見出し画像

舞台で「華のある人」って

「華」のある人。


確かに存在する。


ここで言うのは、『舞台上で華のあるオバリーナ』と限定させていただく。

したがって下界でいかに地味でもっさりしていても

舞台で輝けばその人はオバエトワールなのである。

素晴らしい。私もオバエトワールになりたい!



『華』って何だろう?  


良く思うのだが、なかなかコレ!と言い切れない。

私を見て!って言うこれ見よがしのアピールではないし、

テクニックが優れているだけでもない。

容姿が優れているに越したことはないが、それだけでもないような……

だが、とにかくお稽古場では目立たない人が、舞台に上がると、

アレアレ? この人⁉ なんだか目立ってるぞ~キラキラしてるぞ~

知らなかったぞ~ 薔薇が咲いてるぞ~ってことが確かにあるのだ。



舞台観劇していても、スターは当然だが、群舞の中でも華のある人はいる。私はバレエでもミュージカルでも、お気に入りのダンサーさんを見つけて、

その人ばっかり見て楽しむことをいつもやっている。


特に男性イケメンダンサーを見出すのが楽しい。


よっぽど出演者が多い演目は無理だが、

そのダンサーが役柄衣装等を変えて出てきても、それを素早く捜すのを楽しんでいる。


気に入るポイントは、顔のことを除いて踊りだけに限っても、

何とも説明しがたいのだが、

溜めとキレ、動きの大きさと繊細さ、シャープさと柔らかさ等相反するもののバランスだろうか。顔の付け方、体の角度とかの見せ方、センス。


ああ、この『センス』という曖昧なものがキモなのよ。


でも、『華』とは少し違うような気もする。



そして、常々思っているのだが、残念なことに逆もあり、

お稽古場で目立っているのに、舞台に上がるとどうしたことか

目立たず埋没してしまう人がいる。『逆華』だ。

そういう人は、性格的に押しが強い気がする。(あくまでも私見)



自分がどちらのタイプか、どちらでもないのか、わからない。

人は自分自身のことはわからないのである。

ただ、言えることは舞台にはすべてが表れると言うこと。


人格、性格、人間性。


コワいですね~!



感謝を忘れず、謙虚に真摯に生きましょうね。

オバリーナはけなげに心に誓うのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?