gqomに関するメモ 2
ベースラインの無い曲が多くその代わりにほとんどのトラックでドローン的持続音が低域で鳴る、というgqom(ゴム)のサウンドにハマりkasimp3でひたすらトラック落としたりしてたんですが、ここらで前回のまとめ以降に得た情報をつらつらまとめておきます。gqomの発音はこちらでどうぞ→ It is Gqomu
さて、まずはgqomのショートドキュメンタリー。
Boiler Room x G-Star RAW: Johannesburg, A Film by Chris Kets and Black Major
Boiler RoomとデニムブランドG-Star RAWとのイベント向けに作られたようで、DJ LAG、Rudeboyz、Okmalumkoolkatが登場。短いながらも現地の雰囲気が知れて興味深いです。
このイベントでのDJ LAGのプレイは下記FADERの記事内に動画で上がってます。gqomのDJプレイがフルセット動画で見れるのは珍しいのでアガる。トラックはmp3流通がほとんどだけどDJはPCじゃなくCDJなんだなー、とか。
Watch DJ LAG's Intense Gqom Boiler Room Set | FADER
動画だとグライムMCのStormzyが南アに渡りプロデューサーのMUZIや現地の人たちと交流するドキュメンタリーもnoiseyが上げています。この辺繋がっていったら面白いな。
Stormzy & Muzi: From South London to South Africa
お次は今もっとも取り上げられているダーバンのレーベルGqom Oh!が来年リリースするコンピ。名刺代わりのEPは前回紹介しましたが、本編登場って感じ(画像クリックでbandcampページへ)。
Gqom Oh! The Sound of Durban
Gqom Oh!のサンクラアカウントで1曲聴けます。bandcampでは15曲になってますがそれはアナログの収録曲数で、デジタル盤は19曲らしいです。これ楽しみー。
海外メディアで言えばFACTの年間ベスト28位に上記コンピが選ばれたり、Rolling Stonesが5つの注目ジャンルのひとつに挙げたり(Japanese Footworkも!)、thumpでも記事になったりと、取り上げられ方が加速してるように感じます。
Kode 9もDJセット冒頭(~3:00くらい)に組み込んだり。
Kode 9はFootworkに持っていってますが、こんな感じでDJセットの冒頭にgqomを使いそこからインストグライムとかベースものに上げていくというのは他の人のmixでもあったので、ウォーミングアップ的に使いやすいのかもしれません。ちなみにKode 9はニューアルバムのインスパイア元のひとつにもgqom(Rudeboyz)を挙げています。
あとgqomってremixではなくremakeって言い方してるのをよく見るんですけど、チャント的な声ネタとしてミニマルに使ったり、かと思えばいきなり途中で原曲フレーズぶっこんでまたgqomに戻る、というなんだそりゃってスタイルが面白いです。
Citizen Boy - Hometown Glory (Gqomu remake)
Cruel Boyz - Touch It - (Gqom Remake)
最後に音源を少々。前回も書いた通りトラックはやはりkasimp3が多く、アーティスト名でググると大抵そのアップロードリスト(こんな感じ)が出てきます。それ以外ではFBへの投稿が多いみたい。
Vanger Boyz - Zashh (VBM Vol.1 Mixtape)
Dj Matsawu - Abathakathi(MixTape)
この2本は聴きやすく格好良かったです。gqomってこのDATA FILE HOSTってのを使う人が多いんですけど、PCならDOWNLOADの下の"Download with Secured Download manager"のチェックを外すとmp3で落とせます。
しかしほんと何とかボーイズ多いな。まあ彼らのFB見ると実際若そう。
というわけでgqom、来年はまとまったリリースが増えるのを期待!
(これはいつ出るんだ)
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