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光と影-描写する対象物が無い時

絵を描いたり写真を撮ったり、何かしらの表現をするときに心がけていることは、光と影のバランス。オブジェクトを含む被写体が無い場合こそ、この光と影が主役となり、1枚の絵から温度や動きを感じることができる。

綺麗な風景を見ながら描写するのも一つではあり成立する。だけど、無機質な環境や人間を含む生き物(自然)の温度がない場合はこの光と影が主役になる。

光の温度、差し込む角度、その光の裏側を示す影の太さや濃さなど、被写体や対象物がある時よりも繊細に気を遣う瞬間ではある。

階段に差し込む照明の光と手すり

あたかもその場所に誰かがいたのではないか?と観覧者が連想することができるような1枚は、具象と抽象いずれも持ち備えているシーンでもある。

観る人の目や心が平坦な写真1枚でも踊り動くような構図を見つけることができるように、今日も小さなカメラを持って光と影を探しに行こう。

私が提供できる全てを道具として「人・環境」をサポートしています。 Twitter: https://twitter.com/bakuosawa