」

店員ではなくて、友達なら、少々だらしなくても許せます。


「100%完璧で整っていなくてもいいし、その方が良いこともあるんだなぁ、、」

という、新しい気づきでした。


それに、100%完璧に整っているせいで、人々を不幸にするシーンを何度か見ました。

一番顕著なのが「電車」だと思っていて、


アメリカでは、電車が指定された時刻に遅れてやってくるのは日常茶飯事でした。

5分、10分は当たり前で、ときには30分遅れることも。

みんなそれがわかっているから、もう怒りません。むしろ、時間通りにきた日には「ラッキー!!」と思えるほどでした(笑)

かたや日本ではどうでしょう。

ホームで怒鳴っている人や、イライラしている人をたくさん見かけます。

理由は、

「電車が2.3分遅延しているから。」

それに対して、車内では、
「お忙しい中、電車が遅れまして、大変申し訳ございませんでした。。」

のアナウンス。

、、そこまで、悪いことをしてるんだっけ??

ここでもいつも違和感があります。


僕は、こんな経験をしていく中で、
「日本は減点法の社会で、アメリカは加点法の社会なんだな。」
という考えに行きつきました。

どういうことかというと、

日本では、みんながまず「100点」を期待して生きているんです。

・電車は絶対に時間通りに来る。
・お店でのサービスは不備なく、ミスなどあり得ない。
・家電が買ってすぐ壊れるなんて有り得ない。

だから、
電車が2分遅れたら、-20点で80点。
店員さんの態度が悪かったと感じたら、-30点で70点。
家電がすぐに壊れたら、、、

と、常に減点、減点。

こんなもんだから、
「どこで減点をできるか、目を血眼にしてマイナスポイントを探している人さえいます。」

今のコロナ問題だって本当にそうだと思っていて、
僕はもっともっと、コロナでピンチな今の現状を踏まえて、どう明るい方向に向かっていけるかを考え抜きたい。そう思ってます。

少し話がそれたので、戻すと、

対してアメリカでは、まずみんなが「100点」を期待していませんでした。

・電車が時間通りに来たら、ラッキー。
・家電が壊れても、隣の人と仲良くなれて逆によかった。
・サービスや味が多少悪くても、その店に行くと笑顔になれるし、おっけー。

「みんなで、点数を積み上げて、100点にしていきます。」


間違いなく日本の製品の方が便利だし、サービスのレベルも高いんです。これは本当に間違いない。

それでも、、なんでなんだろう。。

「物が溢れて、環境が限りなく完璧に整っていて、"当たり前"が増えると、人は幸せになれないかもしれない。」

そんなことを、日々感じていました。

「当たり前」が増えると、「当たり前」が崩れたときに、イライラしてしまうんだろうな。


「違和感」は大きくなるばかりでした。


そんなことを考えながらアメリカで過ごしていた中、

西野さんが出演している回のアナザースカイを見れたんです。

(2019/04/19 放送)

舞台はラオス。

そこに映っていたのは、

日本やアメリカよりも、遥かに物質的に貧しい世界。村の風景。

自分の周りではあまり見たことがない、子供たちの眩しすぎるほどの笑顔。

西野さんは、画面の向こうでこんなことをおっしゃっていました。

「物質的には決して豊かではないはずなのに、 とにかく、みんなが笑っていた。」

ラオスは、「人を笑顔にしたい」という気持ちから始めた自分の想いを思い出させてくれる、エンターテインメントの原点だと。

、、、、、、、


強く惹かれました。

ここに自分が探している答えが、もしかしたらあるかもしれない。

「違和感の正体」に近づけるかもしれない。


「絶対にラオスに行きたい。自分の目で確認したい。」


こんな想いを、ヤンさんとの面接の時に持っていたことを、今でも鮮明に覚えています。

そして、時は流れ、ついに先週、

ラオスに行かせていただくことができました!


西野さんが仕事の都合で行けなくなってしまったのがほんとに残念だったんですが、代わりにラオスでの開校式、その他諸々のイベントを経験させて頂くことができました。

僕が思っていた通り、いや、それ以上にラオスでは学びがたくさんありました。

そして、僕がずっと解明したくて仕方がない「違和感の正体」に少しだけ近づけた気がするんです。


次のnoteでは、これについて話させてください!

ラオスで見た世界。たくさんの笑顔。
そこから感じたもの。

全てみなさんと共有します。

次回をお楽しみに🍌


今日も読んでいただきありがとうございました😊😊


いつもありがとうございます!! これからも、自分の目で見て、肌で感じたことを等身大の自分で発信していきます。