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オッサンと見た映画や本

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オッサンと2人で見た映画や本の記録です。
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夏彦

落合恵子が1990年に発表した小説「偶然の家族」の主人公の名前は夏彦という。 夏が好きな自分は、この夏彦という名前をうらやましく思う。 Amazonの書評はあまり良くないけれど、ゲイカップルが主人公で家族をテーマにした作品として、僕は読んで良かったと思っている。 小説の内容とはあまり関係なく、自分が夏彦という名前だったらと想像し、そうだったらいいなと思う。 年がら年中、夏彦と呼ばれたら、どんな感じだろうか。パートナーが夏彦という名前だったら…なんて思う。 僕は夏が本

境界を引きづらい人へ

人から勧められて「結局、自分のことしか考えない人たち: 自己愛人間への対応術 (草思社文庫)」を読んだ。 心理支援のバイブルに違いない名著だと思います。 頑張りすぎちゃうあなたにぜひ読んでもらいたい。

こんな夜更けに映画かよ

昨夜はオッサンと家で映画をみた。 ぎくしゃくした関係がもとにもどり始めた日曜の夜は、映画をみるのがちょうどいい。 観た映画は、筋ジストロフィーを患う主人公、鹿野がボランティアの手を借りながら「ワガママ」に生きる姿を描いたものだ。 ラストシーンで鹿野が友人に放った言葉がこころに響いた。 できる男ぶるのもたいがいにしろよ。 人はできることより、できないことの方が多いんだぞ。 そういうとこ、本当にきらいだよ。 これはセキララの魔法じゃないか。 人はツヨサではなく、ヨワサ