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ダニエルとテオ

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ダニテオはいいぞ!(※コンビもカップリングも含みます) イラスト:たづゅ様
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2021年1月の記事一覧

ダニエルとテオ(アレンジ版) ※BL要素あり

ダニエルとテオは、白いベンチがいくつか等間隔で置かれたレンガの敷かれた道路の中で、中央辺りに設置されたベンチに座った。 ダニエルの手には紺色の四角い包みがあった。 「いや~お弁当を作って良かったですね~。やっといいとこ見つけましたよ。ね、テオ?」 とダニエルはにこやかに言うのだが 「は~朝起こされていきなりここに来るなんて言うんだから、こっちも疲れましたよ……」 やや呆れた表情のテオはかごバッグをぶら下げていた。今日はいつもとは違う服だ。 「でも弁当を作ったのは俺

Web拍手でしかしない話5題(ダニエルとテオ)

やりやすかったので書いてみました。だいたい140字以上。 ーーーー [01] 2人だけの秘密 「はいこれ、チョコレートですよ」 「え?今日は何でもないですよ?」 テオはきょとんとしてダニエルを見上げる。 「ええ、だからこそです。この新作ビターチョコレート、ぜひとも貴方に食べてほしかった。これは…誰にも言わないでくださいね?」 ウインクをして唇に指を当てた。その笑顔にテオは微笑ましくなりながら食べたのであった。 [02] present 「お誕生日おめでとうござい

「良いですか?鞭というのは使い方次第で変わります」 「で、どうしてニヤニヤしてるんですか?すごく嬉しそうですよね?(1歩下がる)」 そんなダニエルとテオ。

起こす(ダニエル&テオ)

「先輩」 珍しくテオの部屋のロッキングチェアでダニエルが眠っていたので声をかけたが、反応がない。 (もしかして寝たフリなのか?いやでも分からない…!先輩は本当に読めない…!!) テオは半ばむすっとしていた。 「先輩、お茶入れましたよー。今日は先輩の好きなプレーンのマフィンです」 と言ったがダニエルは目を開けない。 本来ならここで目を開けるはずが、何故か起きない。一体どうしたのだろうか、とテオは思わず心配になって肩を軽くゆする。 「先輩!大丈夫ですか!」 すると揺すっていた手を