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中国の恒大集団で、起こったこと

 中国が目覚ましい経済躍進を続けて、はやウン十年。

20~30年くらいになるのか?

世界の工場となり外貨の売り上げゲットし、人々の生活が向上し、科学技術が発展し、インフラが整い、大都市がたくさんできて、ニョキニョキと高層ビルができた。

ついでに軍事力も向上しすぎて対外的に頑張った結果、周辺国である日本としてもウンザリである。


 今日は経営危機が叫ばれている、恒大集団について。

大雑把に言うと、不動産開発で儲かった会社

日本の80年代末の地価、株価バブルみたいなことを、現在の中国で起きている。

 その中国版バブルの、不動産担当

香港の隣のシンセンという町が金融、ITの中心になって大都市化した時の建設、開発担当の会社と思いねえ。

大躍進したが、バブル説も10年以上囁かれていた中国、いつまでも弾けないんでどうなってんだ?と思っていた方も多いと思う。

ついに弾ける時間が来たというわけです。


恒大集団は大雑把に言うと、経営の成績がよかった

そうすると投資やら融資やらで、他人様の金をたくさんひっぱってくる

利息をつけて返してもらうことを前提に、あるいはより大きな富や資産になることを期待して、大勢の人が自分のお金を預けた。

そうしてリターンがあると思っていたが、もうそれができなくなった

残念!!

理由は、ひょとしたらビルを建てすぎて売れなくなったのかもしれないし、

企業として無駄遣いをしたのかもしれぬ。

ただ、明白な結論として言えることは、会社の経営が思わしくないので預けた金は返ってきません。

つまり、中国の不動産開発はある時期までは、土地や建物を開発、建設してお客さんに売ることで利益をあげていた。

しかしそれ以上に開発建設していたので、ある時期から経営が悪くなった。

その後は投資、融資の金で土地や建物を開発、建設した

・・・ということです。


つまり

預かった金→中国の高層ビル群  になったということ。

人民の金が、社会開発に使われた。


これは税金を納めたようなものです。(笑)

あるいは人民の金が、盗まれたようなものかもしれません。

個人としてはお金が返ってこない、失われます。

しかし中国の発展に役立った、よかったね。(゚∀゚)

(我々は他所の国の人間ですので、他人事です。)

国家社会主義の中国政府的には、「人民のみなさま、我が国の発展に多額の資金を払っていただいて誠にありがとうございます。」と言ったところでしょうか。


 この話の唯一の問題点は、

個人の豊かさ≠国家や共同体の繁栄 ということ。

まあめげずに、また稼いでください。

あと連鎖的に投資、融資、そして経営の破綻の連鎖が待っていると思いますが、それは日本の1990年代の不良債権処理を参考にすればいいと思います。

後追いの国って、ラクでいいね。(笑)


・・・え?どうやるのかって??

最後は公的資金を注入して、不良債権を国か中央銀行が買い取るんです。

中国は人民元という通貨を自国で発行しているから、楽勝です。

(EUの一員となったあと、破綻したギリシャとは違う。)

一番ラクで、雑な対応です。

そして、それ以外の方法では無理!!

あと、それを行う前に、放漫経営をしている会社を潰したり、経営者をクビにしたりする。

必要以上に供給している、ありとあらゆる産業の生産を見直す

過剰供給はいらん。

 いろいろ動き過なお金を減らしたり、辞めたりして健全化を図るんです。

そして最後は公的資金を注入して、不良債権を処理して終了。


 中国におかれましては、今後は分相応の政治、経済、軍事活動でおとなしくしていてくださいね。


それでは今日はこの辺で。




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