僕の好きなマット・チャップマンを紹介したい。

今回は僕がMLBに興味を持つきっかけとなった三塁手、マット・チャップマンを紹介していきたい。

僕としては守備がいっちばん好きなのだが低打率で高パワーなロマン砲的打撃も魅力。
それでいて出塁率は高いんだから素敵。
それでは初めていこう。


1.チャップマンのプロフィール

ブルージェイズ所属の三塁手。背番号26。

1993年4月28日生まれ。29歳。
→今永昇太、上沢直之らと同世代。

183cm/100kg 右投げ右打ち

2014年ドラフト1巡目指名(全体25位)でアスレチックスに入団。
2017年6月15日のヤンキース戦でメジャーデビュー。
デビュー後はアスレチックスの正三塁手として2018年、2019年にはワイルドカードでのプレーオフ出場、2020年の地区優勝に貢献した。
2022年3月16日にトレードでブルージェイズに移籍し、現在に至る。

2.チャップマンの2022年主要成績

BA .229
OBP .324
SLG .433
OPS .757
HR 27
2B 27
barrel 48
DRS 2
fWAR 4.1

K% 27.4% (22.1%)
BB% 11.0% (8.4%)


3.チャップマンの5ツールスカウティング

ミート D
パワー A
走力 B
守備 B
送球 B

・ミート

参考データ
zone con% 76.0% (82.0%)
chase con% 55.3% (58.3%)
whiff% 28.7% (24.7%)

ミートはあまりない方だ。
まぁそこが僕の好きなところでもあるのだが、チャップマンはコンタクト率が平均以下でそのお陰で打率が低く三振率が高い。
22年の三振数はリーグ5位と非常に多かった。
選球眼が良くボール球スイング率が低い中でも平均以上の三振率なのでアプローチの悪さは折り紙付きだ。
いや、僕はそこも好きなんだけどね。

・パワー

参考データ
HH% 51.2% (35.8%)
A exit velo 92.2 (88.4)
M exit velo 112.7 (122.4)

球界トップレベルと言えるパワーの持ち主で、実際平均打球速度はメジャー上位7%の数値を出している。
ハードヒット率もメジャー上位3%と高数値で、チャップマンの実力をよく表している。
実際にホームラン数も27本と多く、30本塁打も期待できるスペックを持っている。
特に引っ張り方向に強い打球を打つのが得意で、引っ張り方向の打球割合が44.8%で、ホームランもほとんどがレフト方向で出ている。

・走力

チャップマンは走塁での貢献度も意外と高く、盗塁はできないものの、盗塁以外の走塁貢献はそれなりにできていて、スプリントスピードも平均以上。

・守備

チャップマンといえば守備のレベルの高さもアピールポイントの一つである。
長年守備での貢献度も高く、安定感あるサード守備が特徴。
22年に1000イニング以上三塁を守った選手の中で一番エラーが少なかった。
個人的には迷わずAをつけたいのだが、DRS 2というのを考慮し一応Bにした。

・送球

チャップマンの一塁送球はいいぞ、、、
すっごいんで見てくれ、、、

4.+αトピック
・選球眼
・barrel率

・選球眼
→チャップマンは打率が.229と低いものの出塁率は.324とそれなりの数字でしっかりと四球を選べている。
ボール球スイング率は19.2%と平均より10%近く低い数値でよく見極められている。

・barrel率
→打球に角度をつけるのも上手く、ハードヒット率の高さも相まってbarrel率が12.9%となかなかの数値となった。

5.まとめ

ここまでチャップマンの特徴をまとめてきたが、僕はとにかく打率が低くパワーが強いといういわゆるロマン砲が大好きで、チャップマンはその上サード守備が上手く肩が強いという僕のモロ好みの選手である。
三振が多くても出塁率はきっちり高いっていうのもまたいいんだよなぁ、、、
見た目が割とスタイリッシュなのもギャップがあっていい。

皆さんも23年シーズンはぜひチャップマンのプレーにも注目してみてほしい。


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