かつてエロサガと呼ばれたミストトレインガールズ(ミストレ)のプレイアビリティがオマージュ元を凌駕しているので、便利な点を比較する。
(2023/02/22更新)
サービス開始当時、エロサガと揶揄されていた「ミストトレインガールズ」(株式会社KMS)、そのゲームシステムは何から何まで「ロマンシングサガ リユニバース」(株式会社アカツキ・株式会社スクウェア・エニックス)そのものであったため、FANZA版で18禁シーンが用意されていることを踏まえてそう呼ばれるのも無理はなかった。「グランブルーファンタジー」における「神姫プロジェクト」みたいな立ち位置。
──だったのも最初の半年くらいだけ。以降はユーザの要望・意見に細かく・素早く対応。ベースは残しつつも改修に改修を重ねて、ひたすらオマージュ元のゲームで不便な箇所を潰し、なおかつ新たな機能も追加することで、細かい部分に僅かな不便さは残るものの、ゲーム性に対してほぼほぼノンストレスになったと言える。
ロマサガも定期的にユーザアンケートを実施して意見要望をキャッチアップしているように見えるのだが、どうも雲行きが怪しい。売上重視からかシリーズ・キャラ贔屓による格差が酷く、サガシリーズは本当に大量のキャラがいるにも関わらず、同じキャラばかり絵柄違いで何度も出てくる始末。そんな中で機能改修にどれほど重きを置けるのかは正直不安で、ゲームシステムに改修が掛かることはごく稀だし、掛かったとしても根本的な解決がなされていないこと多々。
そんな2つのゲームについて、私が思いつく限りの比較箇所を並べていく。ただし、ミストレ側の改修速度が異常なために、内容が古くなっている点もあるかもしれないことを予めご認識を。ミストレの凄さがオマージュ元のプレイヤーに少しでも届いて、アンケートで声がたくさん上がるようになれば機能改修の優先度も少しは上がるのではないかと目論んでいる……というのは建前で、単に遊びやすくなったミストレを紹介したいだけという。
なお大前提として、ロマサガもミストレも鬼周回ゲームであることだけ書いておく。プレイ時間の95%は戦闘周回と思って良い。
1.遠征/派遣
キャラを特定の地域に遠征させ成長させる機能。バトルを重ねなくても一定の強さまで引き上げられるので便利かと思いきや、ロマサガは遠征先が増えても、結局一番最新の地域だけ使っていれば良く、ミストレのように技の熟練度を上げられるわけでもないので能力上げきったらあとは経験値稼ぎくらいにしか使い道がない。チケットを使って特定の回数分一気に遠征させる機能が追加されたものの、50回行こうが100回行こうがミッション上では1回の計算って馬鹿かと連続遠征しても達成されるようにミッション側に修正が入ったがなんとサイレント。便利になった反面着実にユーザの不信感を高めていくスタイル。ミストレは最初から全地域一括遠征・結果確認ができる。しかも回数はきちんとカウント、最高。
2.武具の強化
本作の武具強化は「強化」と「進化」がセットになっていて、強化→進化→強化…を3,4回(場合によってはもっと)繰り返すのだが、ミストレは強化・進化を一括で最大まで行ってくれる。いちいち入るエフェクトをすっ飛ばせるのは最高だし、そもそも1回や2回進化で止めておくみたいなケースはほぼ無いのに(速度調整などは除く)、未だに段階を踏まないといけないのは蛇足の極みなのでこれで良い。ロマサガも最近ようやく一括強化・進化が導入されたが周回遅れという感じ。
3.聖石/宝珠強化
聖石とは武具に付けるオプションで性能の補強ができる。ロマサガは強化に専用アイテムを使い、メーターが一定まで溜まると1段階強化、最大で10段階まで強化できる。強化幅はかなり変動有。強化アイテムを使う回数が1回・10回と決まっているので、ひたすらボタンをポチポチする。最近ようやく100回強化できる機能が追加されたのでだいぶ楽になったが、一気に複数レベル上がるわけではないため、10段階目までポチポチすることに変わりはないし遠い。たまに入るクリティカルエフェクトも100回強化では意味がなく、ただただ長いウェイトが発生するだけ。ミストレは最大で5段階まで、一括で強化可能、専用アイテムなし。コストがアホみたいに高いことだけがネックだが、強化は一瞬。
4.BOXガチャ
BOXガチャがどういうものか今更説明するまでも無いと思うが、要するに箱の中身を引き切ると次の箱が用意されるご褒美システムの一つ。最近のソシャゲには珍しくロマサガはだいぶ時間が経ってから実装されたが、信じられない程不便。1回で引ける最大数が決まっているのでひたすらボタンをポチポチ連打する羽目になるし、演出が長いので素早く引くのも無理。引き切った後は自分でイベントのTOP画面に戻って箱をリセットする必要がある。そしてまたガチャ画面に移動、連打。鬼周回していると利用券も大量に手に入るので消費が大変。ミストレは箱の中身を全部引く機能がある。しかも引いた後自動でリセットしてくれるので、連続して箱単位で引くことができる、最高。同じ場所をポチポチしているだけで、引く→箱更新ができるUIもお手本のような便利さ。周回し過ぎた後に後悔するようなBOXガチャはいらないし、何よりロマサガのBOXガチャは普段のイベント報酬に並ぶアイテムと同じものが順番に目玉になるだけという謎仕様。BOXにする意味とは。
5.オート戦闘
ロマサガもミストレも周回前提のゲーム性なので、戦闘は自動/手動進行を切り替えることができる。両作ともスキル使用時に消費するポイントは初期値基本10でターン毎に一定数値回復する仕様。それらを加味し「全力」の自動戦闘を行うか「通常」の自動戦闘を行うかを選択できる。「全力」だとポイントが溜まり次第、今使える最大コストのスキルを放ち、「通常」だとスキルを使用しない設定になる。自動で周回する際はポイントを無駄にすることなく、いかに敵構成にマッチしたスキルを放てるようにするか悩む。ミストレは自動進行にひと工夫加え、「制限」オートを設けている。これはキャラが持つ最大コストのスキルしか使わない設定。ポイントが溜まるまでは通常攻撃しかしない。慣れると非常に使い勝手が良く、全体攻撃スキルだけ使わせたり、単体攻撃特化キャラにしたりが簡単。
6.連携OFF機能
安定した周回をしたい、あるいは短時間で周回したい、そんな希望を妨害するのが技の連携機能。強敵と戦う際は火力が上がるのでありがたいが、育成時や格下相手には時間だけ取られるので邪魔。ミストレは当然オンオフ切り替え可。
7.覚醒OFF機能
火力が上がり且つ必ず連携できる覚醒状態。ロマサガは覚醒できる状態でも手動戦闘でないと発動しない。ミストレはオート時自動発動するので、無駄が無い且つオンオフ切り替え可という、かゆい所にとことん手を届かせるつくり。
8a.自動周回
正直これを1番最初に挙げるべきだったくらいには神機能と言える。鬼のように周回するゲームにおいて絶対に必要な機能。『これがあるならゲームやる意味ないじゃん』と思うかもしれないが、ロマサガも死んだ目でひたすら「再戦」ボタンを押すだけのゲームと化しているので別に大した違いは無い。ミストレの凄い所は、ただ「再戦ボタンを自動で押します」ではない点。スタミナが切れた場合にどの回復薬を使うか、回数は制限なしか指定回数か、オート設定は全力/制限/通常どれにするかを実行前に選べる。しかも自動実行が終わったら、与えたダメージ量ランキングや平均行動回数、周回時間、育成結果、獲得アイテム一覧表示などなど詳細な統計情報を出してくれるとかいう快適過ぎて尿が漏れそうな機能。好きです。ロマサガも遅れに遅れて3周年記念アップデートでようやく実装されたかと思いきや、1日50回制限かつ反響によっては実装を取り下げる可能性もあるという53のような状態なのでやはりミストレ側が圧倒的に便利。50回でも便利すぎる!社会人にとって優しい!と言って別の意味で尿を漏らしているファンもいたが、制限内のたった50回以外の時間全て手動で再戦ボタンを押すことが本当に正しいのかは冷静に考えた方が良いと思う。
8b.副官周回
ロマサガが「回数制限付き再戦ボタンをただ押すだけ機能」に命を掛けて、チケットを報酬にして無理やりプレミア感を出す無意味・無駄な施策を適用している間に、ミストレはそれを颯爽と200周くらい追い抜いた。スタミナタンクにスタミナを貯めておけば、ゲーム未起動でも周回してくれる機能を実装。これ以上無いレベルの改修。ミストレ(特にブラウザ版)は長時間自動周回していると、攻撃の演出にラグが掛かったりするので、使い分けることができるようになったのもグッド。ロマサガの自動再戦について、「回数に上限があったとしても、仕事している間や出かけている間にちょっとでも回せるのは最高」とか言っている方はこの機能を見て目を覚まして欲しい。というか、従来のミストレ自動周回の機能だけでも覚醒する人はしてそう。
そして実装からまだ間もないのに、周回中に他コンテンツを触れるように改修された。裏で周回しつつ、カジノやるなりシナリオ読むなりができる。完璧すぎてこちらが申し訳なくなるし、本当にユーザからの細かい意見を極力素早く拾ってゲームに反映しようとしているんだなというのが見て取れる。ここまで来てしまうと、オート周回がデフォルトでないゲームって最早同じ土俵にすら立てていない。なお、最近のゲームであるヘブンバーンズレッドにも同様の機能が搭載されて話題になったことがあるらしいが、ミストレの方が先も先。
9.レベル上げ
どちらもボタン押しっぱなしでアニメーションが描かれレベルが上がる。ロマサガはエフェクトが微妙にもっさりしていて、1→50に上げるのに30秒くらい掛かる。ミストレは6,7秒。超速。とか書いてたら、ミストレは更なる改修で、レベル・ギアレベル・思い出レベルを一括してボタン一つで最大まで上げられる機能を入れてきた。開発の技術力どうなってるんだ…?
10.訓練/自主練
要するにレベル限界を突破するアイテムを獲得する機能(ミストレはレベルとは別の強化段階を上げるアイテム)。基本的にお金で訓練用のアイテムを買い、そのアイテムを投入する仕組み。ミストレはそもそもお金でも訓練できる、そらそれで良いよな確かに。ただしミストレは投入できるアイテム/金額の上限が低いため、長時間放置すると無駄が発生するし、登録できるメンバー数が少ない。そこはかなり不便。アプデで枠拡張済み。10人訓練+24時間可能になったため不便解消。ありがとうミストレ。ロマサガは最大枠拡張しても14時間程度までしか訓練できないので、1日のどこかで補給しないと必ず無駄が発生する。忙しい人に厳しい仕様。
11.密林/討伐任務
利用券を消費してのみ行けるクエスト。一気に消化できるようになったロマサガの方が便利かと思いきや、報酬はしばらくラインナップが変わらないし、クエスト内容に至ってはサービス開始当初から据え置きという驚異の仕様。ミストレは定期的にアップデートが入り、イベント限定キャラ・装備などが交換できるようにされている。特定属性に弱い敵が配置されるので、周回しやすいのもありがたい。
12.ガチャ
ロマサガの最高レア排出確率は5%と、他のソシャゲに比べるとかなり優しい設定。一方でミストレは一般的(?)な3%と、どう考えても不利だが、私に限って言えば天井までいかずともピックアップはほぼ揃っている。当然無料で配布されるガチャ石の範囲内。その上、復刻系のガチャだと7%や10%というのもちらほらあるので良心的だと思う。ロマサガは天井(300回)まで引いてピックアップが一人も出ないのは当たり前で、最近は特にそういった報告が散見される。欲しいものは天井交換で手に入れるのが定常。特に何度も衣装替えされる人気のキャラやシリーズのボス・ラスボスがピックアップされている時はそれが顕著。これはあくまで確率の問題で、当てはまらない人がたくさんいるのも事実なので、本項目は話半分に聞いてもらえばOK。別に確率操作されている!なんてクレームを出したいわけでもない。たまたま。
あ、でもミストレのピックアップSとかAが異常に出辛いのは何か設定誤っているんじゃないかと不安になる。
13.ローディング
これも環境に左右される部分があるが、度重なるアップデートによってロマサガはローディング時間が超肥大化。特にデータの更新がある時はタイトル画面から次の画面暗転まで10~20分掛かることはザラ。でもデータサイズはたった0.1MBとか。クレームが殺到しているのか、運営から都度データの修正(いちからDLし直し)を勧められる状況。なんじゃそら。ミストレはDMM GAME上で提供されているのでローディング時間はほぼ一定で短い。不具合や通信障害にて苦慮していることもあるが、すぐに解消される。
14.キャラソート/フィルタ
スタイルが非常に多い両作なので、編成や強化時にはリストが煩雑になりがち。しかも、同じキャラでスタイル違いが入り乱れるので、単純に能力でのソートだと、最近入手した育成すべきスタイルを探すのが大変。ようやく最近入手順でソートできるようになったので解消されたが、ミストレは最初から実装済み。さすが。グループ機能なんていらないんだ。
15.自動売却設定
直近でミストレ側に改修が入り、ロマサガよりも便利になった箇所。条件設定が細かくなり、武器防具アクセサリー以外に宝珠にも適用。また、武具ごとに付与されるランダムアビリティや宝珠スロット数ごとに売却設定ができるようになったことで、厳選が楽に。ロマサガは単に武器種・レアリティごとの設定且つ全クエスト共通。Sランク武器のドロップが無くなったので大きな影響は無いのが幸いか。
16.戦闘前
バトル突入前、スタミナが足りないと回復薬を使うかの選択肢・ウインドウを複数開くことになるが、ロマサガはそれらを1個1個閉じた上で、再度戦闘開始ボタンを押す必要がある。ミストレは回復が終わったら全て自動で閉じた上で勝手に戦闘が始まる。その上、期限が近い回復薬が先頭に並ぶようになった。これに限った話ではないが、ロマサガ開発陣はUIというものをもっと研究した方が良いと思う。
17.イベント報酬交換
イベントで手に入れたアイテムを報酬と交換する機能。欲しいアイテムと個数を選択するのはどちらも同じだが、ロマサガの場合、交換し切ると交換レートが上がった状態で同じ報酬が出現することがある。ただ、1度に交換できる個数が10個とか20個の場合があり、且つレートの更新も複数回あるため、何度も何度も回復薬などを同じ操作で交換していく必要がある。闇すぎ。最終的には高レートで999個交換できたりするが、周回していれば普通に取り切れるのでアイテムが余ることも。ミストレはそもそもそういう仕様はなく、一定のレートで交換できるし、イベントによっては回復薬やお金を無限に交換できる。その代わり回復薬の使用期限は短め。
18.報酬受取漏れをしたミッションの扱い
ミストレの場合、達成はしたものの受け取りを忘れていたミッションの報酬は次の日にプレゼントボックスに送られるという親切仕様。特にデイリーで内容が更新されるミッションなど、朝しかプレイできなくて翌日まで触れないプレイヤーは受け取るタイミングがなかったりするのでこれは本当に優しい。こんな優しい気持ちがロマサガ運営側にあったら今頃UIは大幅に変わっていると思われる。
19.塔ガチャチケットの扱い
だんだん難しくなっていく階層をクリアしていくコンテンツで、クリア状況に応じて毎月報酬を得られる。報酬の中にはガチャチケットがあり専用のパッケージからガチャを引ける仕組み。ロマサガは非常に汚いことに、内容が一新されるたび古いチケットは古いパッケージにしか使えなくされる。新しいパッケージには古い限定キャラも含まれるものの、チケットをためて新しいキャラをすぐ引くというようなことができない、同じコンテンツなのに。ミストレは当然可能、と言うか限定キャラは1年後にミッションクリアにて配布される。性能も優秀。
20.BGM交換システム
サガシリーズはBGMに定評があるので、好きなBGMをイベント報酬等で得られるアイテムと交換して取得し、専用コンテンツ内で自由に聴くことができる。それ自体は悪くない仕組みだが、ミストレは取得したBGMをマイページや自動周回時のBGMに設定できる。音楽のバリューだけに目をやって一歩先に進めなかったのは惜しい所。なお、ミストレは音楽の累計交換数でジュエルをもらえるので、BGMに興味がなくても交換だけはしておいた方が良い。
21.クエスト一括クリア
難易度上位のクエストをクリアすると、下位のクエストが一括してクリア扱いになる機能が最近ようやくロマサガに導入された所だが、ミストレの降魔の祭壇は35段階の難易度1つ1つをクリアさせるのではなく、クリア時の状況に応じてスキップできるようになっており、最低5回のクリアで済むようになっている。ロマサガの一括クリアの方が戦闘回数は少なく済むが、幻闘場などはこの仕組を導入すれば初見で最高難易度をクリアする一部の上級者を除いてコンテンツに挑むハードルが下がるのだが……正直ハイレベルな機能なので難しそう。
22.報酬交換所からのリンク
ミストレは各報酬の交換所から、報酬取得イベントやクエストへのリンクが貼られている。地味ながら便利な機能。
23.お気に入りクエスト機能
ミストレはクエストをお気に入り登録して、アクセスしやすい場所に置いておける。ロマサガもクエストの入れ子数が増えてきているし、特にメインクエストの場合、毎回主人公を選ばないと先の画面に遷移できないので、本機能の実装を切に望む。
24.技Rank/熟練度上げ
ロマサガは技・術のRankを上げるには、戦闘中にひたすら使用するしか無い。うまく編成すればオートでも何とかなるが、そのための編成を考えるのが手間過ぎるし、手動にしても鬼のような周回数・タップ数が必要。Rankが上がりやすくなるイベントもあるが稀。ミストレは該当技を使わなくても戦闘終了後に熟練度が上がるし、何なら自動周回でお手軽に全技カンスト可能。派遣でも上がるしとにかく楽。ロマサガと言えば閃きシステムなのでこのような仕様になったのだろうが、もう少し利便性とのバランスを取るべきと思う。
25.成長目安
ロマサガはそのクエスト内でキャラが成長する可能性がある場合、その伸びしろに応じてキャラがキラキラする。何だよ、キラキラするって。キラキラの具合で成長するかどうか一見してわかるというが、ファジー過ぎて分かりづらいし、色弱の人には地獄のような仕様。HPなどを見ればわかるという意見もあるが、限界となる数値が更新されるたびに把握するのは手間。ミストレは文字で即判断可能。シンプルにこれで良い。
おまけ1.カジノ
最近ウマ娘が実装されたことからも、cygames製ソシャゲを参考にしているんだろうなあというイメージがあるカジノ。フラワーナイトガールズのプロデューサーが関わっているからそっちベースなのかもしれない。どちらにしても、本作とカジノは最高に相性が悪い。上の項目で書いたとおり、このゲームはプレイ時間のほぼ全てが戦闘。育成しないと中~高難易度コンテンツのクリアが困難になるから、戦闘を繰り返して育成するしかない。成長幅も非常に低いので、育成キャラを相当絞り、装備/宝珠/ギア入手を諦めない限り、暇な時間が生まれることはない。自動周回が実装されるくらいなのだから、運営もそれはわかっているはず。一方でカジノはほぼ全て手動での操作が必要だし、稼ごうと思うなら相応の時間が取られる。例えば自動周回がバックグラウンド化されて、その間強化や編成、カジノが自由にできます!ならまだわかるが。いつやるんだこんなの。副官周回実装で割と現実的に。夜中は副官周回を仕込んでおいて、その分の時間をカジノに割り当てるとか……?それでも積極的には触れないと思うが、少なくとも時間が全くないことへの対策は施されている。完全解決済み、というか200/100点レベルの対策が施され、取り消し線内で触れていることに申し訳無さしかない。詳細は副官周回の項参照。
おまけ2.ロマサガの自動再戦機能の惨状
なぜ技術力も予算も売上もミストレに勝っている(はず)のロマサガが、こんなレベルの低い仕組みを導入したのか頭を抱える。1日50回制限で要望次第では実装を取り下げる可能性もある、ではなく、ユーザーの意見を取り入れて1日でも早く機能改修するべき。50回制限を取っ払えるチケットというものを用意したのも酷い。こともあろうにそれをイベント報酬で配りだした。いやいや、1日の50回制限ってゲーム性損なうから設定したのではなかったのか?チケットで安易に増やしちゃ駄目でしょう。ただただ再戦ボタンを勝手に押してくれるだけのアイテムを報酬と偽って配るのは狂っているとしか言えないし、自動再戦機能を使わずに手動で押しますという人に取っては全くの無意味アイテムになる。もしかして今後チケットを課金要素にでもするつもりだろうか。ミストレではデフォルトで誰でも何度でも使える見栄えも良い超便利機能が、天下のロマサガでクオリティを数段下げた上に課金要素になるのであれば本当に笑えない。
おまけ3.ミッション
ガチャ用アイテムが少量もらえるため、ミストレもロマサガも日々のミッション達成は重要だが、ミストレの経験値/ゴールド獲得用クエストがデイリー及びウィークリーのミッションに未だ入り続けているのには疑問。ゴールドはイベント報酬及び各種クエストで不要アイテムを売却する設定にしていると余るほど手に入るし、経験値は上記クエストで手に入る量が少なすぎるので、あまり有用性を感じない。トレインボードシステムの影響で経験値の有用性は高まったが、未だ99,999までしか溜めておけないため(上限9,999,999に改修済み + レベルの上限突破実装予定)日々のクエスト周回の方がトータルでは効率が良い。ミッションに設定されているから仕方なく消化している状況。ロマサガはミッション内容に一度見直しが入っており、経験値/オーラム獲得用クエストは必須ではなくなったので、ここに関してはロマサガに軍配が上がるだろう。
おまけ4.シナリオ
便利さとは違うので上記では触れなかったが、ロマサガのシナリオイベントの少なさ・及びメインストーリーの進まさなは異常。シナリオを増やしていくという意向を見せているものの、状況はむしろ悪化し続けている。その点ミストレは祭壇イベ以外はしっかり毎回ストーリーが存在するし、メインシナリオもコンスタントに更新され続けており、評判も良い。R18版がある都合上、キャラ別ストーリーは必須とはいえ、新キャラが出てくるたびにきちんと用意されているのは素晴らしいし、何なら極石魔装のようなサブコンテンツにもシナリオが付いてくるのが凄い。
まとめ
「ロマサガくんの悪い所を見て、お利口に育つミストレくん」といった所。ロマサガもサービス開始当初はそこまで不便と思わなかったが、なかなかシステム改修に手が入らない+より便利なものを見せられてしまうと…。今回は比較という形だが、ミストレ側には独自のシステムも当然あるので、プレイアビリティは間違いなく高い。ただしキャラは全てオリジナルなので、サガシリーズへの思い入れが強ければ、その補正でロマサガの方が面白い・楽しい!となる可能性はある。
どちらもサービス開始日からずっとプレイし続けている1ユーザが色々書いてみました。
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