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#2 表現力を向上させる秘訣とは?

こんにちは。バレエメイト運営者の金田です。

今回は「表現力向上の秘訣」をテーマに記事を書きました!

笑いなさい!表現しなさい!って言われて悩む子供たちが増えているみたいです。ですが、普段生活していて心が動いていない人なんて一人もいないと思うのです。

誰かと話していて笑う、何かをされて喜ぶ、何かを見て感動して泣く、誰かに怒る、誰かを愛おしく思う....など

そういった心の動きを言葉に出すのか、踊りに出すのか、文字に書くのか、歌うのか、物に投影するのか。の違いなのです。

最初は誰しも下手っぴかもしれないけど、秘訣を知れば表現力向上がきっとできるはず。それではバレエメイトが考える「表現力向上の秘訣」をみてみましょう!


■見て、真似して、研究する

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これは本当に本当に大切なことで、どんなに一流の天才と言われたダンサーたちも最初はみんな誰かの真似でした。色んなものを見て学び、真似をすることで感じる心を育てて表現力の引き出しを増やしていく。そして、気づいたら自分のものになっているのです。
これは、表現力だけに限られたことではありません。体の使い方も音の取り方もいろんな方の踊りを見て取り入れることで、自分だけではたどり着けない部分を補うことができるようになるのです。

先生から「もっと上品に」という注意をいただいた→いろんな人の踊りを見て、上品さとは何かを自分なりに考える=このプロセスが表現力向上や踊りのレベルアップに繋がるのです!


■クラシックバレエは物語を伝えるツール

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クラシックバレエはただ踊るだけでなく、物語を伝えるツールということを理解しましょう。発表会やコンクールなどで踊られるバリエーションのそのほとんどは全幕物の中の踊りの一つで、それぞれのキャラクター設定やどんなシーンで踊られるのかという設定があります。

例えば、眠れる森の美女に出てくるオーロラ姫。プロローグで6人のフェアリーたちが[優しさ・元気・鷹揚・陽気・勇気・知恵]をオーロラ姫に授けるのですが、それに見合った振る舞いをしなくてはいけません。
それに加えて、1幕の16歳になったばかりの初々しさや、2幕では透明感や幻想的な雰囲気、3幕では116歳の成熟した美しさ…などその場面ごとにオーロラ姫のイメージを変えていく必要があります。

踊っているときは、どんな建物でどんな色で、どこに誰が座って見ているのか、手を差し出した先には誰がいるのか…など想像してみましょう。
また、いつも同じ笑顔ではなく、心の変化を感じると様々な表情が生まれてくるはず。物語をちゃんと知り、自分なりの解釈していくことで自分だけの表現方法を見つけていきます。


■ポーズの意味を知り、動きに意味を付ける

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全てではありませんがバレエのポーズには意味があります。一番分かりやすいのはフロリナ王女がする耳に手を当てるポーズ。これは、青い鳥のさえずるに耳を傾けているポーズです。もうある意味マイムです。

ディアナの最後のポーズは弓を射るポーズ。画像に使われているギュリナーラのポーズは、ランケンデムや周りを取り巻く男たちを拒絶するポーズ。白鳥のアームスは翼、そして白鳥の長い首のシルエットを模していると考えられます。そんな意味が見ている人に直感的に伝わるよう工夫してみましょう。

また、「ポーズは踊りの柱」と運営者は考えていて、これが決まらないとボヤっとしてメリハリのない何が伝えたいのか分からない踊りに見えます。「ポーズは1つずつ正確なポジションに止まって魅せる。」を意識して踊りで伝えていきましょう!


■これが出来ない。あれが出来ない。その答えは全て基礎の中に

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表現がしたくてもその余裕がない。テクニックが不安定だったり、トゥシューズで立つことに必死になって、表現どころじゃない!!そんな方はまず、その問題点から取り組んでいきましょう。

「アームスの動きを意識してたら全くつま先が伸びてなかった」とか「つま先を意識したら姿勢維持が出来てなかった」というように2つのことが同時にできない経験はありませんか?
実は、脳は常に1つのことしか意識できないものなのです。「でも、バレリーナは全部完璧に出来てるじゃん!」って思いますが、それは、つま先を伸ばすこと・膝を伸ばすこと・姿勢を保つこと全てを無意識化できているからです。だから頭を空っぽにして感情に浸りながら踊ることができるのです。

すべて日々のレッスンの賜物ということですね。長い道のりですが頑張って習得を目指しましょう!


■言われたことを直すのは練習。楽しんで踊るのが本番。

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というわけで、ここでこれを意識して、ここでこれを気を付けて…。
と考えながら踊るのは、練習までです。

練習で身に着けたものはきっと自分のものになっているので大丈夫!
舞台の上に立ったら全てを手放し楽しんで踊りましょう!


■みんなのアドバイス

バレエメイトのフォロワーさんたちに「表現力のつけ方」を教えていただきました!是非こちらも参考にしてみてください。

※この記事は、2019年12月にInstagramで投稿したものを再編集してまとめたものです。

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