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地方大生向けコンサル就活のススメ~種類、スケジュール編~(1/n)


まえがき

はじめまして。かまぼこさん四郎(誰?)と申します。

なんとなく自分がやってきたコンサル就活の記録を残したくて、今キーボードを取っています(的な…ね、、、ってなにわろてんねん)

就活を通しては戦略コンサルと総合コンサルに1つずつ内定していまして、3年の11月だか12月だかに就活から足を洗いました。

その中で地方大からのコンサル就活には大きなハードルが存在すると感じ、実際自分もつらい思いをしたので、せめてこれを読んだ人だけでも救いたいな(?)というのが見栄え良く言語化したモチベです

ぼちぼちあることないこと(ないことはダメだろ)書いていくので、気が向いたときにでもよんでくだしあ。あと真面目に文章書くの苦手なのでちょくちょく様子がおかしくなります。ご勘弁。

はい、とりあえず第一回の今回は「コンサルの種類、選考スケジュール」を話そうかなと。それではヒアウィゴー



コンサルの種類について

いろいろ講釈垂れるにしても、まずは種類を知らんことには理解が進まないと思うので、ここではざっくりと書いておきます。

コンサルは大きく分けると「戦略コンサル」「総合コンサル」「ITコンサル」「シンクタンク」の4種類存在します。(ほんとはFASとか人事コンサルとか、ほかにも”コンサルかな?”ってのはいくつかあるんですけど説明めんどいんで割愛します、暇だったらまたどこかで語るかも。あと日系と外資で分けるのはクソほど意味ないと思うのでやりません)


・戦略コンサルについて

コンサルと言えば…なファームが入ってるのは大体ココ。

いわゆるCXOアジェンダ(全社戦略、M&A、新規事業etc…)と日々格闘する超カッケーやつらです。

………ちょっと盛りました。

まあ全部が全部嘘ってわけじゃなく、CXOアジェンダと格闘する案件が比較的多いのは事実です。が、一方で近年はそうでない案件も増えているのもまた事実です。具体的には客先に常駐して会議の議事録取る人になったり(高級文房具って揶揄されたりしますね)、現場でITの実行支援する人になったり…

というのも客先に常駐するのってクソ儲かるんですよね。CXOアジェンダの案件って大体短くて1か月、長くて半年くらいで完結して、しかもチームの人数が5人とかなんですけど、常駐案件って場合によっては無限の人員を無限の期間配置できるんですよ(IT関連なんか特に)。それでCXOアジェンダ並みのフィーをチャージしていただいた日には…あんさん、ええ商売してはりますなあ…(笑) まあ、実際には幾分かディスカウントが入るでしょうが。

そんなアンリミテッドお金ワークスな常駐案件を見逃すはずもなく、幾つかのファームは常駐用の人員の採用に躍起になっているわけです(マッキンゼーとかBCGとか特にね)

戦略単体のファームでは先述のマッキンゼーなどMBBカーニー、総合ファーム内の戦略部門としてはStrategy&(PwC)とかアクセンチュアストラテジーとかがありますかね。他の種類のコンサルに比べると割とファームとしての強みがはっきり出ているところが多い気がします。

待遇、モテ度、ネクストキャリア、どれをとってもレベルの高い合格点を超える水準をオールウェイズ出してくれる(あと日系企業の選考も有利になるらしい…)ので選考難易度もクッソ高いです。何万人もエントリーするのに内定者は業界全体で200人(重複内定もかなりあるので実質100~150人)とかしかいません。対策必須であり、毎年多くの就活生が散っていきます。あと内定者ほぼ東大生です(半分以上?)んで4割くらいが京一工早慶、1割が我々のようなどこの馬の骨とも知れぬものたちです。学歴社会万歳。クソが。(一応学歴で足切りされているわけではなく他にいくつか理由があるので、今後のnoteで解説していきます)

ここ目指してる人は卒業前年度の5月とかに普通に本選考あったりしてマジで大学と就活の両立きついと思うけどおじさんと一緒に頑張ろうな…ちなみにおじさんはきつすぎてメンタルがイキました


・総合コンサルについて

つづいて総合コンサル。多分一番内定者が多い種類のコンサルじゃないかな(各社数百人、全体で数千人規模)。

総合っていうだけあって扱っているテーマは幅広く、とてもじゃないけどここには書ききれません。イメージとしてはクライアント企業の部門とかとかのトップと一緒に現場の業務改善をする感じが近いかと(違う場合もあるけど)。

先述の通り大量採用をしているファームが多いのですが、まあこれは扱っているテーマが多く、かつシステム導入などの実行支援までサポートするため多くの人員が必要なのが理由ですね

ん?「システム導入とかITコンサルと何が違うの」…だって?勘のいいガキは嫌いだよ

一応ITコンサルはソリューションが自社パッケージとか得意なシステムとかに限られていて、総合コンサルはそのあたりの縛りがないってのが違いですね、間違いなくシステム導入の案件は増えてますが。とりあえず純粋にシステム導入極めたいならITコン行くべきですし、ワンチャンいろいろやりたいなら総合コンでいいと思います。

有名ファームとしては会計事務所系のデロイト、PwC等BIG4、株式投資の優良児ことベイカレントなどがあります。なお会計事務所系は、本体の会計事務所の監査先をクライアントに出来ない縛りがあります。あと株式投資にも他ファームよりめんどい制限があるので、「就職したら投資ガン回しするぜ」な人は要注意です。

待遇に関しては結構いいです。初年度から500万とかくれます(みなし残業30~50H含む)。モテるかどうかは知りませんがネクストキャリアはその人次第で結構アップサイド狙えます(大抵は同業界ですが)。風の噂ではちらほらPEファンド行った方がいらっしゃるみたいですし、戦コンとかGAFAとかも割と行きます。尚やらかした人の行く末は神のみぞ知る

採用時期は卒業前年度の夏~卒業年度の春くらいなイメージ


・ITコンサルについて

そしてITコンサル。ぶっちゃけよく知らん(ごめん)。というのも受けてなかったので()

業務としては総合コンサルよりちょっと下流で、事業戦略考えようぜウェイってよりもシステム導入で業務フロー改善しませんか~な感じです。自社の得意なパッケージがあったり、エンジニア部隊がいてテーラーメードのパッケージ開発が出来たりってパターンが多いと思います(アビームでいうSAPとか、アクセンチュアのエンジニア部隊とか)

ファームとしては上述のアビーム、アクセンチュア以外にNTTデータとかIBMのコンサル部門、あとはキャップジェミニあたりがパッと思いつきますが、正直多すぎてよくわかりません。群雄割拠。世はまさに大ITコンサル時代。

待遇に関してはお金の面では割といいと聞きますね(総合並み?)。ただ労働時間はファームによってはエグいことになってるらしく…(かわいそう)。ネクストキャリアは総合とちょっと違って、PEとか戦コンはそんなに聞きませんが、IT系のメガベンとかGAFAがたまにいます。

採用時期は卒業前年度の夏~卒業年度の春くらいなイメージ(総合とほぼ同じ)


・シンクタンクについて

そしてそしてシンクタンク。ここでは純粋なリサーチをする公営寄りのシンクタンクではなく、民間の経営シンクタンクをイメージしています。ちなみに僕は中学生のとき歌って踊るサーカス集団だと思ってたけどお前は?(それシングダンスやないかい)(激寒)

業務としては経営戦略策定、事業・機能戦略立案、実行支援など…

勘のいいガキ「ファ!?お前戦略&総合コンサルと何が違うんや!?!?」

はい、そうです。ほぼ一緒です。今回の勘のいいガキくんは先生嫌いじゃないですよ。ただ、全く一緒かと言われるとそうでもなく、比較的公共部門が強めだったり、CXOアジェンダから実行支援まで本当に一気通貫でやれたりするのはシンクタンクだけの特徴に思います(どうでもいいけどなんでビジネス界隈で麻雀用語が市民権得てんの)。あとは比較的レポートを書いたり、出版物を出す機会が多かったりと、シンクタンクというだけあってやはり学術的・研究的側面がありますね。

ファームとしてはNRIとかMRI(病院にあるやつじゃないよ)が有名ですね。聞くところによるとMRIの方が研究色が強めらしいです。

待遇に関しては、初年度は他の種類のコンサル並みですが、だんだん差をつけられるイメージです。その分比較的雇用が安定しており、長くいる分にはすごく良いと思います。あと多分モテます、しらんけど。ネクストキャリアは前述のとおりそもそも外に出ていく人が多くありませんが、仮に出ていった場合には戦コンに匹敵する選択肢があると思っていいでしょう。

採用時期は卒業年度の春(orその前の1~3月)なイメージ…なのですが、インターン経由での内定者が結構いるので実際は卒業前年度の夏から戦いが始まっていると考えるべきでしょう。


コンサル就活のスケジュールについて

種類のとこでもちょっと書きましたが、コンサル就活のスケジュールは大体下記のようになっています。修士の人は2年→学部4年、3年→修士1年、4年→修士2年に読み替えてください。(ちっちゃいから拡大して見て)(セル結合してるけどコンサルの皆さん怒らないで)

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うすうす気づいていたと思いますが、この業界めっちゃ選考が早いです。なんでこんなに早いんや…

さて、下記では時期ごとにスケジュールを説明していきます。あくまでやるべきことに関しては目安でしかないので、できれば前倒しでやってください。


・卒業前々年度2月、3月(学部2年/学部4年)

戦略コンサル志望者にとっては選抜コミュニティの選考が始まる時期(≒就活開始)。選抜コミュニティとはケース面接GDジョブ(コンサルはインターンのことジョブって呼びます。ナンデ?)の対策を謎の大人と内定者無償でおこなってくれるサービスです。最近はオンライン参加も出来るようになったと聞きますが基本はオフラインでしょう。あんまり意味ないという人もいますが、です。残念ながら事実として、内定者のかなりの割合が何らかのコミュニティに所属しており、そこで場数を踏んで本番に臨んでいます。そしてこれが東京一工早慶の内定者が異常に多い原因の一つだと思われます(だって東京と京都でしか開催してないんだモン)。地方大生は対策の質と量で圧倒的に差をつけられているというわけさ…

ちなみに選抜コミュニティの選考はだいたいケース面接とGDで行われます(ケース面接とGDの対策を受けるために、ケース面接とGDの対策をする……妙だな……)。申し込むなら2月中にこれらの対策は軽く済ませておきましょうね

本当なら地方大生も積極的に申し込み、オフラインだろうが這ってでもセミナーに参加すべきなのでしょうが、現実的に無理なのはまあそうなので、ビハインドを抱えていることをしっかり認識しつつ対策に励みましょう。(僕は這う元気がなかったので選抜コミュニティには参加してません)

あと、できればこの時期に総合コンサルの選考が進んでいるといいですね。実は最近某総合ファームが通年採用を始めたので、この時期でも内定一歩手前まではいけるようになってます。僕もそうですし、周りの戦略内定者の中にも二年のときに選考進めてたよーって人ちらほらいたので、練習がてら受けてみてください。何回でも受けれるしね(webテは年度中1回しか受けられないので注意)。

戦略志望以外の人は割とのんびりしててもOKです(気が向いたら某総コンうけてみて)


・卒業前年度4月、5月(学部3年/修士1年)

4、5月は戦コン志望もそれ以外の志望の人も割と暇だと思います(戦コンはES提出あるけどあんま重くないからないのと同じ)。このタイミングでやってほしいのはwebテとGDとケースの対策です(いやほぼ全部やないかーい)。だってしょうがないじゃん、まとまった時間取れるのこのタイミングくらいしかないんだもの。一応戦コンと総コン&ITコン、シンクタンクの志望者それぞれで優先順位が違います。戦コン志望の場合はwebテ:ケース:GD=5:4:1くらいでやってください。この配分なのはwebテのボーダーが9割以上と高すぎて生半可な対策では通過できないこと(対策さぼって夏ジョブほとんどwebテで切られたかまぼこさんの話はするな)、しかして通過しないとケースの実践経験を得られないこと、一方でGDは実施しているファームがあまりない事が理由です。もちろん第一志望のファームがGDやってるなら対策してください。総コン&ITコン志望の場合はwebテ:ケース:GD=3:4:3くらいでやってください。webテのボーダーが高くない(8割とか)代わりにケースとGDで切られまくる印象です。シンクタンク志望の場合はwebテ:ケース:GD=7:0:3くらいでやってください。シンクタンクの選考はwebテのボーダーがちょっと高くGDもあるもののケース面接がない、もしくは非常に軽いのが特徴的です。一方でしっかり人物面接がされるので、余った時間はそちらの対策に割くとよいでしょう。

ま、人によって状況違うんで、うまく調整しながらやってくださいな。

・卒業前年度6~9月

夏ジョブ選考本番の時期。正直忙しすぎていろんな事やるのは無理だと思うので、ケース面接の振り返りと、ジョブ参加が決まった場合はウェブサイト見るなりなんなりして1人でのシミュレーションをしてほしいです。(このあたりは別で記事にします。)


・卒業前年度10~2月

冬ジョブ選考本番の時期。本当は選コミュの二次募集があるのだけれど、ここからはあんまり参加するうまみがないので放置でOK。恐らく10月は暇だと思うので、自分の弱点の補強をしましょう。それ以降は夏ジョブ時期同様忙しくて何もできない日々が続きます。


・卒業前年度3月、卒業年度4月(学部4年/修士1年)

一応このタイミングで春選考があります。大抵ジョブなしで、テストや面接のみで内定が出ます。一見楽そうに見えるでしょ?またやで(ニッコリ)

特に戦コンですが、ほとんどの場合冬ジョブまでで内定を出し切ります。あくまで春選考は採用人数が充足しなかった時だけ行われます。つまり、春選考はないかもしれないし、仮にあっても採用人数は非常に少ない。と覚えておいてください。絶対に冬までに受けて(懇願)

それ以外のコンサルの場合は普通に内定出たって聞くので、採用枠残ってると思います。

後シンクタンクはこのあたりでペンディングになっていたインターン優遇者の内定が出始める気がします(もうちょい早いかも?)

とりあえずここまで走ればコンサル就活は終わりです。内定が出た人も、出なかった人もおそらく人間的に何か成長していると思うので(選考でめっちゃ頭使わされるしね)、自信持ってください。特に日系企業も受ける人はここから選考が続きますが、コンサル就活で鍛えたロジカルシンキングがあれば悪い結果にはならないと思いますわよ。めいびー。



あとがき

ということで、今回はコンサルの種類と選考スケジュールについてみていきました。明らかに後半息切れしてましたね、ごめんちゃい。

一応次回はwebテストについて書こうかなと思ってます。もしかしたら変わるかもだけど…

なんか意見、質問あったらついったのDMなりnoteの何らかの機能なり(よく知らない)で送ってください。出来るだけ見ます。

んじゃこのへんで、さいなら~


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