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「花粉症って、なんでこんなにツラいの!?」


「こんちは〜」

「いらっしゃ.. は〜っクション!」

「オイオイ、風邪かい?」

「いえ、花粉です」

「あ〜、そうだよね」

「花粉、大丈夫ですか?」

「いや、オレも何年か前に突然なって薬飲んでるよ」

「なんでこんな、誰も彼も花粉症なんて言うようになったんでしょうね〜」

「ホントだよ。少なくとも僕らが若い頃にはこんな症状出る人なんていなかった」

「特効薬みたいなものが出来るといいんですけどね」

「本格的に手術とかで治療ってなると時間もお金もかかるし、
医者の薬、市販の薬なんかも完全に効くわけじゃないからね」

「手術なんてあるんですか?」

「あぁ。よく聞くのは鼻の中の粘膜をレーザーで焼く手術で、
保険適用で1万円くらいだそうだよ」

「なるほどね〜。でも学業や仕事に差し障るような症状のひどい人には
検討の余地がありますよね」

「うん。主に杉の花粉ならこの春先だけで済むけど、他の花粉、
花粉って一年中何かしらはあるって言うから、
そういうものにまで症状が出てしまう人には有効だろうね」

「薬以外にみんなどんな対策ってしてるんでしょうか」

「そうだなぁ〜。最近注目されてるものに「べにふうき茶」っていう緑茶がある。元々紅茶用だったものが緑茶加工する過程でメチル化カテキンという成分が
生まれ、それが花粉症の抑制に効果があるっていうことらしいんだ。
まだ試したことはないんだけどね」

「普通に飲むだけですか?」

「緑茶だからさ。毎食後に飲んだりするだけでいい」

「それ、良いっすね 笑」

「他にもさ、ネットの記事で読んだけど、ヨーグルトなどの乳酸菌、DHA・EPAなどの不飽和脂肪酸はアレルギーによる炎症を抑える効果がある。
同じように、普段捨ててしまうような長ねぎの青い部分や大根の葉なんかの野菜はβカロテンが豊富でアレルギーによる炎症を抑える効果があるそうなんだ」

「ヘぇ〜、試してみる価値ありますね!」

「面白いところでは、鼻が詰まったら迎香という、
小鼻の横にある少しくぼんだ部分を指の腹で鼻の方向に押すと、
つまむっていうイメージかな、そうすると改善するとか、布でくるんだ保冷剤を、左右の鼻の根元に交互にあてるとむくみが取れて辛い鼻詰まりに効くとか、
脇の下にペットボトルを挟むなんていうのもあったな 笑」

「裏技的なものですね 笑」

「逆にさ、これはしないほうがいいってこともあって、
この時期に油もの、特に人工的な油であるトランス脂肪酸は、
アレルギー症状を悪化させるから控えたほうがいいとか、
ある種の野菜や果物、例えばトマトやバナナ、キウイやアボカドなどは
スギ花粉のアレルゲンと似た構造のたんぱく質を含んでいて症状を悪化させるし、飲酒もさ、アルコールが分解されるときに発生するアセトアルデヒドは
症状の元であるヒスタミンを増やす作用があるから、
お酒も控えたほうがいいんだ。
辛いものも粘膜を刺激するから過度に食べるのは良くないかな」

「知っているのといないのでは、ずいぶん違いますね。参考になりますよ」

「まぁ、どれも人によって効く効かないは程度の差があるだろうし、
ただ、試してみるのはアリだよね。
それがたまたま効けばみっけもんなわけだからさ」

「ホントですね。早くこの時期が過ぎてくれることが一番ですけど 笑」

「そうそう。車の運転、バイクの運転も十分に気をつけてほしいんだ。
この時期花粉症が原因の、つまり運転中くしゃみが出ることによる事故も
増えるそうだからさ。
くしゃみの我慢は鼓膜が破れたり目や鼻の血管が破裂するなんて危険もある。
飲み込みたくても、鼻腔と口を同時に閉じることだけはしてはいけないそうだよ」

「怖いですね。気をつけないとエライことになるかもしれないんですね」

「あぁ。なんとか上手にこの時期をやり過ごしたいものだよ」

     「はい。コーヒー入りましたよ」

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