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氷結界解説 v1

ばくたろです。お世話になります。
初めての投稿になります。
どうぞよろしくお願いいたします。
実績からみたらnote出すこと自体恐縮でございますが、知見の少ないデッキということもあり、採用理由・デッキの使い方等を共有させていただきたいと考え今回投稿することに決めました。
氷結界に興味がある方々のご参考になればと思います。

結果としては下記成績を収めることができました。
・第160回ネクストプレイ杯  準優勝 ('23/12/6)
・じゅっきーCS 準優勝('23/12/15)

この記事では下記目次の内容を共有させていただきたいと思います。

1.デッキ解説

デッキレシピ

ネクストプレイ杯、じゅっきーCSで
メイン構築は変えていません。
EXデッキのドゥローレンはグングニールに
変更しています。

メインデッキ

まずは、各カードの採用理由と使い方について説明させていただきます。

 氷結界の照魔師

氷結界の照魔師 × 3枚


このデッキの1枚初動になり、被ってでも素引きしたいカードなので、3枚必須と考えています。
手札コスト1枚から下記展開を選択できます。
(1)ランセア+封魔団+1ドロー(墓地晴嵐)
(2)ランセア+対象耐性ドラガイト+1ドロー
基本は(1)を選択します。
新弾により照魔師1枚から強力なロック盤面を築き上げる力を手に入れ、非常に頼もしい存在になってくれました。
初動以外にもゲオルギアス特殊召喚からのレベル10シンクロの動きも強力で、簡単に高打点を捻出してくれることもあり、3枚必須だと考えています。

③効果の手札コストを肩代わりしてくれる効果も重宝しており、封魔団やブリューナクのコストとして活躍してくれます。

また、②効果発動以降は水属性のみしか特殊召喚できません。
バロネスを出すプランを選択する場合はかなり多く、この制約は忘れないようにしましょう。

余談ですが、①効果はふわんだりぃず対策になるので頭の片隅に入れておきましょう。

 氷結界の鏡魔師

氷結界の鏡魔師 × 3枚

TERMINAL-WORLD産の新規枠で、このデッキのメインエンジンです。
素引き大歓迎&デッキ・墓地にいても嬉しいカード。
組み合わせ初動としても優秀であり、展開にも絡んでくるカードです。
3枚必須枠となり、①、②共に強力な効果を持っています。
<①効果>
氷結界トークンを3体まで生成し、自身のレベルをその分だけ上昇させることができるデザインです。展開の途中で3体トークンを生成し、魔法カード「氷結界に至る晴嵐」でトークンを別の氷結界モンスターに変換するコンボは本当に強力で、決まれば優位に立ち回ることができます。
展開で使用するのはもちろんですが、捲り系の水シンクロを出すためのレベル調整でも多用しました。

捲り系水シンクロ例

先行展開・捲りどちらにしても、場面に応じてどの水シンクロを登場させるか選択しながらプレイできます。
効果使用後の制約も忘れずに。
<②効果>
墓地に送られたら好きな氷結界カードを手札に加えることができます。
役割だけ簡単にまとめます。
・展開札&貫通札のサーチ
・次ターン以降のリソース確保
・手札コスト etc
戦局に応じて多種多様な役割を担ってくれるため、非常に使い勝手のいい効果です。

他にも、
相手ターンに[ランセア効果⇒ゲオルギアスss&効果⇒鏡魔師墓地蘇生]
が可能であり、そのまま次ターンのリソースとなります。
こちらは積極的に狙いたいプレイングです。

また、先にサーチ効果を起動させておくと、その先サーチすることなく展開を進めることができるので、「増殖するG」を打たれた際に「ドロール&ロックバード」で対策が可能になります。もしドロールを合わせ引いていれば、相手にドローさせる枚数を最小限にしながら展開を伸ばすことができるか、常に意識しておくことが重要となります。(実践でも何度も使いました)

最後に一番大事な話ですが、墓地に送られた場合のサーチ効果は使い忘れることが多々あるので本当に気を付けましょう

 氷結界の依巫

氷結界の依巫 × 2枚

組み合わせ初動として非常に優秀で、ニビルケア展開にも使用します。
素引きしたいカードですが、重ね引きがあまり強いとは言えず、単体初動にもならないので2枚の採用です。
(依巫+鏡魔師の組み合わせで2枚使用する必要があり、1枚採用ではやりづらさを感じました。その点を踏まえ、2枚がちょうどよいと判断しました)

<①効果>
氷結界ネームが場に存在する場合、手札から特殊召喚できる効果です。
鏡魔師のリリース先に使うことが多いです。
また、特に制約もつかないのでバロネスにたどり着きやすくなる点も評価◎です。
<②効果>
表示形式を変更できないロック妨害があります。
こちらの効果は特に使用することがなかったです。
<③効果>
地味ですが使用用途は多岐に渡り、何度も助けてもらいました。
展開で使用する以外にも、下記メリットがあります。
・「海晶乙女コーラルアネモネ」を出すためのリンク値となり、墓地の鏡魔師や封魔団、照魔師の蘇生がしやすい
・「氷結界に至る晴嵐」の変換先の増加
・水シンクロのレベル調整
・「飢鰐竜アーケティス」で4ドロー展開に舵を切ることができる
上記4点は必ず頭に入れてプレイすることが必要となります。そのため、後述する「おろかな埋葬」で落とす選択肢の一つとなります。

リンク値稼ぎ、シンクロ素材、氷結界に至る晴嵐のコスト等使い勝手はトップクラスであり、個人的な評価は非常に高いです。

 氷結界の封魔団

氷結界の封魔団 × 1枚

このデッキのメイン妨害の1つとなります。フィールドに存在する限り、魔法カードが発動できなくなるという非常に強力なロックを相手に強いることができます。イメージとしては1枚初動で成立することから、再現性が非常に高い「王宮の勅命」といったところでしょうか。他のデッキでは真似できない強力な妨害で、それがそのままデッキを選択する理由になります。このカードを守り通すことが勝敗に直結することも多いです。

先行では積極的に出していき、後攻では捲りが成功した後の蓋として使用します。
主にデッキからの特殊召喚となり、積極的に手札に加えたいわけではないため1枚の採用となります。

魔法カードを使用しないデッキはほとんど存在せず、基本的にはどのデッキにも重く刺さります。

発動条件の手札コストについては、照魔師の③効果で肩代わりするので実質ノーコストで発動できます。

「超融合」、「三戦の才」、「冥王結界波」等の本来直撃してしまうような捲りカードをそもそも使わせることも許さないため、サイド後も比較的安心できます。
また見逃されがちですが、この効果は発動した次の自分のターンまで効力が持続するためセットした速攻魔法も使われる心配がありません。
3ターン目以降も優位に立ち回れることがほとんどです。

初手で引いてしまった場合はコストとして使用しますが、そのあとゲオルギアスやアネモネ、晶壁等で盤面に必ず戻します。

 氷結界の剣士 ゲオルギアス

氷結界の剣士 ゲオルギアス × 2枚

TERMINAL-WORLD産新規枠であり全氷結界の性能を最大限に引き出してくれるエンジンオイル的な役割です。

組み合わせ初動・貫通札・捲り・盤面の立て直し・ロックでの妨害等、あらゆる盤面で必ず登場するカードです。

素引きしたいカードでもあるので3枚採用も十分に考えられます。
ただし、ゲオルギアスをリクルートできるカードは多いため紋章等で持ってくる前提であると共に、単体初動にもならないことから今回は2枚の採用としています。

<①効果>
自身を手札から特殊召喚できる効果です。
レベル6チューナーを制約なしに盤面に繰り出すことで、ランセアだけではなくバロネスにアクセスすることが可能になります。

<②効果>
召喚・特殊召喚成功した場合に手札、墓地からレベル5以下の氷結界を特殊召喚できます。
当たり前のように対象を取らないのがありがたいです。
主に下記のような使い方を想定しています。

・鏡魔師を墓地から吊り上げてトークン生成
・レベル4蘇生からのシンクロレベル10
・鏡魔師を盤面に置いておくことで次ターンのリソース確保(相手ターンにランセアで蘇生した場合によくこの動きをやります)
・手札コストやおろかな埋葬で墓地に落とした封魔団の蘇生
・打点の確保

一気に盤面にアドバンテージを稼ぐことができ、
妨害やリソース確保も可能になるので、有利な形勢を立てやすいです。

<③効果>
墓地モンスターの効果の発動を許しません。
①、②のついでのように書いてありますがデッキによってはほとんど何もさせないほどのロック性能を秘めています。
相手のデッキを見極め、場合によっては最優先で盤面に置くようにします。
ランセアの効果から登場させる筆頭でもあります。
咎姫の墓地効果も封じることが可能であり、今後発売予定のライトロードにも強く出られそうです。

 氷結界の虎将 ライホウ

氷結界の虎将 ライホウ × 1枚

ランセア効果で特殊召喚させる第一候補です。
フィールドで発動した効果は手札を捨てない限り無効化されてしまうという、強力なロック性能を搭載しています。
他に氷結界ネームがなくても効果が使えるという点も非常にありがたいです。

素引きしたくないので1枚の採用です。
仮に素引きしてもコストとして捨てればいいため、ストレスはそこまでありませんでした。

 氷結界の霜精

氷結界の霜精 × 2枚

組み合わせ初動として主に使用し、鏡魔師を墓地に落としてくれます。
1枚単体では、以下2点選べます。
(1)ランセア+1ドロー
(2)アーケティス+4ドロー
妨害としては少し頼りないですが、手札によってどちらか選んでみてください。
ただ、基本何かしら重ね引きできるように構築されているため単体初動で動いたことは1回もないです。
初手に引いておきたいカードなので、3枚採用したいところではありますが、照魔師と同様に無効系を重く受けすぎないように、残りの1枚を貫通札になり得る「おろかな埋葬」にしたという経緯があり、今回は2枚の採用です。

照魔師の手札コストとしても優秀なので今後3枚採用も十分に考えられます。

制約等何もつかないため、ニビルケアのバロネス展開をする時の初動となるので1枚まで減らすことは考えてません。

 氷水帝エジル・ラーン

氷水帝エジル・ラーン × 1枚

手札の水コストを捨てることで一気にレベル10シンクロを成立させる、派手な効果を持っているカードになります。
下記のように、メリットも多く間違いなく強いカードです。
(メリット)
・照魔師や霜精に無効系が直撃した時の貫通札
・通常罠の「氷結界」のリクルート先
・ニビル直撃後の盤面立て直し
・後手でエジルギュミルを登場させ、氷結界ネームを破壊・除外から守れる
・最低限の初動

ただし、デメリットも多く採用枚数は1枚にしました。
(デメリット)
・照魔師+手札コストに加えて、
 エジルラーン+水コストの計4枚が重い
 →リターンが少ない
・重ね引きで腐りやすい
・増殖するGの受けが悪い
・他の貫通札で事足りてしまう場合が多い
等が挙げられます。
1番の理由は、せっかく安定性があるデッキで、貫通札もそれなりある中、自由枠を減らしてまで2枚以上採用する必要があるのかと感じ、1枚に設定してます。

今回のデッキのコンセプトに関わってくる話になるのですが、過剰な展開になってしまったり、手札で腐ってしまうくらいならそもそも0枚もありだと感じてます。

とはいえ、ピン刺しでも1日に1回は勝敗に関わる活躍をしてくれるのでしばらく抜けることは無さそうです。

エジルラーンの採用枚数については構築のコンセプトによっては3枚採用も十分にありえるということも承知してます。
自分の構築コンセプトではあくまで1枚採用。

ということなので、自分に構築とスタイルに合わせて決めることが重要です。

 氷結界の紋章

氷結界の紋章 × 3枚

氷結界ネームをモンスターであれば何でもリクルートが出来る上に、ターン1もついていません。
間違いなしにこのデッキの最強カードです。
文句なしの3枚採用です。

使用用途を挙げるとキリがありませんので、
上記の氷結界ネームの解説を参考に、必要カードを場面に応じて呼び込みましょう。
(真面目に書き始めると1000字以上いきそうなのでここら辺にしておきます)

後攻では誘発を投げまくり、捲りカードを打ちまくった末のトドメの紋章は最強です。このカードだけ語彙力がなくなってしまいますね。
一度この強さを体感して頂きたいです。

新規が強くなるほど、指数関数的に評価が上がるカードです。

 氷結界に至る晴嵐

氷結界に至る晴嵐 × 1枚

展開で必ず使うため1枚の採用です。
無効系に対する貫通札としても非常に強いので、
2枚採用も十分に考えられます。

〈主な使用方法〉
「氷結界の鏡魔師」と合わせて使います。
鏡魔師の墓地効果で手札に加え、鏡魔師で生成したトークンを下級の氷結界に変換します。リリースした分特殊召喚することができるため一気にアドバンテージを稼ぎ、メイン妨害の「氷結界の封魔団」をリクルートしてくれます。

〈貫通札として〉
「氷結界の照魔師」⇆「氷結界の霜精」
上記いずれかに無効系を受けた時、
「氷結界に至る晴嵐」で使用してない方に変換することで最低限の妨害を構えることができます。

〈リソース回収〉
②効果では、墓地・除外から好きな氷結界ネームを回収することができます。
3ターン目以降のリソースとして非常に優秀であり、できることであれば絶対に墓地に落としておきましょう。墓地にあるかないかで、勝敗に大きく関わります。

 氷結界の晶壁

氷結界の晶壁 × 1枚

「氷結界の鏡魔師」のリクルート先候補としての1枚です。氷結界の下級ネームは1枚から爆発的に展開を伸ばせる特性を持ち合わせてます。
そのため、墓地蘇生が局面次第で非常に重要な選択肢になる場合があり1枚は採用しておきたいところです。

〈主な役割〉
・鏡魔師1枚のみでの展開で使用
(最終盤面 対象耐性ドラガイト+1ドロー)
・氷結界ネームを盤面に置くこと
(依巫、ゲオルギアスの発動条件)
・コストで捨てた封魔団の蘇生
・照魔師、霜精、鏡魔師からの盤面再構築
・「氷結界に至る晴嵐」のリリース先のかさ増し

等が挙げられますが、正直その場の状況次第で思いつきで使っていたので他にも色々あります。

ちなみに②の効果もランセアが成立さえすれば適用されやすく、相手のリトルナイトをかわすことも可能だったりします。所謂、頭の片隅に入れておきましょう。レベルの効果ですが。

 おろかな埋葬

おろかな埋葬 × 1枚

制限のため1枚の採用です。
おろかな埋葬の効果は非常に強力ではありますが、氷結界ではそこまで強く使えるわけではありません。

役割と採用理由を説明します。
〈役割〉
・1枚でも最低限ランセア1枚が成立
・照魔師、霜精に対する無効系誘発の貫通
・封魔団にアクセスできなかった場合の最低保証
・依巫落とし→トークン生成
・依巫との組み合わせで強力な盤面が生成可能
(おろかな埋葬+依巫→ランセア+アーケティス4ドロー)
・稀にニビルケア展開も可能
(おろかな埋葬+依巫+ゲオルギアス)

使わない場合もあり、もったいないですが照魔師のコストで使用したりします。
その時は大抵手札が強いので特に気になりませんでした。

〈採用理由〉
・氷結界の霜精の3枚目としての役割
→照魔師との召喚権の取り合い、霜精の被り引きをするよりは、貫通札になり得る方が強いと感じてます。
・鬼ガエルの代用
→手札コストが重い鬼ガエルに対して、1枚ノーリスクで使えるおろかな埋葬の方が安定すると考え採用

めちゃくちゃ強いカードではないですが、デッキ安定性&貫通力を底上げしてくれるカードとしてそれなりに評価してます。この枠は必須ではありませんので、好みで使い分けることをおすすめします。

 金満で謙虚な壺

金満で謙虚な壺 × 1枚

制限なので当然1枚採用。
出来ることなら3枚採用したいです。

個人的には「氷結界の紋章」と同等以上の評価であり、メインでもサイドチェンジ後でも破格の役割をこなしてくれます。
デメリットは1ドローができなくなるだけで補って余りあるアウトプットをもたらしてくれます。

〈役割〉
・初動
・貫通札
・捲り札
・指名者関連
上記カードを何でも引き込むことができる可能性があり、状況に応じて使い分けます。
安定性&貫通性能&後手の強さ等、誰もが必要とする全能カードです。
あまりに強い、制限カードなのも納得です。

コストはそこまで気にならず、その場でいらないカードを捨てましょう。6枚が心理的に厳しければ3枚でも構いませんが、勝負所は見誤らないようにしておきたいです。

以下、コストの例を載せておきますがこれも盤面や手札と相談して決めてください。
最新の構築ではドゥローレンがグングニールになっていますので、ご了承ください。

後攻時 コスト6枚の例
先行時 コスト6枚の例

 氷結界

氷結界 × 1枚

採用は1枚です。
照魔師の手札コストとして想定しています。
エジルラーンの2枚目を採用して手札で持て余すよりは、そのエジルラーンやゲオルギアスを持ってこれる氷結界の方が強く使えると感じ採用しました。
実際も想定通りの活躍を見せてくれました。
ニビル直撃後にエジルラーンを持ってきたり、墓穴の指名者をかわすのにも使えたりして頼もしかったし、楽しかったです。

 自由枠①(14枚)

増殖するG × 3枚、灰流うらら × 3枚
ドロール&ロックバード ×2枚、
原始生命態ニビル × 1枚
無限泡影 × 3枚、拮抗勝負 × 2枚

今回の自由枠です。全14枚
色々悩みましたが、
1枚で止まる可能性の高いカードを今回採用。
環境によってここはカスタムします。

また、ドロール&ロックバードは氷結界と相性がよく、増殖するGを発動されても致命傷を防ぐことができるので優秀です。
先行で引いてる場合は増殖するGを重く受けない展開を考えてプレイすることを意識しましょう。

拮抗勝負は少し話題になってましたが、
結局自分が後攻でどう立ち回りたいか考えた結果の採用となります。周りの環境や自分の方針に合わせて好きなカードでカスタムすることをおすすめします。
とはいえ、決まったら強かったです。

 自由枠②(3枚)

墓穴の指名者 ×2枚
抹殺の指名者 ×1 枚

自由というより、必須カードです。
ここは説明を省略させていただきます。
とはいえ少し書くと、氷結界に限りませんが相手の本命を見極めて、相手の誘発に対して反射的に打たないように気をつけます。

EXデッキ

メインの解説が長すぎたので、
EXデッキはサラッと紹介させていただきます。

 氷霊山の龍祖 ランセア

氷霊山の龍祖 ランセア × 2枚

氷結界の主役となります。採用枚数は2枚。
1枚で十分なことが多いので、減らしても問題ないかもしれません。
対戦が長引いた場合に欲しくなる場合があるので
2枚にしてます。

メイン妨害であるライホウやゲオルギアスをリクルートすることができ、1ターンに2回まで使用することができます。
場合によってはリソース源の鏡魔師等を特殊召喚することもあります。

〈表示形式変更について〉
特殊召喚後に攻撃表示モンスターを対象を取らずに守備表示にすることが可能です。
最初はついでの効果かな?なんて思ってました。が、、大きな間違いでした。
これがなかったら勝ち残ることは不可能でした。

封魔団、ゲオルギアス、ライホウを戦闘から守る役割を有しています。

相手は魔法を使うために封魔団をまず戦闘で破壊しようとしますが、ガルドニクスやプリベンダーのような高打点のカードを出しても守備表示にして戦闘破壊を回避することが可能です。
ETEDで強く使えるのも◎です。

〈その他〉
後述するエジルギュミルと組み合わせることで効果破壊&除外も防ぐことで、鉄壁の布陣を構えることができます。

②の効果は相手にとっては厄介極まりない効果のデザインとなっています。
相手は常にトリシューラが頭にちらつきながらプレイすることになり、その上魔法、墓地、フィールド効果のロックも加わるとなると相当なストレスがかかるはず。
ランセアを出さない選択肢はありません。

打点も優秀ですが、心配点としてティフォンで盤面を荒らされる可能性があります。
ただし、ティフォンが出るときは相手にもデメリットが多く、次ターンにまた形勢を立て直すことが可能なのでそこまで気になりませんでした。

ちなみに、ランセアは氷結界ネームではありませんがそれが原因で負けたことはなかったです。
封魔団、ライホウは単体で機能できるのがありがたいです。

 氷結界の還零龍 トリシューラ

氷結界の還零龍 トリシューラ × 1枚

シンクロ召喚成功時、フィールドを選んで3枚除外という強力な除去効果を有しています。

ランセアの②の効果からシンクロ召喚扱いで特殊召できますので1枚の採用です。
ただし、受動的な効果なのでランセアから出てくることはあまりありません。

自分のターンに能動的にシンクロ召喚することの方が多く、グレイドルドラゴンでは突破できないような対象耐性&効果破壊耐性を持つカードを一掃する時に使用します。

それなりの使用頻度があり、このカードはやはり盤面で大暴れするとかっこいいです。
鏡魔師のレベル調整等を上手く活用し、常に捲りの選択肢としていつでも使えるようにしておきましょう

 氷結界の龍 トリシューラ

氷結界の龍 トリシューラ

使い方は上記の「氷結界の還零龍 トリシューラ 」とほぼ同じです。特に2枚以上欲しい場面もないため、1枚の採用になります。

ハンデスや墓地除外の方が形勢を有利に出来る場合も多く、「氷結界の還零龍 トリシューラ」とどちらを出すかは盤面で使い分けていきます。

やはり出せたらカッコいい。
ランセア着地後にニビルが直撃したら、こちらのトリシューラを繰り出し、最低限のハンデスを狙っていきます。

 氷結界の龍 ブリューナク

氷結界の龍 ブリューナク ×1枚

相手の盤面をバウンスしてくれます。
シンプルで強力な除去効果を搭載しています。
2枚目は必要ないため1枚の採用。

レベル6ということもあり、鏡魔師のトークン生成効果で非常に出しやすく大会では獅子奮迅の大活躍でした。
手札コストは照魔師で肩代わりできるためそこまで気にならなかったです。

捲りの途中でよく使用します。
一気に8000ライフを削り取りに行くときに重宝するため必ず1枚は入れておきたいと思います。

 氷結界の龍 グングニール

氷結界の龍 グングニール ×1枚

ネクストプレイ杯ではサモンリミッターを自ターン回収するつもりで、この枠を「氷結界の虎王 ドゥローレン」にしていました。
ただし、使用機会はほぼなかったのでじゅっきーCSではグングニールに変更しました。

捲りカードは豊富にあるため1回も使用しませんでした。
他の候補も考えていますが、しっくりするのはあまりありません。おすすめ募集中です。

他採用候補たち
グリオンガンド等も良さそうです

 氷水啼エジル・ギュミル

氷水啼エジル・ギュミル ×1枚

先行展開の最終盤面に並びます。
1枚の採用です。
組み合わせの2枚初動で辿り着くことができ、比較的簡単に盤面に出てきます。

〈役割〉
リトルナイト等の除去カードの無力化
1番重要でランセアや封魔団、その他ロック妨害氷結界を除去から守ってくれる効果を持ちます。相手からするとランセアや封魔団を真っ先に退場させにいきたいはず。
しかし、こちらはそれを防ぎにかかります。
効果除去→エジルギュミル
戦闘破壊→ランセアの表示形式変更
強力なロック妨害が解けないままターンが帰ってくることがほとんどです。
出し惜しみせず、アクセスやリトルナイトを察知したらその場で発動していきましょう。
(アクセスは出てきてからでも間に合いますが)
フリーチェーン除去
タイミングを見て積極的に発動しておきます。
出し惜しみするよりは破壊&除外耐性を付与したいので積極的に使用することをおすすめします。
非常に強力な効果ですが、あえてついで効果と思って使用していました

②効果は絶対忘れないようにしましょう。

 飢鰐竜アーケティス

飢鰐竜アーケティス ×1枚

氷結界の裏の展開で使用します。1枚採用。
ランセア+4ドローを成立させることが可能で、誘発やリソースを大量に引き込みます。
サイド後にどうしても引きたいカードを引き込むことができるため、常に選択肢として残しておく必要があります。

状況に応じて封魔団の展開プランと切り替えて使用することが理想です。
自身も妨害持ちのため、捨てて強い札や必要ない札をコストにしていきましょう。

 魔救の奇跡-ドラガイト

魔救の奇跡-ドラガイト ×1枚

照魔師や鏡魔師の1枚初動の最終盤面として使用します。1枚採用。
プリマドーナを経由地点として展開することにより、ドラガイトに対象耐性を付与できます。
水属性で構成されている氷結界とは非常に相性も良く、頼もしいカードです。

デッキに「氷結界の伝道師」を組み込むことで、最終盤面のエジルギュミル→ドラガイトに変更することが可能です。
「拮抗勝負」のケアとしてサイド後に伝道師を組み込むプランも今後必要になると考えています。

②の効果はニビルがデッキに入ってる以上、使う機会があるかもしれませんが使ったこともないし忘れても問題ありません。
覚えていたらラッキーくらいに構えておきます。

 グレイドル・ドラゴン

グレイドル・ドラゴン ×1枚
どうやらドラゴン族ではないようです

鏡魔師のトークン生成効果と非常に相性がよく、最大4枚まで破壊することができます。
相手の盤面を一掃できるカードとして重宝します。
1枚の採用になります。

打点も3000と高く、ライフを刈り取りに行く性能も長けています。
正直初めて見たカードですが、驚きの捲り性能です。

 深海姫プリマドーナ

深海姫プリマドーナ ×1枚

様々な水シンクロに相手モンスターからの対象耐性をつけてくれます。
「リトルナイト」を始めとした捲り系で退場させられることもなく、本命効果を通しやすくなります。枠が余ってるなら、1枚は採用しておきたいです。

 瑚之龍

瑚之龍 ×1枚

1枚採用ですが、非常に使用頻度が高く2枚目採用も考えてます。

〈②効果〉
展開途中の1ドロー効果は非常に強力で、妨害になる誘発や、展開をさらに伸ばせるカードを引き込むことを可能にしてくれます。
手札の消費が激しい分、このカードで補っていきます。

〈①効果〉
捲りの途中ついでに相手のセットカード等破壊できます。

 フルール・ド・バロネス

フルール・ド・バロネス ×1枚

フルール・ド・バロネスについて話します。
照魔師や鏡魔師の制約で出す機会が少ないかもと思いながら最初に組み込んでいました。

いざ使ってみると、先行展開で出す機会は少ないものの、ターンが返ってきたらゲオルギアスや依巫から簡単に出すことができ、最強の返し札として君臨してもらいました。

また、ニビルケア展開する時に4.5回目で着地させます。できる時は絶対目指しましょう。
ニビルケア展開の要求値はやや高めですが、
実施できる事実自体が重要です。

 海晶乙女コーラルアネモネ

海晶乙女コーラルアネモネ ×1枚

1枚の採用です。
「氷結界の晶壁」と同様の役割になります。
氷結界下級1枚蘇生するだけで、爆発的に動くことができるため、展開、捲り等幅広い用途で使用します。

依巫と相性がいいです。
依巫は本当に便利ですね。

 転生炎獣アルミラージ

転生炎獣アルミラージ ×1枚

鏡魔師1枚のみでの展開で使用します。
あまり使う機会はないですが、10-20回に1回くらい使用することがあるため採用しています。

不採用にしたカード

簡単に書いていきます。
あれは?これは?みたいにもし質問有ればここに追加する形にしていきます。

氷結界の虎将 ウェイン
実際に使う具体的な場面が想定できず、事故率と引き換えにデッキの出力をさらに上げに行くカードと認識したため不採用。
このデッキの売りである、安定性と自由枠の多さを削るのはもったいないと感じています。

おろかな副葬
通常罠の氷結界を落とすのが目的。
確かに強い場面はありますが、初動の安定性を直接上げてくれる訳ではありません。
主な理由として、
・エジルラーンの評価自体がそこまで高くない
・ゲオルギアスのリクルート方法が豊富
上記2点から今回不採用にしています。

鬼ガエル
1枚&水コストでそこそこ強力な盤面を作れます
(ランセア+ドラガイト+1ドロー)
ただ、鬼ガエルがなくても安定性は充分ではありますし、貫通札としても少しコストが重いため今回不採用です。


2.デッキの特徴

展開はEXを1〜3枚しか使わないミッドレンジタイプのデッキとなります。
そこまで複雑な展開はありません。

基本展開の型がありますが、相手に合わせて柔軟に戦術を変更することができる、器用なデッキです。
メインデッキもEXデッキも自由スロットが多く、毎回環境に合わせてデッキ構築を楽しめること間違いなしです!

他デッキとの差別化

他にはない魔法・フィールド効果・墓地効果でのロック制圧が主な戦い型になります。

他のデッキでは真似ができず、特に「氷結界の封魔団」による魔法ロックは環境次第では致命傷を与えることができる強力な妨害となり、デッキを選択するには充分な理由になります。

相手に合わせて4ドロー展開に切り替えたりと戦術を変えることができるのも特徴の一つです。

安定性と再現性

〈安定性〉
「氷結界の照魔師」、「氷結界の紋章」等が1枚初動となり、非常に安定感があります。
事故がほぼないため、1日中ストレスフリーでプレイすることができます。
初動札1枚でそれなりに動けてしまうため、相手の盤面処理に手札をふんだんに使用した後でも、思い通り動けてしまうことが多いです。

〈再現性〉
1枚初動で動けるものの、さらに展開を伸ばすために2枚初動で動くことがほとんどです。
最終的に目指す盤面は下の写真になります。

ランセア+封魔団+エジルギュミル+1ドロー
墓地に晴嵐 除外に照魔師
(1枚初動はエジルギュミルがありません)

2枚初動でこの盤面を目指します。
ここまで行ける組み合わせがかなり多いため、
大体先行で成立してしまいます。

1枚初動でも封魔団は成立するため、妨害の質の再現性は非常に高いといえます。

組み合わせや展開は最後に載せてるので参考にしてみてください。

後手について

後手についての考え方です。
氷結界のギミックは後手からあまり強くデザインされてるように感じません。
そのため、後手が弱いと言われています。
しかし、氷結界は1枚初動で動ける分自由枠に多くのスロットを割くことができます

自由枠を多く捻出できるということは
それはそのまま後手の強さに直結します。
→ギミックの後手の弱さは自由枠の豊富さで補うことができていると考えます。

トータルで考えると、氷結界のデッキ自体は後手でそこまで弱いとはあまり考えていません。
安定性がもたらしてくれる自由枠の多さを原資に、後手の強さを高めてくれることができます。

その他

既に説明が長くなりすぎてるので省略しますが、
・手数が多い
・対戦が早く終わりやすい
・対応能力が高い
・デッキの型が多くカスタムが楽しい
等、他にも色々強みがあります。

非常に楽しいデッキですので、興味が有れば是非一度組んで見てください!

3.先行盤面と展開例

最後に先行盤面と展開例簡単に紹介して終わりとさせて頂きます。

先行盤面

既に沢山の方が展開動画や記事を出しているため、代表的な展開のみとさせて頂きます。
また、他のルートの方が良い場合もあると思いますのであくまで参考ぐらいとさせてください。

アーケティス4ドローの展開等は今回省略させて頂いています。
追加も要望あればやっていきたいと考えてますので、更新したら別途お知らせいたします。

 氷結界の照魔師1枚

目指す最終盤面
ランセア+封魔団+1ドロー
(墓地晴嵐)

 組み合わせ初動(2枚)

目指す最終盤面
ランセア+封魔団+エジルギュミル+1ドロー
(墓地晴嵐)

以下組み合わせで可能です。

2枚初動組み合わせ

自分で認識している範囲のみの組み合わせです。
晴嵐等を組み合わせると他にもあると思いますが、上記以外の時はその場のノリで展開していました。ご承知おきください。

また自分が認識していないだけで、もっと良いやり方がある場合はそちらを選択して頂き、こっそり教えて頂けるとありがたいです笑

以下に展開例の一部を載せます。
追加要望あれば、さらに追加します。

照魔師+霜精

照魔師+鏡魔師

鏡魔師+依巫

鏡魔師+ゲオルギアス

ニビルケア展開例

ランセア+封魔団+バロネス+1ドロー
(墓地晴嵐)

おろかな埋葬絡んだニビルケア展開

何度と言いますが、
もっと良い展開があれば教えてください!

最後に

ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。氷結界の魅力や楽しさが少しでも伝われば幸いです。
相手に応じて対応を変えたり、あらゆる方法を駆使して形勢を立て直したりと本当に楽しめるデッキですので、是非1度使ってみてください!!

分からないこと、疑問点等がもしあれば、直接私に連絡いただければ回答いたします!

他にも書きたいことがありましたが、
これ以上は分かりづらさが増すだけだと感じ、今回は最低限伝えたいことだけの共有とさせて頂きます。

ありがとうございました!

2023.12.25

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