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3日目…JR東岸和田駅~JR山中渓駅③(熊野街道/紀伊路)

佐野王子過ぎてから道に迷う😂

市場の追分道標
☜ふどうみち 施主大阪藤井
右さのみち
すぐ和歌山道
明治三十八年三月

泉佐野市役所や佐野高校前辺りをウロウロした😅

安松八丁畷の石地

安松八丁畷の石地蔵
石造のほこらのなかに安置されているこの地蔵は、いまお顔は補修がされてもとのものではないが、そのほかは原 状のままで台石共に和泉砂岩の一石で、 向かって右に正平十八年(一三六三)の年号がきざまれてあって、いまから約六百三十年前のものであることがわかる。
どのような理由でつくられたものか知ることはできないが、この街道を通る多くの人達をむかえ、また見送っている。
むかし大阪の人が途中でおいはぎにあ いかけてこの地蔵のところにかくれて その難をのがれたということから一層 信仰する人がふえ、その人達が奉納し たという石燈籠がくずれてはいるが、いまも残されている。
一時、民家に移されていたが大正の初め頃にこの旧位置におかれたという。

現地説明板より

 JR関西空港線.関西空港自動車道路高架下をくぐって進んでいきます。

塙団右衛門の五輪塔

塙団右衛門の五輪塔
慶長20年(1615)の豊臣方と徳川方が戦った大坂夏の陣の樫井合戦で討死にした塙団右衛門直之の五輪塔である。
塙団右衛門は尾張国羽栗の人で加藤嘉明に仕え、朝鮮の役で 軍功をあげ、名を知られたが、関ヶ原の戦い(1600年)以後浪人して僧となり鉄牛と号した。
大坂冬の陣(1614年)が起きると豊臣方に属し、大坂城に入城した。慶長20年4月、夏の陣がおこると、豊臣方は徳川方の紀州和歌山城主浅野長晟の軍と戦うべく泉州に進んだ。
団右衛門は先鋒隊をひきいて4月29日早朝 熊野街道を南下 し、待ち構える浅野軍に突入した。安松、岡本、樫井で激戦が展開されたが、大坂方は敗れ、団右衛門はこの地で討死にした。ときに48歳という。
団右衛門を討ったのは上田宗箇、亀田大隅あるいは八木新左衛門などの説があり一定しない。
五輪塔は寛永8年(1631)に紀州の士小笠原作右衛門が造立 し、石灯籠は八木新左衛門の孫が奉納した。
250回忌(1868)には団右衛門の子孫の櫻井氏が補修し周囲を整え、当地の観音寺に位牌を納めた。以後当地の人たちにより守られている。

現地説明板より

何度か間違えそうになりながらも、塙団右衛門の五輪塔に到着。

籾井王子跡
(Wikipedia)

この辺りに籾井王子跡(樫井王子跡)があるはずと…ここでも探しまわり無駄に歩いた。
なんと!! 自動車屋さんの敷地内の塀の奥にありました。
これを見つけられたのは奇跡。

淡輪六郎兵衛之墓

淡輪六郎兵衛の宝篋印塔
慶長20年(1615)、大阪夏の陣がおこり、豊臣、徳川方が最初に激突したのが樫井合戦である。
この石塔は、豊臣方の武将としてこの地で討死にした淡輪六郎兵衛の宝篋印塔である。
淡輪氏は古くから和泉国淡輪(現岬町)の豪族であった。
六郎兵衛の姉は豊臣秀次の側室の小督局で、その子お菊も夫とともに豊臣方として戦った。
慶長20年4月、徳川方は全国の大名に大阪城を攻撃するよう命じた。
これに対して、豊臣方の一軍は徳川方の紀州和歌山城主浅野長晟の軍と戦うべく泉州に進んだ。
六郎兵衛はその先鋒隊となり4月29日早朝、塙団右衛門とともに熊野街道を南下し、樫井で待ち構える浅野軍に 突入し乱戦の中で討死にした。
この宝篋印塔は寛永16年(1639)25回忌にあたり淡輪氏の末裔の本山氏が淡輪にて石材を整えて建立した、その後も当地の人たちにより守られてきた。

現地説明板より

細い道だが結構車が通る。写真撮影も気をつけてしないと危ない。
この淡輪六郎兵衛の宝篋印塔の裏、空き地?畑?が、樫井城跡らしいです。

樫井古戦場跡
樫井の戦い(Wikipedia)

樫井川と新家川を明治大橋.明治小橋とで渡る。

地図を見ると、厩戸王子(Wikipedia)が国史跡海会時跡から国道26号方面に少し歩いた所にあるが、寄らずに進んでいきます。
道迷いで余分に歩いたので余裕がない💦

本陣跡(角谷家)

この地は中世より賑わった熊野詣の宿駅としてさかえ、江戸時代には紀州徳川家の参勤交代の街道となり、本陣・旅籠などが設けらえました。
今日も、往時の姿を偲ばせる街道筋です。

現地説明板より
信達宿の常夜灯

信達宿に入りました。
すごいですね!旧宿場町を綺麗に整備して観光に力を入れている様子。
おっ!!すごく人が多い!そんなに有名な旧宿場町(観光地)なんでしょうか?

梶本家の野田藤

あぁ、なるほど!ふじまつり開催中なんですね。
めちゃくちゃ見頃で綺麗!ラッキー!!😮
詳しくは→(熊野街道信達宿藤保存会
すごい綺麗な藤棚。これは本当に良かったです。

④へ…つづく 
(2016年4月)

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