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「オンライン授業に出現するニキとは」2021年4月23日の日記

明日中に課題をやらないと死亡することが確定しているので、朝のうちに仕上げるつもり。なんか小難しそうだなーと思ってほっといたら普通にリミットが目前まで来て焦っている。助けてくれ。

今日は初めて授業とバイトが同じ日にあった。なんという過酷さ、あぁ、想像するだけでも辛い一日だなんて思ってかかったらそうでもなかったり。

そもそも授業は寝ながらオンラインみたいな感じだし、バイトも突っ立ってレジ打ちしてるだけ(うち1時間は消毒、もう1時間は閉店作業なので3時間だけレジ)なのでもはや重労働でもないという。

明日もバイトだがどうせスケッチとか絵とかさっき言った課題とかやってたらあっという間に勤務時間で、それが終わったら飯食って泥のように眠るので特に気負うこともないんだよな。

まぁ、ヒョオゲンデンタツとかユニバーサルデザインのやつとかは練れば練るほどいい物ができそうな気がするから頑張るけど、それでもさすがに「忙しすぎてパンクする」ということはありえない。

今年は素材造形とかコンピュータ基礎演習とか、そういうキチガイみたいに課題が重い授業が今のところないのでそういう意味でも恵まれており、伸び伸び課題や制作に取り掛かれる。これが相乗効果で全部の授業に対する集中を生んでいる。

あ、そうだ。今からアレについて書くか。

芸工大のオンライン授業の名物学生、「ニキ」について。

授業中にどうでも良いような質問をオタク口調のダミ声で話す男、(本名がzoomの名前に出ているので特定は容易)彼こそが「ニキ」である。

多くのオンライン授業で存在が確認されており、いずれも「あのう、質問なんですけれども」みたいな出だしからありえないくらいどうでも良い質問や謎の感想などを唐突に語り出したと多く報告されている。

実際、ニキがオンライン授業で発言するや否やTwitterでは「ニキ降臨」「ニキうるせえ」「ニキこの授業にもいるのか」など、彼に関するツイートでタイムラインが盛り上がりを見せている。

当の本人がTwitterをやっているかは不明(連絡先を聞くとヤバいことになりそうなため)であることや、授業での語りがあまりにも香ばしいことを考えると、ニキと交流を持つこと自体が芸工大における自身のランクを下げることになりかねないという暗黙の了解が存在する。

そんなニキは先生が「質問があったらチャットでお願いします」という前置きをしている授業でも容赦しない。

文字が読めないニキは「質問はチャットでお願いします」という状況下でも嬉々としてマイクをオンにし、「あのう」と切り出す。彼の真骨頂である。

ちなみに、彼がこうして何を聞き出すのかといえば「〇〇の話をもう一度してもらえませんか?」だとか「〇〇は⬜︎⬜︎ということでよろしいでしょうか?」みたいなのばかりで、わざわざ声を出して聞くほどの内容の質問は聞いたことがない。マジでなにしてんの?

こんなニキなので先生も彼を煙たがるような雰囲気があり、明らかにニキとの交流をめんどくさがって適当にいなしている先生もいる。

これ、ニキが発言するときにパソコンの音を切る人がいるほどなので、授業における天災といっても良いかもしれない。ちなみに、私の取っている授業にも2箇所以上でニキの存在が確認され、いずれの授業でも「あのう、質問なんですけれども」を観測した。

果たして、ニキが自身の迷惑さに気づく日は来るのだろうか。いや、こねぇだろうな。そういうタイプの人間だもん絶対。

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