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人形の詩

いつも私の傍らに人形がいて
支えてくれていた

切なさで胸を押さえつけられるような
ジリジリと日の射す昼下がりも

凍りついて涙もでない
悲しさに包まれた月のでない夜も

寂しさに
押し潰されそうになる雨の降る
真夜中も

カーテンの隙間から差し込む
光で目醒める朝も


そこに私の人形がいた



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