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オランダ大学院に合格した志望理由書(英語全文+日本語解説)

こんにちは!オランダの大学院に社会人留学、その後現地で就職したChisakiです。

※マガジンでは海外大学院出願・海外就職の書類をまとめて販売しています。それぞれの記事単体で購入していただくよりもお得になるように価格を設定していますので、クリエイターページからご覧くださいませ※

さて、海外大学院出願時にもっとも重要な書類と言っても過言ではない、志望理由書。内容の組み立て方や、それをどのように英語で表現するのかなど、初めてのことばかりでわからないことも多いですよね、実際、オランダ留学やオランダ生活について書いている私のブログにも、志望理由書をどう書けば良いのかというお問い合わせは多いです。そこで、こちらのページでは私自身がオランダ・アムステルダム大学に出願した際に提出し合格をもらった志望理由書を全文公開したいと思います。ただし、今読み返してみるとけっこうツッコミどころも多く、それも含めて日本語での解説もつけました。反面教師にしていただけると幸いです。それでは早速、始めます!

1. イントロダクション
I would like to study your Language and Education programme in order to further develop myself as an English instructor. I have been teaching English at Japanese public schools for seven years across the board from elementary to high school level, where I found my calling. Throughout my teaching career, I have been passionate about fostering students’ self-expression. From my personal experience of acting, when I was a university student I participated in a Spanish-speaking drama club, I believe that self-expression is one of the most effective ways of learning a foreign language. Therefore, I have used various kinds of activities in my lessons, such as presentations, debates, and skits. Actually, I found that those activities worked very effectively. Thus, my main interest for the study is in “self-expression in foreign language teaching”.
 第一パラグラフは、出願者はどんな人なの?ということを知ってもらうために非常に重要です。私の場合は、まず留学の大きな目標として英語教師としてさらに成長したいということを言いました。そして、学習者の表現力を伸ばすということが自分の中でずっとテーマになっていて、そのきっかけは大学時代に取り組んだスペイン語劇である、ということを説明しています。
 ただ、今読み返すとパラグラフ全体にまとまりがなく(1パラグラフ1トピックの原則から大きく外れている)、しかも具体性がなく全く印象に残らない文章です。もっと個性的でEye-catchingな方が良いと思います。今ならもっと「外国語学習と自己表現」にフォーカスして、なぜそれが自分や社会にとって重要なのかということや、それにまつわる具体的エピソードを書きます。

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