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ワンタッチで楽器間のマスキングを減らせるVST「ClearMixer」をリリース!

ClearMixerは、ワンタッチで楽器間のマスキングを減らす、VSTミキサープラグインです。マスキングの少ないミックスをかんたんに行いたい方に最適です。2018/11/09の更新(v1.1.0)で、CubaseとStudio Oneに対応しました。最新版のダウンロード/購入は以下から行えます。

デモ版のダウンロードはこちらから

製品版のご購入はこちらから ($99)

なぜ、マスキングを減らすのか?

複数の音が同時に鳴ると、音を聴き取りづらくなることがあります。これをマスキング効果と呼びます。周波数帯域がかぶっていたり、タイミングが近い音同士で発生しやすいです。

ミックスでは、いろいろな楽器を同時に鳴らすので、マスキングが発生しやすいですが、周波数帯域のかぶりをけずって、マスキングを減らしてあげれば、聴きやすいミックスを作れます。

ClearMixerの売り1: ワンタッチでマスキングを減らす

ClearMixerを使えば、ワンタッチで16トラック間のマスキングを減らせます。

ClearMixerは、リアルタイムで複数トラックのマスキングを検知し、自動でリダクションします。固定のEQでは対応が難しい、特定のタイミングだけマスキングが発生するケースも、自動で対応できます。

ClearMixerだけでマスキングを排除しきれない場合は、後述のアナライザーや指標を駆使して、手動で調整することも可能です。その場合、調整は他社プラグインで行います。

ClearMixerの売り2: 超絶美麗なアナライザー

DRAnalyzerに搭載されているスペクトラム分布アナライザーの、マルチトラック版がついています。スペクトラム分布アナライザーは、周波数特性の瞬間値だけではなく、周波数特性の分布を可視化できます。ダイナミックレンジを確認するのに最適です。

干渉成分のみを再生する機能や、各トラックを強調表示する機能もついています。これらの機能を組み合わせれば、どのトラックのどの周波数帯域が干渉しているか、一目でわかります。

ClearMixerの売り3: 指標による客観的なミックス支援

ShareとInterferenceという、二つの指標を導入しました。

1. Shareとは?

Share(シェア)は、各トラックがどのくらいの割合を占めているかをあらわします。名前の由来はマーケットシェアです。あるトラックのShareが高いということは、そのトラックがちゃんと存在感を出せているということです。視覚的には、アナライザーで見えるスペクトラム分布の面積と濃度がShareに対応します (厳密には、各周波数帯域で他のトラックより上側にはみ出している部分の面積)。よくミックスを「ハコのなかに収める」と表現したりしますが、Shareをハコの中の体積として考えるのも、わかりやすいと思います。

ボリュームで十分と思うかもしれませんが、Shareはボリュームだけでは測れない小さい音の存在感を測れます。同じ小さい音でも、他の音に被られて聴こえないのか、遠くの音としてちゃんと存在感を出せているのかを区別できます。Shareを参考にすれば、大きい音と小さい音が同時に存在するような、奥行きを感じるミックスを作りやすくなります。

2. Interferenceとは?

Interference(インターフィアレンス、干渉)は、トラック間の音のマスキング度合いをあらわします。あるトラックのInterferenceが高いということは、それだけそのトラックが他のトラックをマスキングしているということです。

マスキングが少なすぎると自然界で聴く音と乖離するので不自然になるし、マスキングが多すぎると聴きづらくなります。Interference指標を参考にすれば、マスキングの量をコントロールしやすくなります。

これら二つの指標を参考にすることで、客観的なミックスが可能になります。

使い方

2つの設定方法があります。DAWごとに適切な設定方法が変わります。以下の表にまとめました。※エディションやバージョンが異なると表のとおりにならない場合があります。

ClearMixerSenderを使う方法は、ほとんどのDAWで利用できます。VST複数オーディオ入力機能を使う方法は、一部のDAWでしか利用できませんが、VSTの仕様に沿った方式なので、DAWとの親和性が高いです。

具体的な設定手順は以下にまとめました。

ClearMixerSender方式 (Cubase、Studio Oneの方はこちら)

複数オーディオ入力方式 (FL Studio、Reaperの方はこちら)

製品版とデモ版

ClearMixerには有償の製品版と、無料のデモ版があります。製品版はこちらから購入できます。デモ版は、機能制限はありませんが、定期的に無音が挿入されます。

デモ版のダウンロードはこちらから

製品版のご購入はこちらから ($99)

製品版のご購入&インストール方法

KVRのマーケットプレイスでClearMixerをご購入いただくと、シリアルが発行されます。シリアルが製品版の圧縮ファイルを解凍するパスワードとなっています。

手順

1. KVRのマーケットプレイスでご購入
2. 製品版圧縮ファイルを解凍するためのシリアル(パスワード)発行
3. こちらから製品版圧縮ファイルをダウンロード
4. シリアル(パスワード)で圧縮ファイルを解凍
5. install.batを実行 (VST2/3がデフォルトの場所にインストールされます)

注意事項

環境によっては動作しない場合があるので、かならずデモ版で動作を確認してからご購入してください。動作しない場合は、お問い合わせ先(後述)から、環境を教えていただければ、調査します。

PCスペックが低い

ClearMixerは比較的CPU負荷が高いです。無音ではないトラック数に比例して負荷が上がります。ご購入前には、実際にお使いになるトラック数で使ってみて、負荷を確認してください。

DAWが対応していない

ClearMixerSender方式で、ほとんどのDAWをカバーできるはずですが、動作しないDAWもあるかもしれません。かならずデモ版での動作を確認してからご購入ください。

参考動作環境

CPU: Core i7 2600

DAW: Cubase Essential 9.5, Studio One 3, FL Studio 11, 20, Reaper 5.26

OS: Windows 7 64bit

※ ブリッジ経由だと動作しません。ブリッジとは?: DAWの安定性を高めたり、DAWとビット数(32bit/64bit)のことなるVSTをロードするための仕組み

お問い合わせ

ご質問やご要望などあれば、以下の連絡先からお願いします。

メール: bakuagekun@gmail.com

Twitter: https://twitter.com/bakuagecom

質問箱(匿名可): https://peing.net/ja/bakuagecom


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