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とあるゲイカップルの日常

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オッサンとの日常をセキララに語る日記。
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2020年8月の記事一覧

海のような空

夕飯を食べながら、パートナーであるオッサンの仕事のグチを聞いた。どうしたらいいんだろうと言うから、システム論的な解釈と提案をした。 僕が仕事のグチを話すと喧嘩になるけど、オッサンが仕事のグチを話しても喧嘩にはならない。 なんだか不公平な気がするけど、仕方がないと最近はあきらめている。完璧な人などいないから、完璧なパートナーなどいないのだ。僕の仕事のグチは、同業者相手にグチるのがいいのだろう。

オッサン緊急入院の巻

夕方、パートナーのオッサンから電話の着信があった。メールも入っていた。なんだろうと思ってメールを開いたら、入院したという。腹が痛くて救急車を呼んだらしい。 夜、仕事を早めに切り上げて帰宅して、ワンコを散歩に連れていき食事を与えてから、仕事着のまま病院へ入院手続きに行った。 病院はコロナのせいで面会禁止。なんと…コロナの影響をあまり気にせずに生活していたのに、突然コロナ禍に突入してしまった。 受付でオッサンとの関係を聞かれた。 「家族の方ですか?同居の方…ですか?」 『

遠くで雷がなっている

前回の記事のつづきというか、後日談です。 結局、パートナーのオッサンは救急で入院した翌日に退院しました。 CT撮ったり血液検査したり、色々やってもらったけど激しい腹痛の原因はよく分からなかったそうです。胃が疲れてるとか荒れてるらしい…とのことでした。 タクシーで連れて帰ると、昨日は一日中寝てました。時々寝室に様子を見に行くと、グッタリしたまま「延命処置はとらないで…」などとぬかすので、少し回復してきたことが分かりました。 ようやく起き上がって少しだけ軽いものを食べたの

スコトーマおじさん

パートナーのオッサンの腹痛は、どうやら急性膵炎(すいえん)だったことが分かった。立っていられないほど痛くて、放っておけば重症化して多臓器不全で死ぬらしい。酒飲みに多い病気だ。 救急で運ばれた病院の対応がナゾだらけだったので(診断結果: 食べ過ぎか胃炎)、今日セカンドオピニオンを求めて他の病院を受診して判明したのだ。今日処方された膵炎の薬を飲んでしばらくしたら、さっそく痛みが引いてきたそうで。 この3日間、仕事が手につかなかった。グダグダしたりドラマとかドキュメンタリーを見

打ち水つながり

今朝、パートナーのオッサンに代わって水やりをしていたら、隣の家の前の通路が濡れているのに気づいた。 打ち水だ。今まで気づかなかったのはなぜだろう。 仕事で家を出る頃には乾いてしまっているからだろうか。それとも、路地が濡れているのに気づかないほどに、心ここに在らずの状態で家を出ているからだろうか。 真似して自分も家の前に打ち水をしてみた。空気が心もち涼しくなっていく。 近所の路地をのぞくと、打ち水をした跡のある家が何軒かあった。 僕の家と隣の家が、水を打った道でつなが

距離

パートナーのオッサンの機嫌がまた悪い。 好きなことも仕事の愚痴もオッサンに話す気がなくなっていくのが悲しいけれど仕方がない。パートナーだからといって、すべてを話す必要も理解してもらう必要もないのだ。残念だけど仕方がない。 明日オッサンは家の掃除がしたいそうだ。僕は面倒くさくてたまらない。さささと終わらせて、距離をとって過ごすか。

クッキーとオッサン

今日は家でクッキーを焼いてみた。これもずっとしたかったことだ。 とりあえずオーブンの説明書に載っていたレシピ通りにやってみた。ちょっと変えたのはアーモンドスライスではなくて、くだいたアーモンドを使ったこと。 写真はオーブンから取り出したところ。不格好だけど、初めてにしては上出来だ。くっついたりしてるけど、いい色に焼けて香ばしい。 でも…味はなんだかイマイチだ。材料費をケチって、スーパーのプライベートブランドの安い小麦粉を使ったのがいけなかったのか。分量は間違っていないは