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VMagicMirror 公開5周年に寄せて

「個人開発がN周年になりました!」系の記事です。

前回(4周年)はコチラ。

そしてVMagicMirror自体の公開ページはこちらです。


謝辞

まずはFanboxで支援頂いている皆様、VMagicMirrorを使ってくださっている皆様に改めてこの場で感謝申し上げます。

お礼の一環として、直近のskebで依頼した私のアバター(Megumi Baxterちゃん)のリンクを添えておきます。お礼というよりskebの宣伝みたくなりますが…。

https://skeb.jp/@G_tsurius/works/80


開発の4年目~5年目で変わったこと

「開発の4年目~5年目」は節目なのかが怪しいタイミングですが、実際にはそれなりの変化がありました。


自分自身のこと: 開発に使う時間

率直に言って、開発に使う時間はこの一年で減りました

正業である会社員プログラマーとしての仕事のウェイトを上げていたり、結婚の前後で(姓の変更を含めて)それなりに時間を使っていたりしたためです。

それ以外でも、インプットとしてゲームとか普通に遊んどいたほうがいいな…と改めて感じて前よりは遊ぶ時間を増やしているのもあります。


この結果としてユーザー要望に答えきれてない感じがあるのはむず痒いところもある一方、時間が減ることにはメリットもあります。

短時間で集中して開発するほうが時間対効率は良くなりがちですし、そもそも喜ばれそうな機能開発って何という方向でちゃんと考えるモチベーションは前より増えています。結婚を良いことにユーザーインタビューとして奥さんにヒアリングする機会も増えてたりします。


界隈のこと: レッドオーシャン化

これは直近1年に限定しない話題ですが、デスクトップPC、とくにWindowsにおけるVRMのアバター表示ソフトは5年前と比べて結構なレッドオーシャンになってます。

各ソフトで用途に差がありつつ、とくに名指しすべきソフトとしてwarudoVRoomVRM ポージング・デスクトップあたりはアップデートにかなり精力的です。

ここに、より前からあるLuppet X (元Luppet) とか VSeeFace とか WebcamMotionCapture とかも加味すると、アバターが表示できること自体はバリューとして弱く、かといって出来ることを闇雲に増やしても「それもうUnity Editorでよくない?」となり得ます。とくに表情や手などのトラッキングの完成度で勝負するハードルはだいぶ高いです。


この状況に対しては対話AIを統合するとか楽器演奏に特化すると言った形で差別化する方向性があります。もちろん特化方向によっては既存ソフトが参考にしてきて食われることもありますが、それはそれです。

…で。

VMagicMirrorはどうかというと、デスクトップマスコットとして動かせるのが特化要素です。この観点での上位互換ソフトはまだないので、今のところ代替の効かないソフトと自負しています。したがって、アバター表示ソフトの界隈の様子は踏まえたうえで引き続きメンテは頑張るべき、というのが今の気持ちです。


お金のこと: 売上の大まかな変遷

過去にこういうnoteを書いた事があるので、売上の続報にも触れておきます。

結論から言うと売上ペースは従来より鈍化しています

これは買い切りスタイルでやっていて、かつ開発に割く時間が減ったならそういうものという話はあります。

また、前述のレッドオーシャンという観点から見ると2500円という価格が(ドネーション扱いであるにせよ)割高感があるのでは…とも思っています。

※価格の参考でいうとwarudoが無償、VRoomは有償版で1500円です。


とはいえ、私はVMagicMirrorの売上を生計のアテにしていないので、これで困ることは実はあんまり無いです。どちらかというと、売上をちゃんとskebとか3Dモデル作成とかのクリエイターに戻す使途で使い切れてないことを気にしています。

ちなみに直近1年で依頼したskebは6件でした。この記事を書きながら、もっとバシバシやっても良かったのでは…?と思っています。

https://skeb.jp/@agamemega/works/17

https://skeb.jp/@umtr_mn/works/26

https://skeb.jp/@ruu_bot/works/86

https://skeb.jp/@ub1mo/works/177

https://skeb.jp/@7name_/works/18

https://skeb.jp/@G_tsurius/works/80


まとめ

つらつら書いてたら記事の〆まで来たのでサクッとまとめますが、つまるところはこんなポリシーで6年目をやっていきます…という話でした。

  • メンテは続ける

  • 本当の開発初期よりは時間を使わないなりに頑張る

  • (特にデスクトップマスコットとして) 入れようとしてる機能が本当に嬉しい機能かどうか意識する

  • お金のことは気にしすぎない


時間どうこうの部分さえ除けば今までと地続きのことなので、無理のない続け方ができるのではと思っています。引き続きよろしくお願いします。


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