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私見による体臭とファッション対策

すべて個人的な見解。

ココというとき、どうにかしたい問題

 デートやイベントが近づくにつれて不安になってくるのが当日の服装がおかしくないか、そして万が一にも臭っていないかということである。
 私はインディーズのイベントでは物を販売する立場でよく参加するため、接客で相手を不快にさせない対策に考えを巡らせてきた。その中で外見と汗をかいても臭いにくい体づくりは、大変恥ずかしながら重要視している。

 持論を交えつつ、やって良かったと思える対策を紹介する。

 体臭の改善を目指す過程で当日のファッションもどうにかするように書いている。服装だけをどうにかしたい人のために結論だけを書いておくと『ファッション誌かマネキンの服を一式買え』ば解決する。

体臭を分類する

 ニオイの対策をする前に、まずは「体臭」というものをより具体的に捉える必要がある。
 「体臭」は(狭義の)体臭・衣服臭・食べ物臭の3つの要素から成り立っているというのが私の考えだ。

①体臭

 狭義での体臭は、身体から発せられるニオイそのものを指す。
 代表的なものでは加齢臭や汗臭、疲労臭があり、生活習慣や健康状態、清潔にしているかどうかどうかに左右される。

②衣服臭

 衣服臭とは身に着けている衣類のニオイだ。
 衣服についた雑菌が繁殖して発生する雑菌臭のほかに、たばこの臭いなど周囲の環境や体臭からの匂い移り、一般的にはいい匂いとされているが洗剤・柔軟剤の匂いも衣服臭である。

③食べ物臭

 ニオイで直前にお酒やカレー、ラーメンを食べてきたことに気付く(あるいは気付かれた)経験はないだろうか。こうした食べ物飲み物のニオイも一時的ではあるが体臭を構成する一要素となる。

 これらのニオイが組み合わさって「体臭」を生み出している。

「体臭」改善計画

 ここでの計画は「Xデー」当日をできるだけ臭わない状態で迎え、汗をかいても一日中臭いがキツくならないようにすることを目指す。

食べ物臭対策

 まずは食べ物臭から対策を講じる。これは最も簡単でしばらくニオイの強いものを避けることで解決する。特にニオイの強いニンニクを使った料理は一週間前から食べないように。

衣服臭対策

 前述の通り、衣服臭は衣類についたニオイである。衣服をよく洗い、清潔な場所でよく乾燥させることである程度改善はされる。しかし、着古した衣服に関しては、1,2回の選択ではこれまでに染みついたニオイを取りきることが難しいためこの機会に新しい服を購入することをオススメする

 ファッションの改善と並行して行う一番簡単な方法は、ファッション誌(画像検索でもよい)や店頭のマネキンのコーディネートをそっくり真似てしまうことだ。
 衣類にかけるお金を節約する場合は、ヨレやほつれがない服を1点選び、合うコーディネートを検索すればオシャレに見えるファッションを知ることができるので、そのイメージに近い服を買ってみる。このとき(ニオイを嗅がせたくないので)相手の顔から遠い足元のアイテムから1点を選ぶと良いだろう。黒のパンツ(ズボン)がある場合「黒 パンツ コーデ」と検索すればそれに合う着こなしを知ることができる。

体臭対策

 体臭の改善はこのテーマの中で最も重要なセクションにあたる。
 消臭・制汗スプレー、制汗シートや香水等によるニオイ対策があるが、効果は一時的なものであるし、使用したグッズのニオイがキツかったり、体臭と混ざってより相手に不快な思いをさせてしまう恐れがあるため、これらのグッズに頼らない方法――すなわち肉体改造を目指したい。

 体臭は体内で作られ蓄積された老廃物と、皮膚常在菌と呼ばれる雑菌が原因だとされている。

 第一段階として、皮膚常在菌の繁殖を抑えることで、ニオイも抑える。体表面の雑菌は皮脂や汗で繁殖するため、蒸れやすい箇所や皮脂・古い角質の溜まりやすい箇所を重点的に、日々清潔な状態を保っておくことが有効な対策となる。
 皮脂の多い男性はよりしっかりと洗い上げる必要があるのでメンズ用のシャンプーやボディーソープを使うことをオススメしたい。
 また、汗を拭く際には乾いた布の使用を避ける。汗の本来の役割は気化熱によって体温を冷やすことにあるため、気化前の汗を完全に拭き取ってしまうとよけいに発汗させてしまうからだ。ウェットタイプの汗拭きシートを使うと良い。

 複合的なニオイが最終的な「体臭」を作るということに意識を向けるならば制汗剤や洗剤はニオイの控えめなものを選ぶと良いだろう。

 体の表面での対策の次に、体の内側にも目を向けていく。

 身体から発せられるニオイはアンモニアなどが主な物質だとされている。このアンモニアは体内で分解された飲み物・食べ物から作られ、体内を巡って最終的に排出されることになる。
 体臭の改善を目指すのであれば、ニオイの元となる物質の排出までを健全に行われるよう内臓の調子を整えるか、アンモニアの作られにくい食事を心がけることになるだろう。つまり、食生活・生活習慣の改善と内臓機能の回復から体臭の改善を目指すこととなる

 結論から言って、規則正しい生活を送ること。これに尽きる。

 食事面での改善策として、アンモニアは動物性のタンパク質や脂質の分解によって発生する。したがって肉食や脂っこいものが中心の食生活を送る人ほどアンモニアが多く作られ、より体臭が「キツい」ものになるだろう。
 もう一つ、肝臓が十分に機能していることも体臭対策に欠かすことができない。肝臓にはアンモニアを尿素に変換する機能があり、血中のアンモニア濃度を下げるはたらきを担っている。しかし、肝臓が弱っていたり、アルコールの分解に力を使ってしまっている状態では、アンモニアが十分に分解されないまま体内に残ってしまう。過度な飲酒を控えることも大切だ。

 もう1つ、汗の質を変えることも大切であろう。
 前述の通り、汗臭は皮膚表面の雑菌の増殖が原因とされている。本来、汗の成分は水のみなのだが、いわゆる「ベタベタした汗」と呼ばれるミネラル分を含んだ汗をかいてしまうことで雑菌の繁殖を手助けしてしまう。
 普段運動をせず、汗を滅多にかかない生活をしていると、汗腺の機能が低下しベタベタした汗をかきやすくなると言われている。
 そこで対策として、有酸素運動や半身浴を日々の生活に取り入れて汗をかく(汗腺の機能を高める)体を作っていく

おわりに

 さて、ここまで私見による対策を並べたところで、実際に私がイベント参加に向けて行っているメニューとスケジュールを紹介する。

■1か月前
 ・イベント参加を決定
 ・飲酒、脂質の多い外食(主にファストフード)断ち生活開始
 ・野菜多めの食生活へ
 ・1か月間ウォーキング、ジョギングを意識的に行う
 ・30分程度の半身浴。
  ※入浴前後に水分を取ること
  ※半身浴の後は一番汗をかいた状態であるので、入浴後こそ全身をよく洗うこと。シャンプーブラシなども使う
■2週間前
 ・早寝早起きを意識的に行い始める(当日寝坊しない生活リズム作りも兼ねて)
 ・イベントの軍資金を下ろしておく
■1週間前
 ・銭湯・サウナへ行き、老廃物を出し切るイメージで徹底的に汗を流す
 ・トップス、アウターを新調(人の鼻に近く目に入りやすい位置の衣服を優先的に買い替える)
■前日
 ・早く寝る


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