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ダニエルとテオ

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ダニテオはいいぞ!(※コンビもカップリングも含みます) イラスト:たづゅ様
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#ショートストーリー

[02] present(ダニエルとテオ)

「お誕生日おめでとうございます。テオ」 「あ、ありがとうございます。ここ最近は家族の次に先輩が先に言ってくれますね」 へへ、と照れるようにテオが話すと、ダニエルは紙袋から魔法学校の女学生服を取り出した。 「わっ!?こ、こんなの要らないですってば!お返しします!」 テオは拒否してダニエルに返そうとすると。折りたたまれた制服から、何かが落ちて――魔力で浮いていた。それは…もう一つの小さな黒の紙袋だった。 「あ…えっとこれは?」 「お誕生日ですから、それを貴方に。ああ、

お題メーカーより:気を失う(気持ちはR18)

ワンクッション! 「…んん」 何回も達した赤い目の彼の視界がぼんやりしていた。 「うぅ…」 唸ったりなど言葉にならない台詞を繰り返す様子を見てダニエルは心配していた。 「大丈夫ですか?すみません、やり過ぎてしまったようで…」 「あ、えっ、と…」 なんとか言葉を紡ぎたいテオ。 「せん、ぱい…ごめん…なさ――」 頭に制止をされたのか、そのままベッドにうつ伏せで倒れ込むように気を失った。 「…全くどこまで気を使えばいいのやら」 テオの下半身から白濁液が流れたままだ。先程まで狂う