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DAOによって、民主主義は進化できるのか。

前回、上記にて私の考えを書いた。

web2 vs web3という対立構造はプロモーション目的で作られたものであって、本来は相互を補完し合うものであり、ユーザーからしたら、便利であればどちらでも良いと思っている。

例えばGAFAMが凄かったのは、創業者の影響力や理念、技術力とか色々あるが、何よりも、ユーザーインターフェースを圧倒的に変化させたことだと思っている。先進的でカッコいいデバイス、注文した翌日に届くしレコメンドでついつい追加購入しちゃう、世界中の友達と繋がり近況を知りリアクションできる、など。当たり前だがweb2でもweb3でも、ユーザーから見て大きな変化がなければ、社会実装はできない。

以下の書籍では、web3による働き方や文化への影響にも言及されている。

webは1.0は「読む」、web2.0は「書く」、web3.0は「参加する」と定義されている。DAO(分散型自律組織)ではピラミッド型の階層は存在せず、全員が等しく参加権 / 投票権も持っており、全員横並びでプロジェクトを進めていくものである。また一般的に法人が持っている、財務諸表や定款、ビジネスロジック等はブロックチェーン上に全て公開されている。

自分が情熱を注ぎたいことを見つけたら、そのプロジェクトに参加し、貢献度に応じてトークンを受け取る。口うるさい上司もいないし、暑い中通勤も強制されないし、一見、最高じゃんって思う。

DAOは民主主義の究極のように見える。しかし、民主主義というのは参加者のレベル(民度や知識知恵、経験など)に大きく依存する。2022年7月10日投開票の参議院議員通常選挙があったが、政策の精査云々よりも、社会的なイメージや認知度が大きく影響する点を改めて実感した方も多いのでは。

民主主義を体現している平和な日本だけど、経済成長は後進国に仲間入りしようとしており、目を背けられない状況になっていると思う。

一方、世界で急激に成長してきた国(中国、シンガポールなど)は、圧倒的なリーダーシップによる独裁に近い国が多い。またGAFAMもweb3.0から見たら独裁なのだろうが、彼らはインターネット産業勃興の主役として、世界中のお金と人材に流動性を作ってきたことは間違いない。今これを書いている私も、彼らのお陰で今の仕事がある笑

つまりweb3.0のDAOは、これまでのweb2.0までの経済成長のテンプレートとは、少し異なる形をしている気がする。。独自トークンが発行できる点から、フィアット(法定通貨)での経済成長とは仕組みが異なるんだろうか?ちょっとそこは分からない。


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