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バリキャリ40!アクロバット婚活記vol.6

【やたらプライドが高い男:編】

前回の続き・・・年下男君との束の間のマッチングからサヨナラしてほどなく別の婚活パーティーに参加した私は、40代後半のある男性と出会った。その男性は●40代後半●外資系会社の役員●バツイチと言ったところ。仮名で鈴木さんとする。その鈴木さん、私の広告業界のことも詳しく話が弾んだこともあって気軽な気持ちでマッチング。まぁ、デート次第だな、と思っていたところにデートのお誘いが・・・

デート当日に案内されたのは都内おしゃれエリアにある高級寄りのけれどもそこまで肩肘の張らないフレンチレストラン。そこでのコースディナーだった。前菜を2口ほど食べたやさき、鈴木さんは雑談からいきなり切り込んできた。「僕は恥を忍んで婚活パーティーに来ている。だから、遊びはやめてくれ!」(いきなりすぎませんか、、、その会話・・・)「えっ、遊びではないですが・・・まだ鈴木さんのこと知らないし」「nekomeちゃん、進むかどうか決めてくれ」(えー、まだわからないよー・・・)圧迫面接の面接官ばりに詰められてタジタジの私。なんとか話をさらっと交わした雑談へと進めた。

話を進めると鈴木さんは仕事の自慢話が止まらない。「僕が30歳の時は20人抜きで営業部長に抜擢されて・・・」最初はすごいですね、と聞いていたが自慢話の嵐。そして私の話を聞きたいと話を振っておいて、ことごとく話の腰を折り、自分の話が止まらない。これ、デートじゃなく取引先の偉いさんのプレゼンじゃん!というのが正直の感想。

ある婚活カリスマが言っていたが、結婚できない人の特徴は、takerらしい。taker(テイカー)=奪う人。人の話を奪う、人から話をする気を奪う...残念ながら鈴木さんはそこに気がついていない。彼は自分が高スペック男であることが自慢らしい。だから、そんな自分が婚活市場に足を踏み入れることも気に食わない。彼にとって婚活は恥な訳だ。10歳近く年下の女に自分からデートに誘うのも本心ではプライドが傷ついている。

だけど思う。婚活ってそんなに恥なのか?

必死に人生のパートナーを見つけようとしていることは素晴らしいことじゃないか。婚活はビジネスじゃない。どんなお偉いさんであってもスペックだけでは人の心は奪えない、最後は。

圧迫面接のようなデートをなんとか終えた帰り道、疲労困憊の私に追い討ちをかけるようにこのプライド男性、あることを言ってきた・・・続く。

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