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詩のようなもの

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ときどき詩のようなものを書きます。絵や写真とともに、こころに形を与える作業の記録です。よかったらご覧ください。
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2020年7月の記事一覧

ソバニ色

「よくやった」だなんてイライラする 一人でやれても意味がないんだ 勝手に死んじまいやがって 涙を吸ったティッシュを ひねりつぶして硬くして 君にぶつけてやる 「ごめん」と謝るぐらいなら 苦しいって言えよ 格好なんてつけるなよ ホントに悪いと思うなら ずっと俺のそばにいろ 俺が死ぬまでそばにいろ 詩と写真:漠(ばく) 今日、森の奥に住む上級魔法使いに会いに行った。 僕が覚えたての魔法「セキララ」を使うと、その人は隠れている感情に光をあて、痛みを共有する魔法「ソノヴァ

ひらり

風にゆれるワンピース おだやかで、やさしくて ふわりと風に舞う にわかに湧き上がるオソレ ひらりと身をかわす 赤はアネモネ 通りすぎる風にさようなら 詩と絵:漠(ばく)