フィルターが反映されるタイミング
初めまして。DATASaber Bridgeに挑戦中の たけ と申します。
DATASaber Bridgeの活動を通して学んだことや感じたことを備忘録として残してきます。
よろしくお願いします。
Tableauのフィルター機能は便利ですね。
ただ、Tableauの ”クエリパイプライン” と言うものを理解していないと、思った動作と異なる結果が返ってきてしまう。
クエリパイプラインは、これをマスターしないとTableauを使いこなせていないと言って良いくらい大切なことです。
例えば
「2016年、1カテゴリ単体で売上が100万円以上のメーカを教えてください。
1カテゴリごとに切り替えて表示できるようにしてください」
という問題があったとします。
早速フィルターで、以下を指定しました。
オーダー日:2016年
カテゴリ:単一値(リスト)選択
メーカ:条件指定で売上500万円以上
すると・・・思ってた感じと違う結果が出てきました。
何故なのでしょうか??
Tableauはフィルターの種類がたくさんあって、以下に示すようにフィルターされるタイミングが異なります。
今回のフィルタは
③条件フィルタ:(カテゴリ・年度問わず)合計100万円以上の売上を上げているメーカの中で
④ディメンションフィルタ:2016年に、カテゴリ単位で売上げたメーカを表示しています。
今回実現したいことは、③と④のフィルタの順番を入れ替えて
2016年に各カテゴリ単位で、合計100万円以上売上たメーカを表示したい。
順番で言うと、③より先にフィルターをかける必要があるので、
②のコンテキストフィルターでフィルターをかけなければならない。
イメージはこんな感じ。
コンテキストフィルターの掛け方は該当フィルターを右クリックして[コンテキストに追加]を選択するだけ。
無事に、カテゴリごとに売上100万円超えているメーカのみが表示されました。
さまざまな場面で、クエリパイプラインが出てくるので、流れはしっかりと理解しておく必要があります。
クエリパイプラインについて、諸先輩方が既にたくさんまとめて下さっておりとても勉強になりました。本文中にも記載しておりますが、みのるさんのクエリパイプラインの資料が、より詳細に、日本語で(大事!)記載して下さっているのでとても勉強になりましたので改めてご紹介いたします。
Tableauの計算順序(クエリパイプライン)の覚え方と、もっと細かい情報
以上です。
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