「病気」って怖い

26歳女、数日後に大学病院での精密検査を控えている。

昨年から続いていた顎下の腫れ(しこり?)が昨晩悪化。痛みはないのだけど腫れが大きくなったのを感じた。

トリガーは食事。初めて気づいた時も、職場の先輩と大好きな韓国料理を食べている最中だった。
顔を左右にキョロキョロとさせる動きをするのに、右側だけ顔が動かしづらかった。
喉の方に違和感を感じて触れてみると、右側の喉(専門用語で顎下というらしい)が腫れていた。その時も痛みはなく、ただおたふくのように腫れた首に違和感を感じるのみ。
症状は一過性のもので、食事を終えると数十分もすればいつの間にか元に戻っていた。

痛みがなく、特に不便もない

そんな理由から1年以上病院に足が向かず、とうとう症状を悪化させてしまった。

相変わらず痛みはないのだが、今回は不安がよぎるくらい、結構腫れた。

今朝出勤前に近所の耳鼻科に行って診てもらったが、お医者様からは腫れている部分の触診と口内の様子から、大学病院での精密検査を勧められた。
考えられるものとしては、唾石症もしくは腫瘍が出来ている可能性があるとのこと、、

お医者様からの説明がぼんやりと聞こえ、体が一気にフワフワと落ち着かない感覚があった。

とりあえず仕事に戻って働いたが、気持ちがザワザワと落ち着かない。携帯を開く度に色んな事を調べてしまい、素人の脳がパニックになっていく。もし悪性の腫瘍か何かであったら、、、常に最悪の状況を想定してしまう癖がある私にとって、精密検査までのこの数日間は非常に苦しい。

「腫瘍」、「検査」、「入院」、「手術」

そういうものと無縁で生きてこれた私にとって、どの言葉も重くのしかかる。

今日は一日、食事をするのが憂鬱だった。
熱があるわけじゃないし、体は元気なものだからお腹は空くけれど、食後に腫れる喉のことを思うとなんとも不安な気持ちに駆られて気分が沈む。
来週に控えた検査まで、この不安定な精神状態を上手く乗り切れるだろうか。

世の中には私が知らなかっただけで、日々闘病に苦しむ人や、愛する人を失う恐怖に怯える人が、きっと数えきれないくらい存在する。
そんな方達だって、ある日突然病が降りかかることは予想もできず、平穏な日常を送っていたはずだ。
そう考えると当たり前だけど、改めて病気って他人事ではないし、何か異変に気付いた時は必ず早急に向き合わなければならないと痛感した。
検査前でもあるし、私の場合どのような結果が待ち受けているのか、今は考えたところでどうしようもないのだけれど。

文章にするとありきたりな内容に思われてしまうかもしれないけど、
命があるありがたさ、家族はもちろん毎日自分と関わりのある周囲の人への、思いやりと感謝の気持ちを絶対に忘れてはいけないと思った。

検査はまた後日。それまでは気分が落ち込むことももちろんあるだろうけど、自分一人でくよくよ考えたところで結果は変えられないし、難しいとは思うけれど、平凡な毎日を幸せに生きよう。
命に別状がなければ、それが何よりもの幸せであり、安堵。
お願いします。神様、、、

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