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【雑記】好きな映画館の好きな鑑賞方法

レイトショーがオススメという話

 突然だが、レイトショーという映画館の上映回をご存じだろうか。
 一般的に20~23時頃に上映される回のことで、私はこのレイトショーが大好きなのだ。

 今回はそんなレイトショーをオススメしている理由を書き綴っていく。

※各自治体の条例により二十歳以下、特に高校生はレイトショーを観ることはできない。注意されたし。

なぜオススメしたいのか

 レイトショーの特に素晴らしい点は2つ。

・観客が少ないので貸切気分が味わえる
・上映終了後の時間帯は街が静かになる


 この2点は、遅い時間の上映回であるレイトショーだからこそ味わえる映画体験となっている。
 次の項で具体的に語っていこう。

貸切気分が味わえる

 どんな人気作、話題作でもレイトショーになると比較的観客がまばらになるので、広々とした空間で映画鑑賞ができる。
 隣の席の人に気を遣わずに視聴できたり、好きな席が取りやすかったりとストレスなく映画鑑賞ができるのは嬉しい。

上映終了後の静寂

 夜遅く上映されるレイトショー。映画館を出る頃には駅前の繁華街から喧噪が消えていて、生活音や街の明かりの少ない静かな世界が広がる。

 人がいない。明かりがない。音もない。
 そんな光景に特別感を感じるもの一興だが、なにより何物にも邪魔されず、家に帰るまで映画の余韻に浸ることができるというのがレイトショーの利点なのだ。

 映画の余韻まで含めて映画体験だと思う人ならば、ぜひレイトショーで観てほしい。

せっかくなら良い映画館で観たい

 レイトショーで鑑賞する映画館を選べる自由に場所に住んでいるなら、以下の2つで選んでみてはどうだろう。

①高層階にある映画館
 上映の前後で眺める夜景を楽しみの1つに加えることができる。
②音響のいい映画館
 静かな夜に映画の良い音の余韻を長く楽しめる。
 特に音楽・ミュージカル映画でオススメ。

オススメの映画館

 最後に、私が好き、という理由だけでオススメの映画館のオススメの映画タイトルを紹介したい。

シネマシティ シネマ・ワン&シネマ・ツー
 〒190-0012 東京都立川市曙町2丁目42−26

 東京都立川市にあるシネマシティは建物の雰囲気の良さはもちろん、音響にこだわった設備の数々に驚かされる。特に別館のシネマ・ツーのこだわり様は変態的としか言いようがなく、遮音性を高めるために劇場が建物から浮いた"浮き床構造"など、建物の設計から極上の音響を追求した映画館となっている。
 プロの音響家が調整を施した「極上音響上映」や、大音響・重低音にこだわった「極上爆音上映」を実施しており、「日本一音にこだわる映画館」にふさわしい映画体験ができる。

 この「極上音響上映」「極上爆音上映(極爆)」を十二分に味わえた映画タイトルを掲載する。
 もしシネマシティで以下の作品が再上映されることがあれば、ぜひとも足を運んでみてほしい。

『シン・ゴジラ』2016年
・ゴジラが暴れるたび、街が壊されるたびに極上爆音上映の重低音の振動で腹の奥まで震える。この衝撃を楽しんでもらいたい。
・劇中のロケ地のひとつが立川市である。劇場のすぐ近くを走るモノレールが映る場面もあり、作品のリアル感のある描写と相まって没入感が高まる。
・劇場から駅に帰る途中、昭和記念公園が見える。レイトショーの帰りに眺めると昭和記念公園方面は街灯が消えていて真っ暗になっており、ゴジラに破壊された東京の街を想起させる。人の気配もなくなるので余計「それっぽい」。

『ボヘミアン・ラプソディ』2018年
・音楽鑑賞のポテンシャルが高く、演奏されるすべての曲の音がとにかく良い。
・街中から音楽が消える時間帯。音楽体験の余韻が長く楽しめる。
・夜風にあたって感傷的な気分に浸るもよし。

『ガールズ&パンツァー』
・TVシリーズ、OVA、劇場版、最終章とシリーズの全作品を上映していて、上映館でありながら同作品の聖地のひとつに数えられている。
・『ガールズ&パンツァー』自体が細部にまで音作りにこだわった作品である。シネマシティではスタジオの音をそのまま再現するための独自の企画を導入していて、こだわりの音作りをこだわりの音響設備で聴く贅沢な体験が楽しめる。

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