『お金のかからない趣味8選』を現役無職が解説
時間はあるけど、お金がない。
無職生活は最高です。好きな時間に起きていいし、仕事には行かなくていいし、自由に過ごせる時間が無限にあります。
が、しかし、当然ですが、収入がありません。
会社員時代と同じ水準の生活をしていたら、あっという間に貯金が底を尽きてしまうでしょう。
無職ライフはできるだけ出費を抑えながら、末永く満喫したいですよね?
この記事では現役無職である私が『なるべくお金のかからない趣味』を紹介しながら「無職は普段何をしているのか?」について解説します。
「会社員と無職で“生活水準”はどう変わるのか?」についてもお話するので、無職の実態が気になる人は読んでみてください。
どうやって生活してるの?→“カラクリ”なんて何もありません
こんにちは、安心院バクです。30歳無職の実家暮らしです。
私は2015年に某企業へ新卒入社しましたが、もう働くのが嫌になって2020年に辞めました。
その後は転職もアルバイトもしていません。無職歴は2年以上になります。
無職なので収入がありません。
一応、メルカリでの不用品売却やポイ活による雑収入は多少ありましたが、安定した収入はいまだに一切ないです。
「収入ないのにどうやって無職生活してるの?」という質問がツイッターでよく届くのですが、何もカラクリはありません。会社員時代の貯金で暮らしているだけです。
実家暮らしで貯金を切り崩しながら、なるべくお金を使わないように生活しています。
なので、この無職生活には貯金が尽きるまでという「制限時間」があります。今後一生続けられる訳ではありません。
貯金が減ってきたらアルバイトでも始める予定です。そんな“ユルい覚悟”で私は5年間勤めた会社を退職しました。
お金のかからない趣味を現役無職が解説
収入はないけど、毎日は楽しく過ごしたい。
せっかく無職になったのに、毎日何もせずにただじっとして過ごすのはもったいないですよね。
なので「なるべくお金をかけずに楽しめる趣味」はないかと試行錯誤してみました。
そして、2年以上の無職生活でいろいろと試した結果、お金を使わなくても楽しめる趣味がいくつか見つかりました。
今回は私が実際に日々楽しんでいる趣味を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
今回紹介する趣味の注意点
無職の趣味は「ウケが悪い」です。
今回紹介する「お金のかからない趣味」なのですが、大きなデメリットとしてはとにかく“ウケが悪い”です。
初対面の人との会話で「趣味の話」になったとき、これから紹介する趣味を答えても会話が広がらない可能性が高いでしょう。
私は無職で人と会う機会が全然無いのでまったく問題ないのですが、多くの人と交流がある普通の社会人なら、もっと「お金のかかるキラキラした趣味」の方がいいかもしれません。
(キラキラした趣味がどんな物なのか私は全然知りませんが…)
一応、社会人でも「趣味にはお金をかけず、とにかく給料を貯金に回したい!」という人なら、これから紹介する趣味も参考になると思います。
YouTube
お金をかけずに楽しく過ごすなら「YouTube」が最強でしょう。
YouTubeの一番良いところは、なんと言ってもすべての動画が無料で楽しめることです。
実際、無職の私もYouTubeを観てるだけで一日終わってしまうことがよくあります。
私がYouTubeでよく見る動画のジャンルは旅行系・グルメ系・ガジェットレビュー系・YouTuberの企画動画などです。
面白い動画が無限にあり、YouTube側が次に再生する動画を自動的に選んでくれるので何時間でも楽しめます。
唯一の不満点としては、YouTubeは他の動画サイトと比べると検索機能がイマイチです。そのため「自分の好みの動画」を見つけるのが少し難しくなっています。
しかし、好みの動画を1度見つけてチャンネル登録を済ませれば、あとはYouTubeが「あなた好み」の動画を自動的に探して表示してくれます。
お金を使わずに楽しく過ごすなら、現代ではYouTubeが最強のエンタメツールと言えるでしょう。
注意点としては、グルメ系動画や商品レビュー系の動画を観すぎるとお金を使いたい気持ちが刺激されてしまうことですね。
そこでうっかり無駄遣いをしてしまうと本末転倒なので気をつけましょう。
動画見放題のサブスク(AmazonプライムやNetflix)
自宅でなるべくお金を使わずに過ごすなら「動画見放題のサブスク」もおすすめです。
月額料金はかかりますが、一生かけても見終わらないほど大量の作品が見放題になります。
「レンタルDVD」のように借りる手間・返す手間もありません。そのため「外出して無駄な買い物をしてしまう機会」も減るでしょう。
注意点として「複数のサブスクサービス」に加入するのは厳禁です。1つだけ加入すれば十分です。
会社員時代の私は「Netflix」「U-NEXT」「Disney+」など複数のサブスクに(無駄に)加入していました。
そして「いつか観よう」と思って映画やドラマをとりあえずウォッチリストに登録しておくのですが、仕事で疲れているため休日になっても結局観ることはありませんでした。
その結果、「月額料金は払っているのに全然使っていないサブスク」がどんどん増えていきました。今思い返すと本当にもったいないですね…
いろいろな動画見放題サブスクを試してきましたが、現在はAmazonプライムの1つだけに落ち着きました。
Amazonプライムの良いところは月額500円と他のサブスクよりも値段が安いところです。
月額料金が安い分、他のサブスクに比べると配信作品は少ないのですが、それでも大量の映画やドラマが視聴できます。
ついでに、Amazonプライムに登録すればAmazonで買い物するときの送料も無料になるのでとても便利です。
少ない金額でお得に楽しみたいならAmazonプライムが最適でしょう。
ちなみに余談ですが…
私は会社員を辞めたあと、しばらくはなにもせず自宅で毎日ボーッと過ごしていました。
それからしばらく経って「時間はあるんだしそろそろ何か始めないとなぁ」と思い、Amazonプライムでウォッチリストに登録しておいた映画をリストの上から順番に見始めました。
そのとき初めて「あぁ…本当に仕事辞めて自由になったんだぁ…」と実感できました。
ツイッター
「無職って1日中何をしてるの?」と聞かれたら、私の場合は「ツイッターをしている」と答えるでしょう。
ツイッターのタイムラインを眺めていれば、お金をかけずに何時間でも過ごせます。
実際、私もほぼ毎日ツイッターを使っていて、最低でも1日3回はツイートをしています。
ツイッターの一番魅力的な特徴は「情報のランダム性」です。
情報のランダム性とは「自分と趣味・嗜好が似ているユーザー」をフォローすることで「自分も興味があるかもしれない情報」が流れてくるという性質のこと。
要するに『類は友を呼ぶ』ということですね。
私もツイッターでは無職の人・FIRE民・山奥ニート・お金に関する情報を発信してる人などをフォローしています。
そのため、タイムラインには「私が興味を持ちそうなツイート」が数多く流れてきます。
ツイッターで『自分だけのタイムライン』を作成すれば、お金をかけずに何時間でも過ごすことができますよ。
↓私のツイッターアカウントはこちら。ほぼ毎日ツイートしているのでぜひフォローしてください。
散歩
「散歩」といえば無職の趣味の代名詞的な存在。
無職になるとどうしても引きこもりがちになるので、私も天気が良い日は散歩に出かけてるにしています。
散歩のメリットはなんといっても「お金がかからなくて健康にも良い」という点です。
難しい知識や技能は一切必要なく、ただ外を歩くだけで“健康効果”を享受できるので気が楽です。
外の空気を吸いながら体を動かすことで体も心もリフレッシュできます。
また、太陽光を浴びればセロトニンが分泌されるし、疲労感のおかげで夜の眠りの質も良くなります。
そしてお金も一切かかりません。減るものといえば靴底が多少すり減る程度でしょう。
「でもさぁ、近所の同じ道を何度も散歩していたらすぐに飽きちゃうんじゃない?」と思う人がいるかもしれません。
しかし、たとえ自分の家の近所でも自分の知らない道はかなりあります。毎回新しいルートを開拓する気持ちで散歩をすれば意外と飽きません。
実際、無職の私は2年以上近所を散歩していますが、通ったことのない道がまだまだあります。
散歩はお金がかからず健康にも良い趣味なので、今後も継続的に楽しめそうです。
1つ注意点として、財布やスマホを持って散歩に出かけると帰りがけにコンビニで買い物をしたくなることが多々あります。
「どうせ外出したんだからついでに何か買って帰ろう」という思考回路が働いてしまうんですよね。
対策としては鍵だけ持って手ぶらの状態で出かけたり、あらかじめスーパーで買い物を済ませておいたりすることで無駄遣いを防げます。
読書
読書はとにかく「コスパ」が良いです。
本を1冊買うだけで長時間過ごすことができ、知識や見聞も広めることができます。
また、読書をするだけでリラックス&ストレス解消の効果も得られるそうです。
さらに、日本人の約半数が「月に1冊も本を読まない」というデータもあるらしいので、月に数冊読むだけでもかなりの“優越感”に浸ることができます。
お金もそれほどかからないので、読書はかなり「コスパの良い趣味」だと言えるでしょう。
実際、私も週に1〜2冊は読書をしています。読む本は主にお金・節約・生活習慣・FIREに関する本やエッセイなどが多いです。
本を手に入れる方法ですが、どうしても読みたい本や話題の新刊が目当てならAmazonや本屋で買うのも良いでしょう。しかし、
図書館で借りる
ブックオフで買う
メルカリで買って読み終わったら売る
これらをうまく活用すれば、月に1000円程度払うだけで面白い本を複数冊読むことができます。
特に図書館を使えば膨大な種類の書籍を無料で借りることができます。話題の新刊なども予約機能を使えば(一応)読むことが可能です。
しかし、本を借りる・返すために図書館までわざわざ出向くのって意外と面倒なんですよね…
なので、私はKindle Unlimitedを日頃から利用しています。
Kindle UnlimitedはAmazonの「本読み放題サービス」で、200万冊以上の本が月々980円で読み放題になります。
私も普段からKindle Unlimitedを利用していて、図書館のように「本を借りに行く手間」が無いのですごく便利です。
正直なところ「200万冊以上が読み放題」とは言っていますが、最新の本や話題の本は『あったりなかったり』します。“かゆいところに手が届かない感じ”ですね。
しかし、それでも「読んでみたい!」と思えるような本がKindle Unlimitedでは山ほど配信されています。一生かけても読みきれないレベル。特に私が普段読んでいるようなジャンルの本はラインナップが充実している印象です。
また、読み放題なので「普段は手に取らないような本」にも出会うことができるのも特徴ですね。
(「東大受験に落ち続けた人の本」とかKindle Unlimitedじゃなきゃ絶対読むことなかったと思います)
30日間の無料体験もできるので、気になる人は試しに登録して配信作品のラインナップだけでも確認してみてください。
筋トレ
筋トレもお金をかけずに自宅で楽しめる趣味。散歩と同じく筋トレも健康に良いのでおすすめです。
筋トレの面白いところは「自分の体の変化をリアルタイムに体感できる」ところですね。
実際、私も無職になって以来、昼食後にYouTubeの筋トレ動画を見ながら実践するのが習慣になっています。
2年以上筋トレの習慣を続けていますが、明らかに体が変化しています。
昔はお腹のお肉がぽっこり出てたはずなのですが、今はお腹まわりに「くびれ」があります。
自分の体が変化していく様子を観察するのが本当に楽しいです。人間誰しも「ナルシストの気質」があるんだなと実感しました。
筋トレを継続させるコツは『1番簡単なヤツから始めること』ですね。「膝をついた腕立て」とか「首だけ上げる上体起こし」とか。
簡単な筋トレを続けていると次第に「もっと負荷がほしいなぁ…」と物足りなくなってきます。ここまでくれば習慣化は成功です。
もう1つのコツは『目標をとにかく低く設定して、マイペースにやる』ことです。
YouTubeやツイッターで筋トレ情報を検索すると、アスリートやプロのボディビルダーといった「すごすぎる人たち」がたくさん見つかります。
そういった人たちと自分を比べてしまうと、落ち込んでしまってやる気がなくなる可能性「大」です。
なので他人と比べるのはやめて、「今日も筋トレできた」とか「筋トレのおかげで今月は体重そんなに増えてなかった」とか、自分なりの小さな目標から達成していきましょう。
YouTubeの旅行動画・テレビの旅番組
『空想旅行』も楽しくてお金のかからない趣味です。
私は主にYouTubeの旅行動画やテレビの旅番組を観ることで旅行に行った気分になっています。
実際に出かける訳ではありませんが、全国各地の観光地や特産品、名物グルメなどに思いを馳せるだけでも楽しいですよ。
また、YouTubeで「海外の都市」に関する動画を観ながら「もし自分がここに移住したらどんな暮らしをするのか?」について妄想するのも楽しいのでおすすめです。
会社員時代の私は「旅行」が趣味でした。
TVの旅番組やYouTubeの旅行動画で行き先を決めて、なけなしの給料を使って日本全国さまざまな場所へ出かけていました。
年に3〜4回は旅行に出かけており、1回の旅行で5万円以上は確実に使っていました。旅行で散財できるのは実家暮らし会社員の特権ですね…
無職になった現在は全然旅行に行っていません。その理由は、
YouTubeの旅行動画を観るだけで満足してしまっているから
某ウイルスのせいで旅行に行く意欲が冷めてしまったから
30歳を過ぎて“行動力”が落ちてきたから
などなど、さまざまな要因があると思います。
もしかすると「なるべくお金を使わないようにしなきゃ」という考えが、旅行に出かけたい気持ちを抑えているのかもしれませんね…
無職になって旅行に出かける機会は減りましたが「観光地へ行きたい・普段とは違う環境で過ごしたい」という気持ちはまだあるので、私は今日もYouTubeの旅行動画を眺めて“旅行欲”を満たそうと思います。
絵や楽器などの芸術活動
これはかなり『上級者向け』の趣味です。昔読んだ本に書いてあったのですが…
『長期的に続けることで「成長を実感できる趣味」が人生を豊かにしてくれる』らしいです。
具体的には「絵を描く」「楽器を弾く」「彫刻を彫る」「ダンスを披露する」などの芸術活動のことですね。
どれも「大人になってから始めるのはなかなか難しい趣味」だと思います。しかも上達するまでには相当な努力と根気が必要です。
しかし、始めること・続けることが難しい分、自分の成長を実感できたときは「唯一無二の幸福感」を味わえるそうです。
実際、私も「絵が描けるようになったら楽しいだろうなぁ〜」と思ってイラストの練習を始めたことがあります。
がしかし、イラストに関する本やYouTubeのイラスト講座などを観ながら練習してみたのですが、続けられないんですよ。全然やる気が出ない。
理由はやはり「上達をなかなか実感できないから」でしょう。
最初の数日はやる気で満ちているのですが、当然ながら数日描いた程度では全然上達しないので次第にモチベーションが下がってきます。
「毎日続けることが一番難しい」とはよく言いますが、こういう意味だったのかぁ…と改めて実感しました。
しかし、練習を続けて「自由自在に絵が描けるレベル」まで到達できれば、自分を表現する方法の幅が広がって楽しくなりそうとも感じました。
私の場合はイラストの練習を続けることができませんでしたが、芸術活動に関しては人によって合う・合わないが大きく異なります。
実際にやってみたらとても楽しくて「絵なら何時間でも描ける」「楽器なら何時間でも弾ける」という人も中にはいるでしょう。
なので、最初はいろいろな芸術活動を試してみて「自分には何が合うのか」を探してみるのがいいと思います。
私も何か「成長を実感できる趣味」がほしいと思っていろいろ試してはいるのですが、なかなか見つかりません。やっぱ難しいですね…
おわりに
現代社会は娯楽が無限に溢れています。「お金を使って楽しいことをしよう!」と思えばいくらでも楽しく過ごすことが可能です。
そして、世の中の企業は「とにかく消費者からお金を搾り取ろう」としてきます。
流行っているものや楽しいことをすべて追いかけていたら、いくら収入があっても足りないでしょう。
それが収入のない“無職”なら、無駄遣いはなおさら厳禁です。
会社員時代の私はとにかく無駄遣いが多かったです。
毎日会社帰りにコンビニやスタバで無駄な買い物をしていました。
ソシャゲにも課金していたし、全然使わないサブスクをいくつも契約していました。
また、会社員時代の私はドライブが趣味でした。
「高速道路で遠くまで出かけて、高いランチを食べて、無駄なお土産を買って帰る。」
という“小旅行”に毎週出かけていたので、ドライブだけで月に5万円ほど浪費していました。
今振り返ってみると「きちんとした目的でお金を使う」ことはほとんどありませんでした。「なんとなくお金を使う」ことが大半です。
そのため、実家暮らしの社会人なのに貯金が全然貯まりませんでした。毎日無駄な出費をしてるんだから当然ですよね…
現在、無職の私は「なんとなく使うお金」を極力減らすように心がけています。
何かを購入する前には必ず「これは本当に必要なものなのか?」を熟考するクセが身につきました。
この習慣のおかげで現在は無駄遣いをする機会が減り、支出を大きく減らすことができています。(まぁ無職なので収入もないのですが)
無職生活はできるだけ長くエンジョイしたいですからね。
今後も貯金が続く限りは、お金のかからない趣味で充実した日々を過ごしていきたいと思います。
※本noteではAmazonアソシエイト・プログラムを利用しています。
【おわりに】
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