高校の時バンドがすごい楽しくてそれで何となくズルズル続けてた2年間、ライブハウスにバンドを見に行くことが全くなかった私は、なんか文化祭みたいな気持ちでライブに出てた。そこそこ楽しかったし、でもちょっとしんどくてなんか終わりが見えなくて(ゴールなど決めていなかったので当然)お客さんも来ないし早くやめたかったけど辞めるにやめれなかった。私は物を捨てられないからそれと同じでとにかくなんの決断もできない。決断できる時は凄い躁の時とかだけ。しかもだいたいミスる。でも去年初めてライブハウスに行ってみて、すごー!めちゃかっこいー!!となって羨ましくて悔しかった。もっと早く知ってたらもっと早くギターの練習始めてたらとか。そういうのも全部1回しまって、今できることをやろうって、13時間ズハイを組んだ。下北沢で出会って道で曲を作った、変な友達のサチと高校の時からのすごい友達のりりこ。ライブハウスに行くようになって、なんとなく文化を知った。取り置きのメール送るのは少し怖いとか、下北沢に向かう電車はだいたい帰宅ラッシュで混んでることとか、音源よりかっこいいバンドが沢山いることとか、ギチギチのライブハウスの良さとか、そういうのを体験して、去年1年はけっこうどっぷり。自分が出ると言うよりは見に行くのが本当に楽しかった。もう好きな曲が沢山あって、かっこいい人達がそれを演奏しているのを見ているだけでいいなと思った。自分の曲がカスに見えたし、なんの意味もないと思った。でもそれって人に夢あずけてるだけで逃げてるのでは?!ダサいのでは?!と突然気づいてすごい焦った。11月にサチに出会ってから結構ダラダラしちゃったけど、4月から活動を開始できて、今まではバンドマンって何してるのか知らなかったし、どういうふうに色んな人とコミュニケーション取ったらいいか分からなかったけど少しづつ、最近はTwitterとか頑張ってみてる。セトリくださいって貰いに行くのとか、写真撮ってくださいって話しかけに行くのとか、ライブハウスにお客さんとして行ってて楽しかったことを、バンドとしてお客さんと関わるようになって、そういう言葉を受け取る側になって、すごいそれが嬉しい。すごく小さい事だし、そんなことで舞い上がっててどうすんのーとは思うけど、でも小さい喜びで、また新しい曲書こー、バンドがんばろーと思える。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?