2024/06/12 じゃっぴんぐう

実家に戻って、そこそこ穏やかにしているから、ここらでペースを上げて日記を書いていきたい。だんだん日にちを追いつけることができればと思う。

さあて日記にはいっていくぞ。今日は言うまでもない、事務所ライブの日である。何時に起きたでしょうか、14:30に場当たりがあるからそれまでに行かなければいけない。
この事務所ライブは事務所のネタ見せの後に一定期間があって、それをやるというものだ。これがまあ何といってもネタ見せで最悪の評価を頂戴したから、ほぼすべて書き直しとなっていた。つらい!でも仕方ない!

ということで、今日が初めてお客様の前でやる、もちろん(もちろん?)ネタ合わせもやっていない。ということで、確か午前中に田川くんへはデータを送っておいた。まあ、これは台本を送る私が悪かった。田川くんは14時に会場に入るように起床したようなので、ネタ合わせはできない状態で場当たりへ向かう。しかたない!筆の遅い私が悪い!

なんやかんやと場当たりを済ませて、ネタ合わせをする。今回のライブをご覧いただいた方はご存じかもしれないが、ネタの中で田川くんの悪事を言うというくだりがある。これが物議を醸してしまった。
いや、物議と言っても私は笑えるレベルの悪事を台本にしているつもりで、お客様も「まあ悪いことだけど、そういうこともあるよね」というレベルにしておいたつもりだが田川くんが怒ってしまった。
「俺はこの台本でやりたくない」「もしこれで俺が逮捕されたらどうしてくれる?」と詰められた。こわ~い。夢グループCM保科さんの口調で言っちゃうわね。こわ~い。

でもそこはなんとか「いや、気にすることじゃないレベルと思う」という説得をした。なんとか田川くんには納得していただくことができた。いや、納得はしていなかったかもしれない。「あ、そう。じゃあ俺はこれを嘘をついているというテイで台本を読むね。」こわ~い。なにこれこわ~い。

結局のところ、当然であるが問題にならなかった。それはなぜかと言えば悪いことは悪いが、誰もがやってしまいそうなギリギリのラインのことだからだ。あと、本人は嘘を言っているつもりで演じてくださったが、実際にあったことだから、お笑い用語でいうところの「体重がのっている」「熱量のある」台本なのだ。だから大丈夫。こう見えて私も6,7年間漫才を書いているから、それなりにバランス感覚もあるつもりだ。私を信用しなさい。

今日はとても暑かった。十数日、満足に眠っていないからあきらかに体調がおかしくなってきた。夜のライブのオープニングトークの30分ほど舞台で過ごして袖に戻ると頭が痛くなってきた。
でもネタ合わせもやらないといけない。そんな感じで舞台で漫才をやったときに完全に頭が真っ白になってしまった。なんとか振り絞って「暑さでネタが飛んでいるんだよ」と言った。本来、こういう言葉は言ってはいけない。
それはわかっているのだが、本当はネタどころか記憶が飛んでいる。立ったまま、しゃべりながら気絶していた。
だから「ネタがとんだ」よりもひどい状況の中でなんとかネタが跳んだということで乗り切ったということだ。
舞台上で倒れるよりかは良かったと思う。お客様の楽しい思い出を汚さなくて済んだ。記憶が無くなったという記憶はあるというのは面白い発見だ。

漫才を終えて、冷房の効いた部屋で待機した。死ぬかと思った。閉演後に着替えようとすると、シャツがとんでもない濡れ方をしていた。極限まで汗をかいていたのだ。あとは寝不足による自律神経の異常だろうと推測する。

ふう~思い出してもひやひやする経験だった。
ライブ後はダメ出しを頂戴して、お客様とかなり長くお話をした。長かった!21時前に終わってから22時前になった。それでもお客様第一ですからね。もう聞けるとこまで聞いてやろうという気持ちで話した。
田川くんは途中何度も帰ろうとしていた!

帰宅してからまた明け方までネタを書いていた。次は明後日のネタ見せである。うわあ本当に頑張ったね。えらい。

今日面白いと思ったことは「十分に睡眠をとって漫才を100%やることも重要な一方で、眠らずにネタを書かないといけない。これってどうすりゃいいのだろうか。熱中症は高校野球以来であった。」

こんなつらい人生。ここに空き缶を置いておきます。