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BALのこれまでとここからvol.2

今回も閲覧いただきありがとうございます。
タナカヒサキと申します。

さて、今回は前回に引き続き、快進撃を続けるオリオールズのこれまでとこれからを振り返っていきたいと思います。

第2回となる今回は、7/29(日本時間)のヤンキース戦から8/31(日本時間)のホワイトソックス戦までを線で見ていって、これからのオリオールズの展望予想をしていきたいと思います。

この記事が、ここからのオリオールズの戦いをチェックする手助けになればと思っております。

まず、オリオールズのここまでの成績をもう一度振り返っていきましょう。

・オリオールズの戦績

99試合消化 61勝38敗 (7/24時点)

残り63試合

90勝(プレーオフ進出ライン)まで29勝(.460)
100勝(地区優勝ライン)まで39勝(.619)

()内は達成に必要な勝率(必要な勝利数÷残り試合数)

オールスター明けも好調で着実に勝利を重ねているオリオールズは、遂にレイズを追い越して今季一番の激戦区であるAL東地区の首位に躍り出ました。

とはいえここからのスケジュールもなかなかハードで、全く油断できない状況が続きます。
ここからは連戦ごとに区切ってオリオールズの8月のスケジュールを見ていき、それを基にオリオールズのこれからをお話ししていければと思います。

8月の連戦 (全て日本時間)

7/29〜8/7 10連戦
8/9〜8/17 9連戦
8/19〜8/21 3連戦
8/23〜8/31 9連戦

休養日 8/8, 8/18, 8/22

このように8月は休養日が3日で、連戦続きになります。
連戦が続くのは珍しいことではありませんが、こうして改めて見るとハードスケジュールですね。

ここからは一つ一つの連戦を詳しく見ていこうと思います。

1.7/29〜8/7 10連戦

対戦相手

チーム(地区 順位)
H→ホーム V→ビジター 横の数字は何連戦か。

7/29〜7/31 NYY (ALE 5位) H3
8/1〜8/4 TOR (ALE 3位) V4
8/5〜8/7 NYM (NLE 4位) H3

AL東地区のライバルとの対戦が続くこちらの連戦。
どのチームもシーズン前はバリバリのコンテンダーとして地区優勝候補に名前が挙がっていたチームで、根底にあるチーム力は相当なものであり、ハードな連戦になると予想されます。

ただ、オリオールズにとっては勝ち星を伸ばすチャンスでもあります。
ヤンキースとブルージェイズの今季の対戦成績がこちら。

ヤンキース 10戦 5勝5敗
ブルージェイズ 6戦 5勝1敗

ブルージェイズ相手にここまで5勝1敗と大幅に勝ち越しており、ヤンキース相手にも五分五分でしっかりと戦えています。

NYMに関してはトレードデッドラインで売り手に回る可能性もあり、ファイアーセールを敢行するほどではないにしても多少の戦力ダウンが見込まれ、油断できないとはいえ、勝ち星を積み上げていくチャンスにも思えます。

それに加えて対戦相手が全チーム東海岸のチームということで、移動距離がそこまで嵩まない点もプラスに働いてくれそうです。

なのでこの10連戦に関しては
目標 6勝4敗
理想 7勝3敗
で勝ち越したいところです。

2. 8/9〜8/17 9連戦

対戦相手

8/9〜8/11 HOU (ALW 2位) H3
8/12〜8/14 SEA (ALW 3位) V3
8/15〜8/17 SD (NLW 4位) V3


ここからは西地区のチームとの対戦が続いていきます。

まず頭から8月で1番タフなカードとなりそうなHOUとの3連戦。

HOUは今まさにTEXとバッチバチの優勝争いを繰り広げている前年のワールドチャンピオン。
チーム力も言わずもがなでMLBトップレベルの強豪です。

チーム状況的にも補強こそあれどチーム力に響くような放出は考えにくいので、ここが1番ハードかと思われます。
ただ、前カードに引き続きホームで戦えるのは一つの強みですね。

続くシアトルもエンゼルスと同じくギリギリでALの熾烈なワイルドカード争いにくらいついており、デッドラインでの補強次第ではより強くなる強敵になりそうです。

それに加えてシアトルでのゲームということで、移動距離も長く、その点もオリオールズには難しくなりそうです。

残るパドレスとのカードは前ふたつと比べると取りやすいカードにも思えます。

というのも、パドレスは現在地区4位と低迷しており、NLのワイルドカード争いでもやや厳しい立ち位置にいます。
そのためデッドラインでの主力放出も見込まれ、チーム力の低下も考えられます。

なのでHOU,SEAとのカードと比べれば勝ちやすいカードと言えそうです。

とはいえ、タティスやマチャドらのトップ選手は残留すると思われますし、シアトルからサンディエゴという長距離移動になるので、そのあたりの影響も考えられるので、決して簡単ではなさそうです。

これらを踏まえて、この9連戦は

目標 5勝4敗
理想 6勝3敗

くらいで終えられるといいのかな、と思います。
とはいえ、タフなカードにはなりそうなので、多少の負け越しであれば許容範囲かもしれません。

3. 8/19〜8/21, 8/23〜8/31 12試合

対戦相手

8/19〜8/21 OAK (ALW 5位) V3
8/23〜8/25 TOR (ALE 3位) H3
8/26〜8/28 COL (NLW 5位) H3
8/29〜8/31 CWS (ALC 4位) H3


最後に8月の残り試合を一気に見ていきましょう。

正直、ここが8月の1番大切なところだと思っています。

2つ目のカードとなるブルージェイズ以外は今季苦戦をしているチーム。
ブルージェイズも1で記載したように相性がかなり良い相手で勝ち越しが見込めます。

OAK,COLは4位と大きく離された地区最下位で、CWSは地区4位でなおかつデッドラインでの主力放出が濃厚。

OAKとの対戦はビジターとは言え同じ西地区のサンディエゴと戦った後に中1日挟んでの対戦で、比較的短距離の移動で、移動によるストレスも抑えられそうです。

OAKとのカードが終われば1日挟んで残り試合が全てホームゲームというかなりの戦いやすさ。
ここで勝たなきゃどこで勝つ、と言わんばかりの条件の良さです。

この12試合でどれだけ勝ち星を積み上げられるのか。
それが優勝する上では非常に鍵になってきそうです。

というわけでこの12試合は

目標 8勝4敗
理想 10勝2敗

でなるべく勝ち星を伸ばしてもらいたいと思います。
ここ、本当に勝負どころですよ!!!


では、最後に目標、理想の8月の成績をまとめます。

目標 19勝12敗 (貯金7 勝率.612)
理想 23勝8敗 (貯金15 勝率.742)

自分で設定しましたが、理想は本当に理想ですね笑

藤浪さんが移籍してきて日本での注目度が上がるオリオールズ。
21年には歴史的な19連敗を喫したチームも22年は勝ち越し、23年シーズンには大躍進を果たし優勝争いを繰り広げています。

まだまだ先発陣には不安が残りますし、若手の多いチームなので、終盤に息切れするかもしれませんが、デッドラインでの補強次第では地区優勝、更にはワールドチャンピオンも目指せるはずです。

ここからのオリオールズに注目し、最後までシーズンを楽しんでいきたいと思います。

今回も閲覧していただきありがとうございました。
また機会があったら閲覧していただけると嬉しいです。

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