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2019年秋のイベント出店記録など

もう年も明けてだいぶ経つけれど、昨年秋はまぁよくあれこれ動けたなと今更ながら思うぐらいに忙しくて、そのピークであり合間でもあるイベント出店に救われたところがあるので記録しておきたい。

10/26には瀬戸内芸術祭を開催中の直島へいった。初めて行った直島は島の雰囲気というかまちの空気のようなものがすごく良きところで、志摩と似たところもあるけどさらに穏やかな感じがある。島中の様々なところにアートスポットがあって最後に行った神社の展示が、神聖さと畏れ、土地性とを兼ね備えていて一番印象に残った。直島のスポットはほぼ巡れたものの、どう考えても最低3日はとったほうが良い。。次に行くときはたっぷり休もうと思う。
夕方に高松のアートブックフェアへ。TIBFも面白かったけどより濃密だった。本屋ルヌガンガさん、古本yomsさんにも行って一冊ずつ買って、夜行バスで伊勢へ向かう。

10/27は恒例の、伊勢河崎一箱古本市 @河崎川の駅。棚の中を新刊、床置きを古本にした。伊勢で散策舎として活動を続けるなかで知り合った方々が多く来てくださって、本当にありがたい。恒例の秋のイベントとして定着してきているようで、散策舎としてはおそらく過去最高の売上。これからも伊勢の人たちへ、確かな本を届けていきたい。

11/2は2回目の開催となる、BOOKPICNIC @多気町立勢和図書館。大雨の昨年から一転、暑いぐらいの快晴で最高のいちにち。本はほとんど新刊で、関連する数冊を重ねて置く形で展示してみた。
いつもの出展用の棚とかだけでは足りないぐらい、スペースも広くて開放的なので、来年はテントかなにかを持ってピクニックしたいところ。「外で本を読む」体験についての模索も続けたい。

11/17は逗子エコモノ市 @ネッツトヨタ横浜マイネッツ逗子店へ。かなり久々の出店だったけどもいつも通りの感じでのんびり過ごした。

11/22はBOOKPICNICの際にお誘いいただいた全国図書館大会 @三重県立図書館に出店。B&Bで総合展に出店したのを思い出しながら本を選んだりした。「本の本」のなかでも読むこと考えることにまつわる本が多く売れたのが印象的だった。第一線の図書館員たちが考えている図書館のあり方と、散策舎が目指す本屋のかたちが同じ方向なのだとしたら、より確かな歩みで進んでいけそうだ。

イベント出店そのものはやはり大変で、主催の方はもっと大変な思いをしているだろうけど、本があるはずのない場所や普段は出会えない人のところに、本とともに出向くということだけでも、本と本屋の可能性を広げることになる。店舗ももちろん大事にしながら、伊勢のまちやひとのあいだに、まずは本を介在させていくことを、そして読んで対話して楽しんでもらうことを、今年も本屋としてやっていきたい。

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