2023/12/28 東京だヨおっ母さん

今日は10時ころに起きた。昨晩は22時前に眠たくなったので、そこから寝たり起きたりしてこの時間に起きた。寝すぎだろうよ!

睡眠時間だけは大谷翔平、パッキャオ級。超一流のスポーツ選手はよく眠るというが、それくらい眠ってしまった。

話は少し逸れるが、現在午前1時でとんでもなく眠たい。そのせいか、パソコンでタイピングしていて誤字がとても多い。今日の日記は誤字が普段に増して多いことをお許しいただきたい。

起きてから、今日はウーバーをやろうと考えていた。今週はまだ一件もやれていない。税金地獄の2023年も最終週に入った。今週ウーバーを頑張れば何とか乗り越えられるか、と思っている。
しかし昨晩、広島から母が東京にやってきたそうな。冷静沈着な北村弁護士よろしく、効率マシーンと呼ばれる私でもさすがに故郷からやってくる家族を無下に扱うことはできない。母から昼前に連絡があり、赤穂浪士(義士)にまつわる場所を見に行きたいとのこと。ウーバーで鍛えられて東京の土地に明るい私が同行せざるを得ない。
それにしても赤穂浪士って東京の話だったんだなあ、そこから知らなかった。赤穂と言えば確か兵庫県の海沿いにある街であったと記憶している。沖縄在住時代、帰省するために関西空港に降り立ち、鈍行(今は言わないのか)で帰る際に何度か下車して散歩した記憶がある。
その赤穂浪士が討ち入った吉良邸が東京であったとは。いやあ、歴史の知識の浅さがばれてしまう。

ひとまずは母の宿泊している蔵前のホテルに向かう。そこで合流して歩いて両国へ向かう。かつてマセキの若手がネタみせをしていた両国に吉良邸があったのか。へ~。
吉良邸は尋常じゃない広さであったそうだが、現在はオープンハウスが頑張って一戸建てを立てられるかどうかくらいの広さの公園になっている。
赤穂浪士の吉良邸討ち入りの話は昔から年末になるとテレビドラマが放映されているそうな(知らないんだから仕方ない)。母の父、つまりは私のおじいさんが生前、毎年年末に赤穂浪士のドラマを見ていたことをイラついていたらしい。毎回おんなじ話やないかい、と。
しかし、当時のじいさんの年になって、母は赤穂浪士の面白さに気付いたとのこと。物語は同じだが主演俳優が変わっており、演技の違いも楽しめると言っていた。へえ~。そういうもんか。私は別に腹はたてていないが、まったくもって興味が持てず、なにを言ってるんだかと思いながら話を聞いていた。
勉強のためにも一度は見ておかなければいけない。どうしてもニュースばかり見て、歴史から学ぶということが疎かになってしまっていた。

観光に来ている人から学ぶことは多いなと感じた。両国公園の勝海舟生家跡や両国駅内の力士と背比べコーナーなど、普段生活して目に入っているはずなのにまったく気にかけていないものが見えてきた。

続いては両国駅から電車に乗り、秋葉原で乗り換えて京浜東北線に乗り、高輪ゲートウェイ駅で下車した。四七士の眠る墓がある、泉岳寺へ向かう。
泉岳寺話をする前に、高輪ゲートウェイに初めて降りたことがなかなかの興奮ポイントである。まだ何にもない駅だった。しかも次の品川駅までは距離にして1㎞もなさそうだ。何のために(もちろんお金儲けのためだが)この駅があるのか。変な駅だなあ。
ホームには人間はほぼいなかった。映画の世界にでも入り込んでしまったのかと思った。東京にこんなに人口密度の低い場所があったのか。
まだまだ新築の駅舎。エスカレーターでホームを上がれば、改札内には無人のコンビニがあった。これはちょっと入ってみたいぞ。

どうやら、店に入った瞬間から人間を感知してこの人間がどの棚から何を手に取ってレジにやってきたのかを見ており、レジに着くと金額が瞬時に計算されるシステムらしい。まだシステムが不完全なのか、仮に二人で入店して、Aが手に取ってBの持つカゴに入れるというのはできないらしい。手に取った人がそのままレジに行かなければいけない。
試しに何かを買ってみようと店内をぐるっと回ったが何も欲しいものは無かった。とりあえず、200円くらいの缶チューハイを手に取ってレジに行ってみた。レジ前に立つと値段が表示される。おみごと!

さあ、スマホのQR決済で払おうとすると、年齢確認の表示が出た。どうやって確認するのかと思ったが、どうやら遠隔で私の顔を人力でもって見ているらしい。
これは少し時間がかかった。おそらくはこんなお昼に、高輪ゲートウェイでお酒を買う人なんていないもんだからチェック担当の人が品出しだったり他の業務に当たっていたのだろう。確認中からなかなか次に進まない。マスクを着けているからかな、とマスクを外してみたり、カメラに顔を近づけてみたりしたらお許しが出た。うーん。便利なような不便なような。
あ、このシステムはセルフのガソリンスタンドの給油開始許可と似ているなと思った。給油希望者がちゃんと安全に配慮しているかを目視で確認して、許可を出す。二度手間というか無駄というか、安全のためには仕方がない。
買ったチューハイは値段の割にあまりおいしくなかった。これはコンビニは何も悪くない。

ようやく泉岳寺へ向かう。まずは本尊へご挨拶を済ませて、いよいよ四七士の墓へとつながる階段を上る。お墓の前に奥様が立って、こちらを見ている。嫌だなあ。
ポケモンのバトルをしかけてくるトレーナーのようだ。FF12で遠くに巨大なモンスターが立っているのが見えるようだ。モンスターハンターで初めてリオレウスと戦う時のようだ。いろいろとゲームで例えたがようするに嫌な緊張感がある。意を決して奥様の前へ行くと
「赤穂四七義士の供養のため、お線香を300円でお買い求めください」とのこと。なんか嫌だな。
いや、供養の気持ちは大事にしたい。仮にもお墓を参るのだから線香をあげるのは最低限のマナーであることは私もわかる。ただ、強制的に線香を買えと言われるとちょっと嫌だ。
だってその線香に300円の価値があるとは思えない。今日日ダイソーでも結構な量の線香が100円で売っている。ここでケチケチしてはいけないというのは百も承知だが、これが300円か・・・。少し気持ちが曇った。空は晴れているのに。

お墓を参りながら、スマホで講談師の方が音声ガイドをしてくださっているのを聞くことができる。はあ、なるほど。そういうことがあったんだなあと勉強になった。でも、この線香が300円はなんとも・・・。はっはっは!
いや、本当は何とも思っていませんので勘違いなさらぬようにしてください。

墓を参り、日も暮れかけてきたのでどこかで食事をしようということになった。高輪ゲートウェイ駅周辺は何もなくてたまげた。正確には落ち着いて飲み食いできる店がまだないのだ。駅前は絶賛工事中だ。
しかたないので品川駅方面に歩く。品川駅は通り過ぎこそすれ、駅前を散策したことは無かった。ここもあまり店が無いのだなあ。あることにはあるが、少しハイソサエティな気取った雰囲気を感じる店だ。
モンテローザの目利きの銀次があったので、そこに入る。初めて行ってみたが、なるほどこれは磯丸水産のようなシステムだ。磯丸水産にも行ったことは無いのだが。注文した海鮮が生でやってきて、卓上コンロで焼いて食べる。なるほどなるほど。これは面白い。
焼き肉とはまた違って、海鮮とはなんとも焼きにくい(焼き肉とかけたわけではない)。海の幸は生き物によって形がバラバラであるから、思ったよりも少しずつしか焼けない。これがまたちょうど良く一気に食べてしまうこともない。ゆっくりじんわりと焼いて、少し食べる。そして、お酒を飲む。
うんうん。これはなかなか楽しめるぞ。

さまざまな海の生き物を焼いて食べた。でも結局一番おいしいと思ったのは調理済みのタコの唐揚げだった。第二位はマグロの刺身だった。コンロいらなかったな。でも、生き物を焼くという行為の楽しさは人間のDNAに刻み込まれている。私たちの先祖がウホウホゴリラくんの時代に、そうだ肉やら魚やら焼いて食ってみよう。そう思った瞬間に人間とは他の生き物と一線を画したのだ。まさに人類の進化を生んだ行為。なんとも尊い経験だ。
この浜焼き行為、純粋にアクティビティとして面白かった。機会があればぜひまた行きたいものだ。

品川から浅草線直通の電車で蔵前に戻ってきた。ホテルまで母を見送り、歩いて帰宅する。帰りがけに浅草のバッティングセンターで打撃練習をした。大混雑で、バットがぬるっとしていてちょっと嫌な気持ちになった。
衛生面は気にしていないが、バットを強く振れないのは練習にならない。貸し出しの手袋をつけて、丁寧に引き付けてのバッティングを心がけた。うんうん。やったねパパ!明日はホームランだ!(これがなんなのかは別に知らなくていい)
あ、銀次では米やらの糖質を食べていなかった。牛丼が食べたい気分だ。

帰宅してから、ワイドショーチェックをした。こんな夜更けになってしまった。ただ、明日も母と東京を散策する予定なので仕事をもろもろ済ませなければいけない。早朝にウーバーもやらなければ。ああ、辛いぞ!年末最後の最後にこんな大変なことになるとは。

今日面白いと思ったことは「2023年もただでは終わらなさそうになってきた。おいらの人生、いつもそうだ。」

こんなつらい人生。ここに空き缶を置いておきます。