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だから僕はクラブのために闘う

こんにちは。

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ここからが本記事になります。


ぼくはこうして「プロ」になった


あの日のことは一生忘れない、、、



大学4年の春、僕は複数の企業から
内定をもらっていた。
早めに行動していたことが
功を奏したのだと思う。

周りの体育会の選手たちは

「就活って面倒くさいよな・・・」


「行きたい業界とか正直わからんわ〜」

「とにかく給料が高いところ選んだわ笑」

「俺ってサッカー以外できんのかな?」


とか、そんな言葉ばかりだった。

それが良いとか悪いとかという話は
置いておき、僕自身は就活というものに
何となく楽しさを感じていた。

自己分析をしっかりやると
自分という存在は自分が一番理解していると
思いがちだが、そんなことはなかった。


あんなにもサッカーを通して
毎日自分と会話しているはずなのにだ。



就活サポートを担当してくださった
エージェントの方と面談をして
自分はこういう人間だと第三者からの視点で
具体的に教示してくださってすごく楽しかった。

内省=自分を理解するのような
単純なことではないのに気付いた
と同時に、他人は自分という
存在にとって必要不可欠だと
強く感じさせられた。


自分自身を改めて理解することが、
内定をもらえたことに
繋がったのかなとも思う。

しかし、プロの道が決まっていない、
そして内定をもらえたという状況では
あったがそのことだけで簡単に諦め切れる
性分ではなかったので、

内定をいただいた企業さんにも了承を得て
最後までプロの道を目指させてもらった。

本当に理解を示してくださった企業さんには
今でも頭が上がらない。

そして、大学4年の秋になった。
僕はいろんなクラブの練習参加を経て、
大学の監督から電話で部屋に呼び出された。


「来季から〇〇というクラブが
契約を結びたいそうだ。
プロになる覚悟はあるか?」と。


正直想像もしていなかったので
こんなにもすんなり
プロの内定をいただけるんだと感じた。


目指すことは永遠に感じたが、
叶うのは一瞬だった。



幼少期から目指していた「プロサッカー選手」
という職業。何十年も血が滲む努力を
耐えてしてきたせいか実感は全く湧かなかった。
明らかに感情が釣り合わない。

詐欺電話とさえ思った。

でも、その時の情景は一生忘れないだろう。
キリッと少し冷たい秋の風が吹いていた。
僕は大学からの帰りで何時間も前に
終わっていた洗濯物を干していた。

そんな日常の中でスマホに
監督の名前が表示されたのにドキッとした。
部活をやってるみんなはそうだと思う。

そして結局、現代っぽいかもしれないが、
その後、契約書にサインをしたり、
SNSのための動画を
クラブハウスに行って撮影したりして
やっと実感が湧いてきた。


やっとここで、
今までの道のりと感情が一致した。



「俺は来年からプロサッカー選手になるんだ」と。
そんなプロ内定の確かな記憶が今も鮮明にある。
そのくらい長年目指してきた職業になれると
なると根深く脳に刻まれるものだ。

そして、入団会見の時に僕は
こんな言葉を発していた。

「自分を受け入れてくれた
このクラブが大好きです。
このクラブのために全力を尽くします」と。


と、まあこんな感じで僕自身は
覚えているんですが、これは
プロサッカー選手になった人全員に共通して
言えることなのかなと思っています。

プロサッカー選手というのは誰もがなれる
職業ではないというのは共通理解として
あると思います。

そのくらい狭き門で、
運もすごく重要だったりします。

だからこそ自分自身を認めてくれた
クラブに対してはそこの出身の選手だから
などは全く関係なく感謝の気持ちと共に、
このクラブに自分の全てを捧げたいと
いう気持ちは誰もが持つと思います。

全選手がこう思っているわけではないですが、
多くの選手が内に秘めた心情をこの記事で
代弁してより選手のことを好きになって
もらったり何かサッカーを好きになって
もらうきっかけになればと思います。


自分の夢をスタートさせてくれたクラブ


これは冒頭でもお話しした通り、選手にとって
プロサッカー選手として契約してもらえると
いうのは簡単に言えば「夢を叶えてくれた」
ということ。

プロになるためには選手
それぞれのストーリーが
ありますが、
その過酷さは想像を絶します。



寝る間を惜しんで自主練習に励んだり、

食事管理を徹底していたり、

休日はもちろん試合があるので多くの人が
遊んでいる間、


彼らはサッカーをしている。


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