『香水』はじめて聴く


『香水』がすごい流行っている。

『lemon』のときもそうだったけど、曲はなんか気づいたら完全に流行っていて、知らん間に流行歌金字塔になっている。

lemonは去年の紅白とかで聴いたしウェッ音がおもしろいのとかも分かる。これはかなりくわしいと言える。対して香水はドルチェのやつが出ることしかしらない。言われてみると数ヶ月前からドルチェアンドガッバーナの言葉をよく見かけるようになっていた気もする。あの頃から流行り始めていたのか?香水にも下積み時代はあったのか?

むやみに内省的な文章を書くのは目的でなく、今日の本題は香水を聴いてみることです。一度聴くと「聴く前」は失われてしまうので、その前にたぶんこんな感じだろうというのを書いておくのだ。

・『香水/瑛人』という名前からモノクロの服を着た細身でむやみに清潔感のある男を想像したが、思ったより骨太そうな顔つきをしていた
・さすがにアップテンポの曲ではないと思う
・たぶん失恋している気がする
・ドルチェアンドガッバーナの匂いが分かれた恋人の記憶と不可分になっていてふとした拍子に思い出すのだ
・昨日デパートの1階に行って、あらゆる化粧品売り場と無縁だなと感じた
・案内カウンターの人に駐輪場への道を訊いたら「あのシャネル…あ、輪っかが2つのお店のところを…」と言われた。やさしい
・シャネルくらいわからァと思ったが、わからないな
・いま改めてググったら確かに輪っかが2つだった。
・デパートの1階でドルチェアンドガッバーナは買えるのか?ドルチェはなんか菓子だがガッバーナは何?
・流石にこれだけ重用されるとなると、サビのすごくいいところで出てくるフレーズなんだろう。『きみのドルチェアンドガッ (溜め) バ〜ナァア〜〜』みたいな感じだ。


十分量の偏見をチャージしたので、聴いてきます。



聴いてきました。いい曲ですね。
思ったよりは明るい曲調だった。声が高いことを明るい曲調だと捉えてしまっている?
『君のドルチェアンドガッバーナ』は合っていたけどガッ (溜め) バーナじゃなくてガバーナーだった。悔しい。あと2019年の曲なんですね。けっこうな時間が経ってハジけたんだ。

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スマホのスクショなので横幅が窮屈でもうしわけないんですが、おすすめでサジェストされる人名がことごとく短くてなんか面白かったです。『瑛人』もかなり短いしな。

名前は短い方がいいのかもしれないけど、ひらがな3文字とかの名前はパイの奪い合いになりそうなのでたいへんかもしれません。「らもぎ」とかは終盤まで余るでしょう。他に倍率の低い名前として、ぱかな、さふろ、あびが等。

恋愛の歌とじぶんの人生に重なるところが少なく、歌われている機微はよくわかりませんでした。でも失恋の歌というのはいい線いっていたきがします。

毎日聴く曲にはならないけど、とりあえずこれで香水/瑛人をコスるインターネットおもしろ発言は楽しめるようになったと思います。満足しました。次回は『紅蓮華』でこれをやります。それではまた明日。

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