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【cEDH】《金線の打破者、アーミクス/Armix, Filigree Thrasher》《ルーデヴィックの名作、クラム/Kraum, Ludevic's Opus》

はじめに

 こんにちはばらんです。気まぐれにより新しいデッキを組みました。11/5開催のコマンダーサミット当日と前日、合わせて概ね20ゲームくらいやって少し手応えを感じたため、筆をとりました。「ふーん、君はそう組むんだ」と軽く捉える程度に読んで頂けると幸いです。

ジェネラルスペック

金線の打破者、アーミクス {2}{B}
伝説のアーティファクト・クリーチャー — ゴーレム
金線の打破者、アーミクスが攻撃するたび、あなたはカード1枚を捨ててもよい。そうしたとき、防御プレイヤーがコントロールしているクリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは-X/-Xの修整を受ける。Xは、あなたがコントロールしているアーティファクトの総数に、あなたの墓地にあるアーティファクト・カードの枚数を足した値に等しい。
共闘(両方が共闘を持つなら、あなたは2体の統率者を使用できる。)
3/2

 殴った時にカードを1枚捨てると防御プレイヤーのコントロールするクリーチャー1体に、場と墓地にあるアーティファクトの数マイナス修整を与えられます。《アーミクス》本体がアーティファクトであるため-1/-1修整は確定、《クリプト》《ロータス》《ペタル》などを使って唱えていればさらなる修整を見込めます。
 修整を与えるのは防御プレイヤーの生物であるため、ある程度《偏向はたき》に強く、少なくとも自身の効果の-1/-1修整で爆散することはありません。(どうでもいい小粒に曲げられてある程度デカい生物にブロックされて死ぬことはありそうですが…。)
 統率者にアドバンテージ確保や勝ち筋を任せているデッキにとっては天敵となり得、先出しすれば他家の統率者早期着地を牽制することが可能です。

 また除去効果をガンガン使うとハンドがあっという間に消滅して動きたくても動けなくなります。
 その時は《Transmute Artifact》《作り直し》《鏡に願いを》などで《一つの指輪》や《ボーラスの城塞》など強いアーティファクトに変形させアドバンテージに差を付けましょう。

 《アーミクス》は統率者、ヘイト置物除去パーツであり、統率者領域に置ける《修繕》系の追加コスト役でもあります。

ルーデヴィックの名作、クラム {3}{U}{R}
伝説のクリーチャー — ゾンビ・ホラー
飛行、速攻
対戦相手1人が各ターンの自分の2つ目の呪文を唱えるたび、カードを1枚引く。
共闘(両方が共闘を持つなら、あなたは2体の統率者を使用できる。)
4/4

 cedhをやっているなら誰もが知っているつよつよ統率者です。《一つの指輪》《リス研》《レモラ》を置けない場合、《クラム》でのドローがゲームにおけるアドバンテージ源の生命線となります。

おおまかな立ち回り

マリガン

 ジェネラルが縦掘り出来ない統率者である以上、初手のキープ基準は統率者の先出しを望めるかどうかよりも、《リス研》《レモラ》《一つの指輪》などの大量に引けうるカード、あるいはそれらを探せるカードがキープ基準となります。
 《アーミクス》1tキャスト→統率者早出しを牽制→《アーミクス》やマナファクトを生け贄に《指輪》着地がある程度理想的な動きとなります。

勝つまで

 どんな手段を使ってでも引けるカードを探し、置けたら死ぬ気で維持します。
 《指輪》を先置きされやすい環境である都合上、筆者はアーティファクトがコピー出来るクローンも採用しています。
 引いて勝ち筋を掴むデッキであるため《オークの弓使い》《シェオルドレッド》は仲良く出来ない天敵です。コピーしてライフの損失を相殺したり、潰したり、パクりましょう。

勝ち

 《死の国からの脱出》、《タッサの神託者》、指輪MoMAコンボ、城塞独楽がメインの勝ち筋となります。がめた手札でこれらを無理やり通して勝ちを拾いましょう。

デッキリスト

中身の内訳

アーティファクトサーチ

・《作り直し》
・《Transmute Artifact》
・《鏡に願いを》

・《ギャンブル》
・《伝国の玉璽》
・《悪魔の教示者》
・《法務官の掌握》
・《吸血の教示者》
・《リム=ドゥールの櫃》

 汎用的なサーチカードを含めて全部で9枚です。土地《クリプト》で1t目に《加工》キャスト、2t《一つの指輪》もかなりアリだと感じたので試す余地はあるかと思います。
 《鏡に願いを》で《トラミュ》サーチ、《トラミュ》から《ボ城》サーチというパワープレイも可能です。《アーミクス》が協約コストになれるのも、《鏡に願いを》が強く使える要因のひとつでもあります。

 また追加コストを要求する茶サーチを撃ちやすくするために宝物を撒いてくれるカードも採用圏内になるかと思われます。《顔壊し》って強いんだ!

茶のサーチ先

 《一つの指輪》《多用途の鍵》《ボーラスの城塞》《独楽》がメインのサーチ先となります。どうしてもマナ加速したい場合は《秘儀の印鑑》や《太陽の指輪》サーチといった限界アクションも吝かではありません。
 勝ち筋カードを確実に通すために《防御の光網》採用もありかもと考えています。2マナ設置のマナファクトをコストに《トラミュ》から出せば程よい奇襲となるでしょう。

クローン

・《幻影の像》
・《ファイレクシアの変形者》
・《模倣メカ》
・《機械神の肖像》

 軽さが売りの《幻影の像》と、茶サーチから引っ張ってこれるクローンカードを3枚チョイスしてます。
 このデッキの天敵は《オークの弓使い》《黙示録、シェオルドレッド》であり、かつその他有能な生物をコントロールしている人がいたらその恩恵にあやかってやろうという魂胆です。

 ドクターフーのコラボセットで《フレッシュの複製体》という《幻影の像》に等しいマナ総量のクローンが刷られたという話は有名ですが、まだ買えてないので入れられていないだけです。cedhの1ターンは非常に濃厚なので消失3というデメリット効果はほぼインクの染みでしょう。増殖などに巻き込まれて寿命が縮むこともないのが素晴らしいですね。採用してもいいかと思います。《像》と違って《蒸気の連鎖》などの回収で自爆しないので《波止場》での加速なども捗るでしょう。

7ドローカード

 《意外な授かり物》や《Wheel of Fortune》のことですが、ハンドが高速でやせ細っていくデッキである都合上採用してもいいかもしれないと考えてます。

 あくまでも「かも」です。

リアクションドローソース

 対戦相手のアクションによってカードを引けるカードは《クラム》を筆頭に《リス研》《レモラ》が該当しますが、色も合うので《慈愛の王、タリオン》も採用視野だと感じました。「1」か「2」指定でそこそこ引けるでしょう。「2」指定でいいかもと考えてましたが、そうすると嬉々として《活火山》を叩き込まれそうなので「1」指定が損失が少なく済むかもしれません。

《むかつき》

 引ける枚数の期待値が少なく自爆したのでやめておきましょう。魔が差して《法務官の掌握》などで盗むのもおすすめしません(1敗)。

《深淵への覗き込み》

 予想以上に撃ちづらかったです。マナソースか軽いドローソースに入れ替えた方がよさそうです。

《精神力》

 クッッッッソ重くてクッッッッソシンボルキツくてクッッッッソ探しづらくて《REB》にすら消されるという致命的な弱点に目を瞑れば《一つの指輪》との2枚コンボで、かつ着地後の除去がほぼ意味をなさない強力なコンボパーツです。

 無難な使い方は《宝石の洞窟》で追放したり、《金属モックス》で刻印したり、ピッチスペルのコストにすることです。

 指輪MoMAやりたかったので採用していますがぼちぼち活躍してくれてるのでもう少し試してみます。

土地基盤

 赤い呪文をほぼ撃たない都合上、赤黒の土地が《血染めの月》でゴミと化す《沼》となっています。青黒と赤青の土地をもっと増やして《ザンダーの居室》(グリクシスのトライオーム)もありなんじゃないかと本気で考えています。本気か?

おわりに

 ちょっとしか回していないため改善点、更新案は使い続けていれば無限に湧き上がるでしょう。次の記事が上がるかは完全に不明ですがを楽しみにして頂けると幸いです。

書き手:ばらん

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