ゆーまっくす、負傷する
まずかった。既に危機は迫っていた。
このままでは、課題が終わらない。
そう思った私は、勉強と同時進行で他の課題をやることにしたのだ。
カッターを取り出し、彫刻用の素材を持つ。
ジョリジョリ削って造形しながら、話を聞いたりメモを取ったり、コメント打ったり。
私は、マルチタスクのスキルなど持ち合わせていなかった。
ざくしゅ❤️
????
まぁ、大丈夫だべ。
と、思ったらそのすぐ後。
カッターに赤いものが付着していた。
ん?
手を見ると、そこにはいっぱいの血が。
そう、よそ見してたらグサーしたのだ。
いってぇ、と気づいたのは傷口を見てからだった。
傷口見てから痛みに気付く人は多いらしい。
てか、授業中なんだ。この場を離れるのはキツいぞ。
刹那の隙を見極め、画面から脱出、そして別の部屋から絆創膏を調達。
洗面台まで行き、傷口を洗い、消毒。
絆創膏を貼って帰還。
やー、マルチタスクとかやるもんじゃないな。
絶対無理だ。
もし彼女作るならマルチタスクできる子がいいな。この苦しみを次の世代にあたえたくない。
と、何の話をしているか分からなくなったところで。
今日から思考日記は書かなくて良い、という気持ちの良い状況なので、ぐっすりとおねんねしていきたいと思う。
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