見出し画像

花冷えの野音

加藤和樹さんのアーティストデビュー15周年記念ライブに参加してきました。
セトリには正直う~~~~~んそうかとなりつつもハチャメチャに楽しいライブで、まさか15周年の締めくくりにあの憧れの野音に連れて行ってもらえるなんて夢にも思ってなかったので本当に感謝感謝の1日でした。
酔っ払った状態で臨んだライブなので、下記の内容は全て妄想かあるいは幻想を見ていた可能性がございます。
しかしながら、そんなライブの模様は来月5/29にフジテレビTWOにて放送されますので、ご視聴可能な方はぜひそちらで細部をご確認ください!

ピンク・キラキラ・WELCOME

いや~~心配してたけど晴れて良かった!!そして何より、無事に開催されて本当に良かった…!前日まで気が気じゃなかった。もし中止になったらどうしようって…。当日に和樹さんの元気いっぱいなツイートを見てどれだけ安心したことか…。

和樹さんにとっては13年ぶりの野音。
13年前は土砂降りだったそうなので(DVDでしか知らない)その時に比べたら今回はだいぶ過ごしやすかったのではないかと思います。
……が、とにかくめちゃくちゃ寒かった!笑
公演中はアドレナリンが出まくっているおかげかTシャツ腕まくりしても平気なほどでしたが、帰り道に地獄を見ましたね……冬並の気温だったので……。
土砂降りの野音に、花冷えの野音。
一筋縄ではいかない日比谷の空模様に、次の野音では一体どんな試練が待ち受けているのだろうかと今から期待が高まっています!(また絶対連れて行ってくれる気でいるっ)


「加藤和樹15周年の集大成を見せる」ということで、3部構成となっていた今回のライブ。
第1部は昨年新たな試みとして行われたピアノライブから、フッキーのグランドピアノ演奏とメッセージ性の強い楽曲を中心としたセトリが披露されました。

・オープニング曲はフッキーがこの日のために作ってきてくれたピアノソロ「祈り」。聞いていると精神が凪いでいくような、それでいてどこか厳かさも感じられるような、なんだか鎮魂歌のようでもあるなと感じました。(オタクすぐ鎮魂歌って言う)。
鳥の鳴き声や木々の擦れる自然の音に囲まれながら浴びる静かな曲調に、とても心が安らぎましたね。

・その後、グリーンのタキシード姿で現れた和樹さん。その色には正直驚きましたが、目にも優しく(?)とてもカッコよくお似合いでした。あと髪型!!リチャード(冬のライオン)のチリチリパーマが伸びてる!!という衝撃な。

・平和、祈り、愛、仲間…etcといったテーマが内包された優しい楽曲たち。もはや会場の枠を超え、日比谷公園中に響いていたのではないかというほどの声量で届けられた歌声が、酔った体に沁みわたりました。もうね、感情を歌に乗せて伝える力に長けすぎてるのよ。(オタク並感)
フッキーの情感たっぷりなピアノと合わさって、最高な時間が流れていました。

・ミュージカル「北斗の拳」より、トキの「♪願いを託して」
ここでトキ!!!?!?!?まさか聞けると思ってなかったのでめちゃくちゃ嬉しかった。トキ様を宿した和樹さんに、白ペンラでケチャ(祈りの儀式)出来たことは多分一生語り継いでいきます。趣旨とは違う感想を抱いている自覚はあるけど、超楽しかったんですよ…ペンラ振るの…。

・ペンラ話でいうと、「♪春よ来い」で会場全体が薄ピンク色に染まったのが綺麗だったなぁ…。自分は前方席だったのですが、この光景見たさに少し振り返ったほど。これだけでもペンラ演出採用して良かったね…と思いました。(色やタイミングの指示の多さにはちょっとシビアだなと思いましたが)
そうそう、会場を見渡した時思ったんですが、お客さんいっぱいだったね…!!コロナ対策で席を空けてる部分もあったけど、おおむね満員のように見えました。

・ピアノパート最後の曲は「ひとりじゃない」。いつも和樹さんが伝えてくれる、大切な言葉の一つ。この日も変わらず、優しく寄り添ってくれるように歌ってくれました。この曲のことはずっとノスタルジーな夕焼けが良く似合うアニメのエンディングテーマみたいだと思っていたので、ちょうど陽が沈みゆくような時間に、しかも屋外で聴けたのがすごく嬉しかったな……!ラストにピッタリな選曲でした!

そして第2部。9年前に活動休止した加藤和樹と伊達孝時によるユニット「JOKER」の一夜限りの復活。

重々しいギターの音色で繰り返される、デビュー曲「No.1」のワンフレーズ。バンドメンバーが次々に紹介され、登壇する。中には同じく9年ぶりの共演となる満園さん(ベース)の姿も。いよいよだ…。徐々に高まりゆく緊張とボルテージ。
そして満を辞してセンタードアから登場した二人を見た瞬間、頭が真っ白になって、自然と目頭が熱くなって、もう嗚咽を上げるほど泣いてしまった。最初、曲がなかなか頭に入ってこなくて、とにかくただその二人の並びが残影のように脳に焼き付いて、埋め尽くされた。もうその後の記憶がほとんどない。
この日をどれだけ待ち望んでいたのか、自分でもよく理解できていないらしかった。自分がこんな風に泣けるだなんて思ってなかった。
このコロナ禍で、一番叫び声を上げたい瞬間だった。
本当に本当に、再結成してくれてありがとう。

・「No.1」や「OVER」や「Fire Soul」といったTHE・JOKER!!!な楽曲はもちろんのこと、「challenger」や「ROCKING MAN」を歌ってくれたのも嬉しかったな~!
なんて言うか、「せっかくJOKERが揃ったんだから、みんなが聞きたいのはこれでしょ!!」ってところを抑えてくれたようなセトリ。最高だった…。

・和樹さんはピアノライブからガラっと表情も変わって、とにかくライブが大好きな気持ちと、また孝時くんと並んでJOKERできたことが嬉しいんだろうなーっていう気持ちが伝わってくるような満面の笑みで。だって「Pain」ですらにっこり笑ってたんだよ…!
孝時くんも、「いつ話が来てもいいように準備してた」とか、「楽屋でずっと泣きそうだった(泣くのは得意なので)」とか言ってくれて、それだけでもう胸がいっぱいでした。とにかく記憶がないので、もしかしたらこれは全部夢だったのではないかと今でも思っています。

成長したJOKERを見せてくれて嬉しかった。またいつでも再結成してくれていいんだからね。一夜限り詐欺、していきましょうよ!

最後の第3部は、お馴染みの加藤和樹&THE DRASTICSで。
ブルーのギラギラブルゾンで登場した和樹さん、めちゃくちゃ輝いてたな…(物理的な意味でも)。

・「WARNING」からの「LOVE GAME(愛染健十)」からの「こんな夜が俺は好き(ジャックザリッパー)」
自名義もキャラソンもミュージカル曲も混ぜこぜのセトリでカオスでした(笑)
けど今回はただでさえコーナーが3つに分かれてるので、このごちゃまぜスタイルの方がすんなり歌が入ってきやすくて良かったなと思う。流れるように曲が移るから、集中力も途切れず楽しめました。

・フルバンドによる生演奏のラブゲ、何気にめちゃくちゃ貴重だと思うので、まだ和樹さんのソロライに行くのはちょっと…とお思いのBプロオタクさんにもぜひ体感してほしい。

・「こんな夜が~」、ペンラ振りたい欲がJMFの頃から続いていたので、今回やっと振れて大大大満足でした。めっちゃロックで、ジャックというより加藤和樹歌唱のそれだったのも最高に合ってた。放送でじっくり見たい。

・ステージの地べたでうろうろする虫さんに語り掛ける和樹さん
和樹「きみもライブに来たかったの?」
と言いながら踏まないように逃がしてあげる和樹さんが可愛すぎた。37歳ですよ…!!!!!!!!なんていうか、こういう感性が好き。

・15周年怒涛のメドレー
いや〜〜これねぇ〜〜。短い時間で沢山の曲が聞けてお得ではあった。けど、そこを切り取るかぁ〜とか、この曲はフルで歌詞を伝えて欲しい〜とか、思わなくはなかったですよっ。
まぁでもお祭りなので、こういうのもありかなと。10周年の時もあったし。
ただ、あのcon・fu・sionキャンセルは何だったんですか!!????!?ww
爆笑してしまってウルワーになかなか移れませんでした

・Vampire
あらゆる歌がメドレーに集約され切なくなっていたところで、突然暗闇の中和樹さんがマイクスタンドを背に担ぎだしたのが見えて無我夢中でペンラを赤にしました。何度噛んでも味わい深い演出。痺れた…ッ!!

・アンコール1曲目 「Shining Rord2021」
最後の最後に歌うと思っていたのでびっくりした。(アンコは2回あると周知されていたので)
和樹さんの心境などの変化によって歌詞も節目節目で変化していくという、歴史を感じられる曲。もう、加藤和樹を表した一曲ですよ。
13年前の野音のライブタイトルも「Shining Road」だった。まだ新人だった2007年頃にこの曲が作られていなければ、今のこの節目の感動も無かった。
和樹さんの一歩一歩が着実に積み重なって今がある。そしてその道はまだまだ先に続いていて、きっとそれは輝かしい未来に繋がっている。そう信じさせてくれる曲。私も大切に聞いていきたい。

・アンコール2曲目 「また明日」(新曲)
「最後は俺とみんなで締めくくりたくて」
バンドメンバーが全員退場した後、少し照れたように一人アコギを抱えていた和樹さん。この日の為に作ってきてくれたという新曲は、みんながまた明日笑顔で過ごせますように、心が晴れますようにと、1日の終わりに苦しみや悲しみをその手で取り除いてくれるような温かい曲。絵本の読み聞かせのように優しくて、子守歌のように安らかで。お布団の上からぽんぽんしてくれてるようなリズムですごく落ち着くなぁと感じた。
生きていたら辛いこともあるけど、ほんの1日、些細なことだよ、俺が君の幸せを願ってるよ、って寄り添ってくれる。なんて心強いんだろう…って涙が出そうになった。これまでも、ファンのみんなを応援してくれる曲はたくさん作ってくれたけど、この曲が一番心の奥深くまで浸み込んできてくれたというか、一番刺さりました。
こんな素敵な曲を作ってきてくれて、さらには弾き語りまでしてくれて、感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。日付が変わってすぐ配信してくれたこの曲、毎日寝る前に聞きまくっています。

本当に、とっても盛りだくさんで楽しい15周年イヤーでした!!!!
これから先も、この野音に負けないくらい素晴らしい景色をたくさん見ていきたい!!!
これからも応援させてください!!!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?