『ラオスで出会った一人の少年との物語。』
こんにちは!国際線では「ジェルとワックスは手荷物に入れていたら捨てられる」という経験を何度もしているのに、毎度毎度それを忘れて、もれなく没収されている瀬戸(口)です。
さて!
僕は今、中継地のバンコク空港にいるんですが、ついさっきまでラオスに4日間滞在していました。
一緒に行く予定だった西野さんが、急遽仕事でラオスに行けなくなってしまったため、代理として開校式その他、諸々のイベントに参加させていただきました!
ラオスでの旅中に起きる出来事1つ1つが、僕にとって新しい経験ばかりで、車中から見える景色一つとっても、感性がひどく刺激されるものばかりでした。
、、まずは、こんな素敵な機会をくださった西野さんに本当に感謝しています。
ありがとうございます!!
ここで感じたことや、学んだことはまた自分の言葉でまとめて、皆さんとシェアしたいと思っています。よろしくお願いします😊
というわけで、本当は、「ラオスで感じたこと」みたいな感じで、まず一本のnoteを出そうと思っていたんですが、、
じつは、昨日の夜に、心が強く揺さぶられる出来事があったんです。
それで、、
「想いが熱いうちに、これをここに残しておきたい。」
と思ったので、今日は先にこのことについて書かせてください。
よろしくお願いします😊
🍌ある少年との出会い🍌
さて。
昨晩、招かれてある場所に行ってきました。
その場所の名前は「坂雲寮」
日本のNGO団体「クワトロ」というところが運営されている、現地の子(ラオスの子)向けの学生寮です。
ここでは、高校1年生〜3年生の子たちが暮らしていて、人数としては、1学年10人ずつ。
NGOの代表の方に聞くところによると、
近くのいくつかの村の中学校の中で、成績が優秀な子が選ばれて、毎年入寮する生徒さんが決まるそう。(なかなか枠は限られているイメージだそうです)
ここに入った生徒さんたちは、生活費を支給してもらいながら、親元を離れ、毎日自分たちで身の回りの世話をし、勉学に励んでいます。
そんな「坂雲寮」で、昨晩はパーティーがあって、「良かったらおいでー!」と誘って頂いたので、「行きますー!」と言って参加させて頂いたんです。
正直なにをするのかもわからず、とりあえず1人でそこに向かったわけなんですが、
そのパーティーの中で、ある1人の少年と出会いました。
その少年の名前は「プットくん」
第一印象は、少しシャイ。
でも、とても礼儀正しい子でした。
プットくんが、寮の中を案内してくれることになり、色んな話をしながら進んでいたんですが、
びっくりしたのが、プットくんの日本語がめちゃくちゃ上手なこと。
途中つっかえることはありますが、全然会話に困らないレベルで話せていて、びっくりしました。
、、、、
プットくんによると、ここに入っている寮生は、昼間はラオスの高校に行き、夜は帰ってきて寮の中の教室で、日本語を勉強するそう。
プットくんは日本語の勉強を始めて、わずか3年だそうで、どれだけの努力をしてきたのかが、語らなくとも伝わってきました。
「日本語を勉強する」といっても、教材が揃っているわけではないので、一冊の教科書をコピーしてみんなで使い、漫画や歌で日本語を学んでいるそうです。
(プペルの歌詞😭😭)
「プットくん!日本語、難しくないのー???」
と聞くと、
「おもしろいよー!ラオスのがっこうにも辞書をもっていって、あいているじかんはずっとにほんのことを勉強してる!」
とプットくんは言っていました。
「どうしてここまでできるんだろう。」
と思って、思わずプットくんに聞いてみたんです。
「どうしてそこまで勉強を頑張れるの??」
そしたら、プットくんはこう答えます。
「おやがたいへんで、家がまずしいから、ぼくががんばってたすけたい。それににほんがとても好きなんだ。」
、、、、、
プットくんの家は、少し離れた村にあるそうなんですが、とても裕福とは言えず、奨学金や生活費の援助がないと、高校に通うことすらできないそうで、
どうしてもその状況を打破したいと思い、勉強を頑張って優秀な成績を取り、この「坂雲寮」の枠を勝ち取り、奨学金をもらって高校に通っているそうです。
この話を聞いたときに泣けてきてしまって。
自分がどれだけ恵まれているか。ということに一瞬で気付かされて、胸が痛くなりました。
彼、すごく笑顔なんです。
辛くてたいへんなはずなのに。
明るいんです。
見渡してみると、周りの生徒もみんなそうなんです。みんな笑ってる。
さらには、「プレゼント」といって、「えんとつ町のプペル」を全員で日本語で歌ってくれました。
、、、、、、
「感動した」という言葉が軽く感じてしまうくらい、心が揺さぶられました。
このために、ずっと練習してきたそうです。
じつは今回、寮に行く前に「まだプペルの絵本が寮にない」という情報を教えてもらっていたので、プペルの絵本を持ってきていたんですが、
ここで渡せるタイミングがありました。
本当にささやかではありますが、歌へのお返しとして絵本『えんとつ町のプペル』をプレゼントさせていただきました。
「プペルって歌ってたでしょー??そのプペルっていうのはこの子のことなんだよー!」
と指で指して説明すると、みんなキャッキャ言いながら、夢中になっていて、
それを見るだけで本当に幸せでした。
西野さんが作るエンターテインメントが、国境を越えて人を繋ぎ、笑顔にしている瞬間をまた目の当たりにしました。
そんなこんなで、プットくんのところに戻ってみると、こんなことをプットくんが言い出しました。
「せとちゃんのなまえをえほんに書いてほしい😊」
もちろん、
「え!いいよー!!😊」
と言って書いたんですが、
それをもらったプットくんが、
「これはとくべつになりましたね!だいじなものですね!」
と言って喜んでいて、その笑顔を見て、
また泣きそうになりました。
さらに、プットくんが、「プペルをラオス語で翻訳して、坂雲寮の教科書にしたい!」と言いだして。。
素敵すぎる。。
もう何回泣きそうになればいいんだ。やめてー!!って感じでした。(笑)
最後に、プットくんの夢を聞いてみると、
「にほんに行って、きれいなけしきやゆうめいなばしょを撮って、YouTubeにあげたい!そしたらみんながみれるから!😊」
と言っていて、また泣きそうになりました。
まだ日本に行ったことはないそうなんですが、
プットくんとはこのときに、
「日本に来たときには、僕が綺麗な景色が見える場所にたくさん連れていくし、美味しい日本の食べ物を一緒にたくさん食べようね!」
という約束をしてきました。
何年かかっても、絶対、この約束は果たします。
プットくんへ。
すてきなえがおで、むかえてくれてありがとう。
つぎ、あったときに、色んなものを見せてあげられるように、もっともっと僕もにほんについて勉強するからね。
がんばるエネルギーをくれてありがとう。
ほんとうにほんとうにありがとう。
またあおうね。
、、、、、、
正直、彼の生き様や笑顔から受けたショックがでかくて、自分の中でも噛み砕ききれていません。
それでも、こんな想いに触れて、しっかりその想いを全身で受け取って、感じて、考えて、前に進むことを大事にしていきたいな。、
と強く思ったので、
このタイミングでここに残そう!と思って書かせていただきました。
最後まで読んでくださったみなさん、ありがとうございました😊😊
今日も頑張ります!!!!
p.s.
noteのフォロワーさんが1000人を越えました。
改めて、いつも読んでくださっているみなさんありがとうございます🙏😊
僕のnoteは、「役に立つ情報やスキルを教える場」では全然なくて(やろうと思ってもできない!)、
「僕の目で見たものや耳で聞いたこと、心で感じたことを、等身大の自分の言葉で伝える場」にしています。
どんなに読者さんが増えたとしても、この方針は変えるつもりはありません。
引き続き読んでいただけると嬉しいです😊😊
これからも、よろしくお願いいたします!!
いつもありがとうございます!! これからも、自分の目で見て、肌で感じたことを等身大の自分で発信していきます。